脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

儲けもの

2020年01月31日 | 三代目は見た
数年前の話。T本という、取引先の役員がいました。
(今はどこかに異動になったらしい)
高学歴を鼻にかけ、職人や現場作業員を見下す、我々の天敵ですね。
「営業っていうのはさぁ」「会社に属していると」と、住む世界が違う事をアピールしてくる奴です。

そのT本と会話中、「〇〇で済めば儲けものだよ」という言葉を使いました。
ザックリ説明すれば、「この方法で直ればラッキーくらいで考えてくれ」、という意味合いです。

が、T本は「儲けもの」という言葉を「当店の利益」ととらえたようで、「オタクに注意しておくけどさぁ、見積内容と工事の内容が違う場合はウンタラカンタラ・・・」
と、おバカな理論を振りかざしてきました。

そこで「儲けもの」が指す言葉の意味(私が言いたかった事)を説明したのですが

T本「いや、今回の話だけじゃなく、ほかの社員からも注意を受けていて」

ん??? 何の話だ?
私「具体的に教えてくれ。誰が、どんな話をしているんだ? 全く身に覚えが無いぞ!」

T本「社員の個人名はプライバシーだからウンタラカンタラ・・・・」
私「名前を明かさなくても、内容は言えるだろ! 身に覚えが無いのにオレの責任になっているなら、ソイツと取引できないから!」
T本「私から指導しておくので」
私「何の指導だ?『根も葉もない話をするな!』という事か?」
T本「もう少しコミュニケーションをウンタラカンタラ・・・・」

要するに、T本は私に説明されたのが気に入らず、何かしら反論したかっただけなんですね。
こんなヤツなんですよ。

でも会社役員。今はどこかの支店を任されている(数人しかいないブレーン)ようです。
会社に利益は残しているんでしょうね。
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説明

2020年01月31日 | 三代目は見た
お客様のご依頼に「既存と同じもの」というご要望があります。
同じものがあれば良いですが、年数を経ていると、同じものが無い場合も珍しくありません。
そこで、代替品をご提案しますが、デメリットがある事も少なくありません。
色が変わる程度なら問題無くても、形が変わると、既存の取り付け跡が見えてしまい、見苦しい事があるのです。

特に、最近では大手建材メーカーの商品も多くなり、商品を探すだけでも一苦労になっています。
どこのメーカーであると分かる場合はいいですが、ハウスメーカーのオリジナルと銘打った商品の場合は、探しようがありません。
(オリジナルと書きながら、どこかのメーカーに委託している事も多いです)

ここで困るのが「見つからない」「探せない」を、私の力不足にされてしまう事です。
私が施工した物件なら理解できますが、まるで関わりの無い物件であれば、見つかれば儲けもの程度で考えて欲しいです。

と、「儲けもの」という言葉を使いながら、以前の事件を思い出しましたが、これは改めて。

確かに、見つけられないのは私の力不足かもしれません。
が、そこに「責任」は無いのです。
「絶対に見つける」と確約したことは無く「探してくれ」というから頑張っただけです。
もちろん「見つからない可能性」は、最初に伝えています。

「なんで無いの?」「ホームセンターは探したの?」「似たようなものあるでしょ?」
いや、知らんし。

こんな話も珍しくないので、最近では、探す前に「見つからない可能性がある」という説明と追加して
「トヨタ自動車に、ヤマハのトラクター部品を探せというようなものだ」と伝えています。
見つかる可能性もありますが、無いからといって文句を言われる筋合いは無いという事です。

これでも理解してくれない人もいますけどね。
いいですよ、私の努力不足という事で。
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恨む

2020年01月31日 | 経営以外の話
駐車禁止違反を食らった!
お客様に、何度も「コインパークに停めてくる」と言ったのに、「ココは大丈夫だから!」と食い下がられ、、、、

コインパークは徒歩数分。
なぜ否定されたのか? いまだに分からない。
余計なカネを使わせない配慮?
たった200円(1時間)の場所なのに。。

客商売だから、客の心証を害す行為はしたくない。
が、人を信じたらダメだ。
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先輩としての義務

