藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
いろいろな日々の話題をご紹介しています。

こんな学び方も

2014年09月29日 | ピアノレッスン
夏ごろよりレッスンに通われているMさん、
定年を待たずピアノを始められました。
お若いころに少し楽器の経験があるものの、ピアノは初めて。
基礎からしっかり納得して身に着けたいというお気持ちをお持ちで、
毎回テクニックの基礎をしっかり練習していらっしゃいます。

何か曲を弾かないとピアノを弾いている面白さも半減…と思われる方が一般的に多いのですが、
たった1音をどう奏でるのかということが、突き詰めていくととても面白いのです。
ピアノは自分の体を使って直接楽器に触って演奏します。
そういった点ではスポーツに通じる所もあり、
楽器からいかに美しい音を発生させるかという点では力学のようでもあり。

体や指に無理な負担を強いることなくピアノ演奏に最適な動きを身に着けることは、
この先ずっとピアノを気持ちよく弾き続けられることにつながります。
老いてゆくことは誰しも避けられませんが、年々上達する楽しみを満喫できたら素敵です。
それに、がんばって練習したのに、そのせいで故障してしまったという残念な事故を防げます。

1音から2音3音へ、
より滑らかなレガートの歌い方とは、
適材適所スタッカートの様々な弾き方、
指と手と腕と上半身の連動は、

これらを上手に使って、心の赴くままに名曲を奏でる。。。
贅沢で至福のひと時です。


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