抱負

年の初めにあたって、お決まりの今年の抱負を考えてみたりしています。

20代の頃は、ずいぶんと沢山のアクティブな抱負がありました。
言ってみれば「変わりたい願望」です。
頑張り屋だったと言えば聞こえはいいですが、
自分自身のあれにもこれにも納得がいかず、
どうにかならないものかと暗中模索、年中もがいていました。笑

そのころと比べて今はずいぶんと「変わりたい願望」は少なくなりました。
なぜなら今のまま大切に育てたいものが増えたから。
片っ端からひっくり返したいなんて言う欲望は影をひそめ、
ずいぶん穏やかになったなと自分でも思います。
攻撃的でないぶん保守的かというと、
来るもの拒まずの気持ちは、昔と何ら変わりありませんが。

あのころと比べると、世の中良い悪いで判断できないことだらけだと、
身をもって知りました。
それに、現実の結果にくらべて、
最初に思い描いた自分の想像なんてたかが知れていることも。

最近では強さや一時の頑張りや劇的な変化よりも、
心のしなやかさや、続けることを楽しみ見守る持久力を持つことに魅力を感じます。
流れを受け止め身をゆだね、状況に合わせて最善を尽くす。
ですから、今年の抱負はそのために惜しみなく自分を耕しておくことでしょうか。
そうやって作り上げた未来は、きっと想像以上に面白いはずですから！

真っ青な冬空の下、
川沿いの道をウォーキングに出かけました。
河川敷の桜はびっしりと芽をつけていました。
空も川も木々も、ただそこにあるだけで優しかったです。