2020年01月29日 | 経営以外の話
先日、こどもを連れて農業体験に行きました。
伝統的な手法で育てた作物を、昔ながらの方法で収穫するというものです。
作物の出来はともかく、収穫方法は効率の悪いものでした。
(昔を体験するという意味ですので、否定するつもりはございません)

そこで「今、農業を志す若者がいない」という話になりました。
これは、農業に限らず、我々の業界でも同じことが言えますので、どんな話になるかと興味を持って聞きました。

が、、、、、、ただの愚痴でした。残念です。

要約すると「政府の農業政策が元凶だ」という事でした。
確かにこれも大きな要因でしょう。
それなら「志す若者がいない」と嘆くのではなく「若者が志すべきでは無い」という話になるのです。

若者に志してもらいたいなら、農業の魅力も同時に伝えるべきです。
苦労話だけ聞かされて、誰がやる気をおこすでしょうか?
「良い時代があった」と昔話をされて、誰が将来性を感じるでしょうか?

我々の業界も同じですが、どうして「昔は良かった」と考えるのでしょう?
乱暴な書き方をすれば「頭を使う必要が無かった」という事に尽きると思うのです。
需要が多ければ、やる気さえあれば仕事がもらえます。
需要が減り、競争が激しくなったら、使うべきは「頭」です。
「腕さえあれば」と考える人もいるでしょうけど、私より達者な職人が廃業している事実がありますからね。

頭を使う、簡単な話ではありませんが、重要な事です。
逆を言えば、頭を使えば活路が見いだせるという事ですね。

余談ですが、この農家には水洗トイレがありませんでした。
(母屋にはあると思いますが)
農作物の即売所を兼ねた作業場に、水洗トイレが無いのです。
(水道を引けないような場所ではありません)

これで「若者が」と嘆く神経が分かりません。
掃除をせず、シミだらけの布団で客を招くホテルと同じです。
「観光名所が無いから、宿泊客がいない」ではなく、招く環境にないというだけです。

ある程度の実績を残し、若者を育てたいと思うなら、それなりの準備も必要だと思います。
「農家の誇り」なんて話もしていましたが、そんなつまらない話より、時代に合わせた努力をすべきです。
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私の背中

2020年01月26日 | 経営以外の話
我が子に申し訳ないと感じるのが、私は、グループに留まる努力を放棄してきた事だ。
友人と呼べる人は少ないし、付き合いも殆どない。
仕事に至っては「我が道を行く」を貫き、それなりの結果を出しているように「見える」のだ。

もし、私(親)が付き合いを大切にしていたら。
「会社の付き合い」と、呑み会、休日に上司の顔色を伺うような集まりに出席など、その姿を見ていたらどうだろう。
「自分が好きな事、やりたい事だけやっていれば良い」という考えはなくなり「人生は我慢しなければならない」と学ぶのではないか。
色々な友人と付き合う姿を見せれば「みんなに合わせる(同調する)」という必要性を学ぶのではないか。

私が「友人は大切にしろ」と説いたところで説得力は皆無だ。
客観的に見れば「周囲の意見に耳を貸さず、自分の能力だけを頼りにしている人生」それが私だ。
言葉で飾ろうにも、本当の姿はごまかせない。
何より、友人が少なく、付き合いが乏しい事を苦痛と感じない、これが私だからだ。

が、色々な人と付き合うべきであり、調和を大切にすべきという考えは持っている。
自分に合うかどうか、という問題はさておき、豊かな人生を送る為には、友人は大切である。
仲の良い友人の嫌いな部分も受け入れる、嫌いなヤツの良い所を認める、こういう目も必要だ。

自分の思ったような結果にならないのが人生である。
妥協すべきことも多い。
これを受け入れるには、色々な人を見て、色々な選択、考えを学ぶ必要がある。

私の背中では学べない世界だ。
我が子が、良好な友人関係を維持できないのも、私に大きな原因を感じる。
幸い、家内は友人関係を大切にしているので、我が子には、そこで学んでもらいたい。
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