「やればやるほど分からなくなる」は、この度のノーベル賞受賞した大隅氏のことばにあった。そして、「何かが分かったら必ず次に新しい疑問がわく。サイエンスはゴールがない。」と。これまでの私の歩ませていただいてきた、そしてこれからの歩ませていただいてゆく人生の歩みに照らされて、頷かせていただいている。まさに人生そのものだ。そのことばのところに、自身の身を任せられるかに、ひとえにかけられるかであろう。大概は目先の出来事の原因を探そうとし、そして原因と思ったことを取り除こうとして躍起になる。そこに終始しているところでは、エネルギーになっていかないばかりか、苦悩は深まりを増していく。オートファジィ(自食作用)になっていないからと言える。ゴミ(原因)と思ったものを取り除こうとするのではないのである。一見してゴミと思えるものは、実は宝だった。栄養が宿され、栄養になるできごとを、転生とか昇華と言うことばで先人は伝えているではないのか。「やればやるほど分からなくなれる」歩みをさせていただこうではありませんか。身ではすでになっているところに、学ぶことを一人ではできません。人間よ、共々に学ぶんだよ!と細胞に教えられている。今はここでひとまず・・・
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