脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

昨年の決算報告 交通費

2017年02月22日 | カネ(笑)にまつわる話
売上減→交通費減とはいかないのが難しいところです。
建具を1本運んでも、20本運んでも、交通費は変わりません。
(ガソリン代は多少違うと思いますが、交通費とは別項目にしています)

それと、自身の油断があるのですが、一昨年くらいから、高速や有料道路を使う事に抵抗がなくなってしまい、多少の距離でも高速に乗ってしまうようになっていました。

ここに大きな落とし穴がありましたね。

高速代が、片道700円(往復1.400円)使う場所の現場を「高速を使わない」とすれば、単純に¥1.400-利益が出ます。
700円程度の場所ですから、高速を使っても、到着時間に大きな差は出ません。せいぜい30分というところです。

儲かっていると「30分あれば700円以上稼げる」という判断をします。
忙しければ、30分であっても貴重な時間です。

が、昨年は、そんなに慌てるようなスケジュールはなく、のんびりできる時間も多かったです。
なので、もっと節約できたはず。

大きな反省です。

交通費に限った話ではありませんが、経費の無駄遣いというのが利益減になるというのは当然なんですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨年の決算報告 消耗品費

2017年02月19日 | カネ(笑)にまつわる話
売上が厳しかった昨年。
青色申告、確定申告をまとめていくうち、内情が分かってきました。

何度か書いていますけど、売上が減ったという事実。
ただ、粗利益に関しては大きな落ち込みではありません。

と、思っていましたが、実情は違っていました。

私の場合、おおよその売上計算を毎日行っています。
売上(販売価格)-仕入(材料費、消耗品費)=利益という計上です。

ここで出てくるのが「消耗品費」です。
釘、ビス、ボンドなどが該当しますが、イチイチ使った分量を計算する事は面倒ですから、仕入れ値の5%を消耗品費として計上する方式をとっています。
この消耗品には、工具の費用(壊れたり、買い足しするもの)も含まれます。

通常の年は、5%で計上すると、かなり余る計算です。
年間500万円の仕入れをすれば、25万円の消耗品費を計上する事になりますが、工具が壊れたりしない限り、実際には3~4万円程度です。
そうなると、数十万単位の誤差が出ます。

昨年については、売上が少ない=仕入れも少ないという事になりますから、消耗品費の計上も少ないという事になります。
が、思った以上に消耗品を使っており、工具の買い足しもありました。
計上した消耗品費の全てを使い切った状態です。

毎日行っている売上計算から、数十万単位の誤差があったという事。
まず、これもサイフが軽くなった要因です。

別の要因は改めて書きます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家具屋に学ぶ

2017年02月15日 | 経営
建具業界に近いものとして「家具業界」があると考えます。

家具にも色々あって、高級家具、輸入家具、大量生産の廉価品などなど。
家具職人も「努力せずに食べられる時代」ではなく、廃業する家具屋も少なくありません。

でも、それなりに若者が入っていて、若い女性も興味をもっている業界でもあります。
職人が枯渇するリスクは少ないように感じます。

建具業界と同様に、大量生産の量販店の存在があり、海外からの輸入品もあります。
収入面で、左団扇という事は無いと思います。
さらには「明確な目標設定(=独立に向けて)」という点。
みんな、独立したいのかな???
独立は少数派のような気がします。

同じような工具を使い、同じような作業。
でも、何かが違う。
学ぶべき点が多いように感じます。

と、偉そうな事を言いながら、私が若者を育てているわけでも無く、雇う気もなく、、、、

自分が生き残るために、どうしたら良いか?
他力本願な部分を、どうやって解決するか?

ここに絞って考えてみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魅力のない業界?

2017年02月15日 | 経営
建具業界に若者が少ないという現実。
同じ建築業で、同じ木材を扱う「大工」は、それなりに若手も入っていて、比較的スムーズに世代交代がされているように感じます。
技法、手法に変化があり「最近の大工は、差し金も読めない」「階段の墨付けが分からない」「刃物が研げない」など、熟練の職人からすると疑問符はつくかもしれませんが、それでも大工は育っています。

建具屋は?

若者が入らない原因の一つに「業界としての魅力が無い」という点があると思います。
それが、収入なのか、やり甲斐なのか、魅力にも色々あると思いますが、その魅力が乏しい=新人は興味を持たないという事です。

でも、私が考える建具屋は、それなりに魅力があります。
が、その魅力のほとんどが「独立後に感じる魅力」ですので、どこかの建具屋の従業員であれば、魅力は少ないと思います。

いきなり独立は不可能ですので、独立を目指した「明確な目標設定」ができるかどうか? ここが重要だと考えます。

ここで問題が「明確な目標設定できる若者が、建具屋を目指すのか?」

う~ん。。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近い将来、当店にも

2017年02月15日 | 経営
D建具が廃業した最も大きい要因は「高齢化」だったのではないかと推測しています。
「あと何年で引退だな」という職人だけであれば、無理をしてまで事業継続はしません。

建具業界は、ほかの職人業界以上に高齢化が進んでいるのでは? と感じる時があります。

家を建てるには大工さんが必要で、昔ながらの大工さんは減ったかもしれませんが、「大工」という職業を目指す若者は、それなりに存在します。
内装、水道設備、電気、、、、現場で若い人を多く見かけます。
職業として「食べていける業界」であれば、若い人も入ってきますし、若い人から見ても、それなりに魅力がある業界になっていると感じます。

建具業界は?

懸念しているのが、私が「建具を作ってください」と頼む先が無くなってしまう事です。
高齢化→私より先に廃業→当店が頼む先が無い→当店も廃業

私に技術があれば生き残れますが、技術がありません。
そうなると、仕事を獲っても対応できないという事になります。

実は、数年前に地元の襖工場が撤退(自社対応のみになる)という事があり、仕入先の変更をしました。

結果、納期が長くなり、仕入れ値も上がってしまいましたが、選択肢が無いので、そこと取引する事しかできませんでした。

仕入れコストが上がっても、販売価格にそのまま反映する事は難しく、結果、利益を減らすという事になりました。

これが、襖以外にも出てくるという事。
コストで解決できれば良いのですが、「頼む先が無い」となれば、カネの問題では無くなります。

う~ん。。。。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする