脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

相手を見て

2012年04月30日 | 経営
当店の定休日は日曜、祭日です。
ここ最近は、この定休日はしっかり守られていると思います。
相手先にも協力いただいての事ですが。

今日、とあるリフォーム屋さんからTELがあり、「明日なんだけど、開いてる?」ときました。
もちろん開いていないんですが、仮に開いていたとしても「開いてない」と答えますね。
こういう話をする人は、大概、工事管理がヘタで間に合わない作業が出たとか、価格で工事を契約して、当てにしていた職人さんに逃げられたとか、ロクな事が無いんですね。
いつもお世話になっている人なら都合をつける努力をしますけど、そうじゃなければムリする必要無いですからね。

その相手から夕方TELがあり「建具屋さん、いつ定休なの? 祭日は動かないの?」と、またまたきました。
上記の通りなんですけど、ちょっと虫の居所が悪くて「休みたいときに休む」と答えてしまいました。
だいたい、こういう答え方をする方は「忙しいから、休めるときに休むんだよ」という意味でいう事が多いと思います。
私の場合、「相手するのが面倒だから」という理由で言いました。いい事じゃ無いですね。

相手は「実は緊急で、5/4までに工事しなくちゃならなくなって・・・」

知らん。

建具工事の性格上、急ぎなんて滅多に無いんですね。
例えば、カギが開かなくなったとか、ドアが閉まらなくなったとか、金物の故障ではありえますけど、今回は「ドア本体に開口してガラスを入れる」工事。

絶対緊急じゃ無い! 発注を忘れていたんでしょうね。

お客様には申し訳ないですけど、こういう営業が担当になってしまったのは不運としか言いようがありません。
しつこく食い下がりましたが「休みは動かん!」で断りました。


その直後、前の会社の知人(女性)から「旦那の実家の障子を貼替てほしい」と連絡がありました。
不幸があったそうで、5/2までにキレイにしておきたいとの事。
自宅から20分程度の近所だし、枚数は4枚だけ。
なんとかなります。

さきほど引き取りに行き、剥がしておきました。
明日、貼って届けられます。

この女性、私が新入社員のとき、色々世話になった人です。
旦那さんは取引業者の人で、それほどお付き合いはありませんでしたが、知らない仲じゃありません。
何より『困ったときに真っ先に連絡をくれた』のが嬉しかったです。
断る理由がありません。


私は気分屋ですし、人の好き嫌いも激しい。
それが自分。直すつもりはありません。
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贅沢な独り言

2012年04月28日 | 経営
カミさんに
「アンタ贅沢な事を言うようになったねぇ」と窘められました。

通帳を見ながら「これっぽっちか」と呟いた事。
先月の入金額です。
工事完了が今月始めに多かった為、先月〆の請求は少なかったんですね。

でも、入金額から業者請求&経費を引いた残高は、サラリーマン時代の月給よりはるかに多いんです。
いつもの月より少ないのが、先述の「これっぽっち」につながります。

サラリーマン(管理職)の頃は「使われている」感覚ですから、努力や実績が給料に反映されにくい状態でしたので、給与明細すら見ませんでした。
今は「稼いでいる」という感覚。自分の努力を分かりやすく確認できるのが売上です。
なんとなく通知表を見る感覚に近いかもしれませんね。


あまり贅沢を言わないようにしていきます。
油断すると、通帳がマイナスになるかもしれませんからね。。。
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請求額

2012年04月26日 | 経営
たまに特殊な仕事を請負うと「いくら請求したら妥当かな?」と考えてしまいます。

先に見積をしていれば「高い」「思ったとおり」「安い」は相手が判断してくれますので、「欲しい金額」をそのまま提示できます。
が、見積をしていない工事の場合は、ちょっと考えてしまいます。

今回はトイレ内の収納。
元々は出来合いの商品(ニ○リ)を入れる予定だったそうですが、サイズに適当なものが無かったので当店に話が来ました。
急ぎだった事があり「言い値で払うから、その代わり最速で」という条件なので、金額はいくらでも良いのでしょうけど、今後の付き合いも考えると、簡単にポンと出すわけにはいきません。

内容としては、トイレ内部には階段の勾配もあるので、箱を斜めに、扉も斜めにする家具です。
サイズはそれほど大きくないですので、材料費は2万円弱(原価)
でも型をとったりする手間がかかって、造作に1.5日かかりました。

ここで考えるのが「1.5日分、請求できるか?」です。
逆に「1.5日分しか請求したらダメなのか?」も考えます。

自分じゃなければ1日でできたかも?
これは考えられます。

でも作ったのは私。
ヨソはヨソです。

「家具の相場はどのくらいかな?」と考えると、安売り店では、当店の原価にもならない金額で売られています(大量生産ですからね)
斜めにする加工、窓枠分の開口などを考えれば、大量生産の家具に合わせる理由は無いですよね。

お付き合いのある注文家具屋さんの金額を当てはめると、、、、、
私がお客様の立場でも「高すぎる」と感じます。
まぁ、打合せ⇒CGでイメージパース製作⇒家具製作ですので、手間が当店以上にかかっていますから、妥当といえば妥当です。

