脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

脚色

2024年06月08日 | 三代目は見た
ユーチューバーと知り合いになり、裏事情も分かってきた。
考えてみれば「閲覧、視聴回数」は有限である。
テレビと同じとは言わないが、一日の視聴時間が同じであれば、何かを見れば、何かを見ないという事になる。
「以前は毎日見ていたのになぁ」というチャンネル、カテゴリーに見向きもしなくなった経験もあるだろう。

知人は「基準は10万再生」と言っていた。
10万を超えると安心できて、足りないと焦る。
足りない時は、すぐに次の動画を用意しておく。
そうなると、時間軸にズレが出てくるので、話を聞いた5月段階でも「炬燵が片付けられない」と言っていた。
ストーリーが繋がらなくなるという話だ。
(だからか、人気チャンネルの室内は殺風景という程に家具やモノが無いのか)

この基準はそれぞれだと思うが、営業成績で考えると分かりやすい。
売上と順位。
一度でも上位になってしまうと「落ちるのが怖い」となった経験もあるだろう。
が、順位にこだわらず、マイペースでできる人もいる(内心は分からないが)

知人は、「良い動画は起死回生で貯めてある」そうだ。
再生数が伸び悩んだ時に回復の一手として出す。
経営、経済と同じだ。

そんな中、ある人気チャンネルで「起死回生」を見つけた。
やはり再生数が伸び悩み(と言っても、すごい数字だが)テコ入れを行ったのだろう。
が、脚色が酷い。
事情を知っている人にすれば、嘘で固めた脚本である。
「ナンパした美女」が、実はギャラを払って用意した女優だった、こんなイメージだ。

だから「ナンパした」に矛盾が出る。
偶然会ったハズなのに、年齢を知っている。
偶然会ったハズなのに、食の好みも知っている。
偶然会ったハズなのに、昔話もできる。
(たとえ話である。念のため)

結局、最初は珍しい話題だと食いつくだろうが、どんどんボロが出てきて客が離れる。
そこに焦りが出てきて「実は彼女が大病を」とか「海外留学に」なんて事にして、この話を切り捨てる。
別れの感動的なシーンで再生数を稼いだら、あとは燃えカスしか残らない。

今、そのチャンネルは「それなりに」再生数が伸びた(回復した)
勝手な推測だが、この数字はせいぜい2週間で途切れるだろう。
いや、「それなりに」にユーチューバーが納得していなければ、さらにテコ入れ(脚色)をするだろう。

敢えて脚色として、狂言とはしない。
が、同じ意味だと理解して欲しい。
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