脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

建具屋という商売 10

2016年02月23日 | 経営
これで最後です。

日々、技術を磨いていく道もあります。
建具屋でも、そういった職人さんもいらっしゃると思います。尊敬します。

私の場合、というか、脱サラで一人親方になる場合は、技術を追求する道は難しいと考えています。
だから「ムリ」という事では無く、そういう人が選ぶべき方法は「頭を使う」だと思います。

ネット通販、ホームセンターで色々手に入ります。
知識も集められます。
これは一般のお客様でも同じ条件ですが、さすがにお客様は毎日調べていませんから、そのお客様より知識を増やすには「可能な限り毎日」情報を仕入れる必要があります。

その為に「不思議だ」とか「これ、何だろう?」と感じる必要があります。

現場に行った時、お店にはいった時、常に「何だろう?」と感じるようにアンテナを張っておく、そして調べて、自分の頭脳に蓄える、資料を作る。
仕入先を作っておく。聞かれる前に全て準備をしておくワケです。

これで臨機応変に対応する建具屋が成長していきます。
まぁ、日々更新されますから、完成はしないんでしょうけどね。

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建具屋という商売 9

2016年02月23日 | 経営
今、活躍できる建具屋は『臨機応変に対応できる建具屋』だと思います。
自身の活動でも感じます。
さらに突き詰めると『提案能力』も求められていると思います。

弊店にくる依頼の中に「お客様が〇〇として使いたいんだけど」と、要望だけがハッキリしていて、仕上げに関しての指示が無いケースが多くあります。
私が、要望に合わせて数パターンの提案をして、そこから選び、細かい事を詰めていくやり方です。

ここに、臨機応変の対応、提案力を発揮します。

その為に必要なのは何でしょう?
技術はもちろん大切です。

私は、情報力が重要だと思っています。
商品知識、施工例、全て頭に入っているのが理想です。

今はネットで何でも調べられます。
なので、情報を集める事は容易です。
それを「やるか! やらないか!」です。

続きます
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建具屋という商売 8

2016年02月13日 | 経営
今、求められている建具屋は、大きく分けて3つだと思います。

1.優れた技法で立派な建具を作れる建具屋
2.臨機応変に対応できる建具屋
3.とにかく早くて安い建具屋

1は、お客様の要望に合わせて作る事が可能ですから、他社、他店で「ムリ」となった仕事をもらえます。そうなると、価格は『イイ値』ですね。羨ましい。。。

2は、「こんな事できるの?」「この商品は何?」という、お客様の要望に応える事で、主にリフォーム市場で活躍できると思います。

3は、いつの時代でも、どの分野でも求められますよね。ただ、競争が激しいですから「3で活躍したい」と思う人は少ないと思います。生き抜くために3を選ばざるを得なかったという事ですよね。

さて、選びやすいのはどの分野でしょうか?

1は、今すぐになれるものでも無いですし、良い指導者に恵まれる事、設備投資も必要かもしれませんから、だれでも目指せる道とは言えないかもしれません。

3は、先に書いた通り。安定的、継続的という経営からは離れるかと思います。

続きます。







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建具屋という商売 7

2016年02月13日 | 経営
私が考える建具屋は、材料費込みで請負タイプ(以降A)です。
手間請け(以降B)では生き抜けない時代だと思います。

将来Aになる事を前提にBで腕を磨く、人脈を増やすのであれば良いのですが、Bで行き詰ってからAになるのは厳しいです。
要は目標の置き方だと思います。

Aであれば、自分自身で仕事を開拓する事ができます(というより、求められます)
時代の変化、要望に応じて臨機応変に対応すれば、生き抜いていきます。
Bも、臨機応変に対応する事が求められますが、やはりAに依存していますから、共倒れのリスクを負う事になります。

こうなると、建具屋として生業を立てるのであれば、Aを目指すべきだと思います。
なので、見習いで腕を磨いた→建具屋で独立は、ちょっとリスクが大きいです。
腕を磨くことはもちろんですが、仕事の請け方、仕入、そして「求められている建具屋」を知る必要があると思います。

続きます。
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建具屋という商売 6

2016年02月13日 | 経営
さて、繰り返しになりますが、Aは工務店やハウスメーカーから仕事をもらう請負になります。
対してBは、建具屋から仕事をもらう請負になります。

そうなると、Aが行う営業活動は、工務店などに向けたもの。
対するBは、建具屋に向けた営業になります。

Aは、工務店などが必要とする建具屋になれればOK。
価格なのか、仕事内容なのか、技術なのか、これは相手によって違います。
Bは、その建具屋(A)に「技術と価格」で売り込む形になります。

もし、「腕で勝負したい」と考えているなら、迷わずBを選ぶべきだと思います。
いろいろな建具屋から請ける事で、腕も磨かれますし評価基準も分かります。
「自分では腕が良いと思っていた」という思い上がりも正せるかもしれません(私の事です)

ただ、請負先のAの経営状況により、どんなに腕が良くても仕事が無くなるかもしれません。
Aの営業力に依存する経営になります。
もし、仕事がなくなった時、次のAを探しますか?(探せますか?)
これを考えておくべきです。

続きます。






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