新潟カウンセリング研修センター

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❝びっくり„ は、どこから

2018-01-19 08:48:40 | 私の声
 過日の大雪には、びっくりした。まだ夜明け前のテレビのスイッチを入れると、電車が動かなくなり乗客が車内で一夜を過ごしたと言うのだった。夜が明けて外を見るなり、昨日までの風景が一変していた。庭木は今にも折れそうに雪を抱えていた。少しでも雪を払いのけようと近づこうとするが、足がすっぽり埋まり進めない。以前住んでいた所では当たり前のような冬の風景だったが、ここに住まってから、このような雪に見舞われたのは、今回が初めて。天気予報の雪のマークがあっても降雪のないのにはびっくりし、今回は降雪があってびっくりした。降っても降らなくても、びっくりになる。
 自然の条件が関係し合い降雪になっているであろうことは承知しているが、それでもびっくりになるのだから、おのずとびっくりに関心が向いた。この身は、外部の科学の知識・説明では納得できないようになっているようだ。どうやらこれまでの身になっている体験が、びっくりの相(すがた)になって表れくる。いわゆる「思い込んでいた」が明かされて。降ると思い込んでいら降らなかった・降らないと思い込んでいたら降ったのだと。頷けられる。この度の雪にびっくりし、思わぬ宇宙からの贈りものだった。思い込みは宝だ。思い込んでいるままでは気づけない。思い込んでいたんだと、思い込みになった・気づけたとき、この身に慶べるものに変化(へんげ)する。
 明日は県内の教師の定例の日本学校教育相談学会がある。「『いじめ』の対応とは」で私の時間が設けられている。単なる私の思い込みではないところの、真理・確信と言ってもいい見通しを伝えないではいられないためだ。