音色が変わった！

小3Tちゃんと小4Rちゃんのソルフェージュレッスン。
沢山のパートを聞き分ける耳を育てたいと、
ピアノ伴奏も自分で弾く視唱課題に取り組んでいます。
と書くと、専門的でよく分かりづらい言葉になってしまいますね…笑

ピアノは他の楽器とちがい、
伴奏もメロディーも、その他メロディーを飾る部分まで、1人で演奏します。
そんなフクザツな楽器他にはありません！！
弦楽器にしても管楽器にしても、大抵はメロディーを演奏しますし、
何人かでアンサンブルするときは伴奏部分やメロディー部分を手分けして演奏するのが普通です。
ピアノは鍵盤の上を猫が歩いても音が出る簡単そうな楽器ですが、
上手に弾こうと思ったら実はかなり高度な能力が必要なのです。

左右の手を駆使して沢山の音を演奏するピアノは、
その音が全部自分で聞こえていないといけないわけで…。汗
つまり耳は10人の話を同時に聞いたという聖徳太子のような状態なのです。
そこでたくさんのパートを同時に聞き分けることが出来る耳を育てることが肝心です。

さて、この練習を始めた2ヵ月前、
TちゃんRちゃんとも正しい音で歌うのも大変、
弾いているピアノ伴奏も途中で音が行方不明にというありさまでした。
(これは当然のことです。それだけ難しいことなのです。)
ところが今日のレッスンでは、2人とも明らかに上手になっています！
歌声もピアノの音色も、素晴らしく美しい音色に変身しています！

たった2ヶ月でこれだけ変化するなんてスゴイ。
ソルフェージュ能力は、少しでも小さい時期の方がグ～ンと伸びるのです。
音大受験を見据えた中高生になってからでは、
きっとこの10倍以上の努力が必要で、
上達ぶりもこの数分の一になってしまいます。
小学生の間にソルフェージュ能力をつけてしまえば、
その後練習するすべての曲がスイスイと栄養に変わってくれます。

やっぱり能力を磨くのは小さいうちがイイ！
2人の上達ぶりが証明してくれました。