藤井祥子のいろいろ

ピアノ&ヴァイオリン教室・飼い猫のルイ…
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いろんなときがあって当たり前

2015年10月03日 | ピアノレッスン
ググッと伸びる成長期があります。、
逆に、努力をしているのになかなか力につながらない停滞期もあります。

あの時はあんなに上手に弾けたのに…、
頑張ってないわけではないのに、なんだか最近パッとしないなぁ。
一生懸命練習しようと思っているのに、自信が湧いてこなくて集中できないの…。
子供自身の言葉を代弁するなら、こんな感じかもしれません。

あんなに好きだったピアノが嫌いになっては大変!
頑張りすぎたから、もしかして燃え尽きちゃったのかしら。
傍で見ていると、そんな心配すらしかねません。

けれどこの症状、時々あるのです。
一般的に言うならば成長の停滞期。
つまり心の器は小さいままなのに、沢山の栄養を注ぎ過ぎて溢れちゃっている状態です。
頑張りすぎた弊害でもなければ、ピアノが嫌いになってしまう前触れでもありません。

子供の成長はとても多面的です。
身体の成長、知力の成長、心の成長。。。
いい経験をたくさん積んで、いろいろなことに挑戦して、
こんなに盛りだくさんに栄養を取ったのに、それを受け入れる心の器が育っていないと溢れてしまいます。

でも大丈夫。
背が伸びる瞬間、足のサイズが大きくなる瞬間がいつなのかわからないように、
心の器が大きくなる瞬間もわかりません。
けれど時期が来れば確実に大きく育ちます。
今溢れているすべてのことを簡単に受け入れて、さらに貪欲になれる時がちゃんとやってきます。
それまでは心の成長待ち。

心の成長待ちに入った生徒、あんなに絶好調な時があったのに…と、今はとっても不安だろうな。
でも、そのままでいいよと言ってあげたい。
自分を責める必要もまったくないし、しょげることもありません!
だっていつも一生懸命成長してきたのだから。
こんなときこそ、新たな成長を楽しみにでんと構えて、子供らしく伸びやかに笑って待ちましょう!

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