大工さんなら?
だいたい人工計算ですよね。
仕上がりに少々問題があったとしても、おそらく1日で完成させるでしょう。
そうすると、原価+1日
安いです。


さぁどうしましょう?
もう少し悩みましょう。
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惚れてまうやろ~

2012年04月26日 | 経営
古いネタですね(笑)


ちょっとした事件がありまして・・・・


とあるリフォーム屋さんの女性営業(Mさん 25歳前後 独身)
平愛梨に似た、気立ても良い女性です。
男性営業、現場職人からも人気です。
本人も多少の自覚はあるでしょうね。


そのMさんから電話があり「ちょっと相談したい事があります」との事。
さらに「会社の携帯だとちょっと・・・」と、プライベートの携帯&アドレスを教えてくれました。


相談とはなんぞや?


私的な付き合いはありませんし、それほど仲が良いという事もない(と思う)
今まで話す事といえば、現場(建具)の事とリフォーム営業の事。
契約が取れない時期、私が必殺技(色仕掛けじゃ無いですよ)を伝授。
それで契約本数が増えてからは、営業の相談も受けた事はあります。


でも「会社の携帯じゃダメ」という事は!?
色々あれこれ想像してしまいます(笑)


夕刻、プライベートの携帯から入電。
ちょっとドキドキしながら用件を聞くと
「誰にも言わないで下さい」と前置きした上で


Mさん「○さん(私の事)だけに話すんですけど・・・」


『結婚を考えているんです!』


ん????

それって私に言う事か?
友達でも無いし、彼氏を紹介されてもいない。
まぁめでたい事だから話は聞いておきますけど。


Mさん「それで、相手に会って欲しいんです」


え???
Mさんは私の娘か? いや、違う(当たり前じゃ!)

詳しく事情を聞くと、どうやらMさんの親が結婚に反対しているとの事。
反対の理由が「彼氏が建具屋だから」


なんだと!!!建具屋の何が悪いんじゃ!!!


彼氏は建具職人として10年頑張っているそうです。
(経験年数は私より上だ)
ただ、サラリーマン職人として月給で働いていて、その給料がMさんの半分ちょっとくらいしか無いそうです。
親御さんの反対理由はそこにあって「10年もやっていて、娘より安月給じゃ将来が心配だ」という事らしい。
まぁ気持ちは分かります。


Mさんが私に相談したいのが
●建具屋として、その給料が妥当なのか?(仕事内容から考えて欲しい)
●仮に独立するとして、何をどうやって準備したら良いか?
という事らしい。
彼氏が職場に相談できる相手はいないので、「ムリを承知で」と連絡したようです。


この業界のいいところでもあり、悪いところでもあるんですけど、「将来性」とか「収益性」というような事って、同業者でもなかなか聞けないんですよね。
古い人は「カネは後からついてくる」考えの人もいます。

まして独立となれば、独立経験のある人、それも良い時代ではなく、今の時代で独立した人にしか聞けないですからね。


私も将来ある若者の事は応援したいので
「私でよければ喜んで相談に乗りますよ」と返事。
良い人だったらスカウトしても・・・・っと、それはまだ気が早い。


Mさん「よかった」と言いながら、電話先で泣いています。

おいおい、まだ何が決まったわけでも、何かが解決したわけでも無いんだから、泣くのは早いでしょ。
どうにか宥めると「○さんに相談してよかった」

そして「○さんが結婚相手だったら、親も安心だったろうに」
さらに「私の理想は○さんだから」

理想って「建具屋の彼が、私みたいに活躍するのが理想」って意味でしょ?
勘違いするような危険な台詞は言わないで!

最後に「○さんとだったら夫婦生活も楽しいでしょうね。奥さん大事にしてくれそうですし、みんなに優しいし。○さんの奥さん、羨ましいなぁ」


惚れてまうやろ~
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うまくいかない。。。

2012年04月26日 | 経営
久々に大量の襖の貼替を請けました。
数枚単位はチョクチョクやってますけど、今回は30本(50面くらい)

親方の馴染み客(一般客)なので断れず・・・

飽きるんですよね。貼替作業。
だから、TVをつけたりラジオを聴いたり。
「有線放送契約しようかな?」なんて考えたりします。

貼替作業中は、問い合わせ電話があっても手を止めずに済むように、携帯をハンズフリーにしています。
糊が乾いてしまうなんて危険もありますからね。


3日かかるかなぁ。
憂鬱。。。。


こんな雑念があった為かもしれませんが、仕上がりが悪い。
カドにシワが入ってしまいました。

古い襖なので骨組みの問題も否定できないんですけど、それでも納得できる仕上がりではないのでやり直し。
技術の探求は尽きません。

『妥協』というのがヘタなんですね。
「少しでも上手い状態を」というのは聞こえが言いのですが、やり直したところで、あまり差が無かったりします。
このあたりの判断が、まだまだ甘いんですね。

そういう事もあり、貼替はキライです。
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