脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

工事の大型化が粗利率を下げる?

2024年03月30日 | 経営
最近、粗利率の低下が顕著なのですが、仕入れ価格の上昇を販売価格に反映しきれていないという点が1つと、工事の大型化が要因になっています。

まず前者ですが、仕入れを50、販売価格を75とした場合
75-50=25。25÷75=33.3% 粗利率33.3%です。
これを、仕入れ55、販売価格を80とした場合
80-55=25。25÷80=31%
利益は25と同じなのに、粗利率が下がっています。
現在がこの状態。同じ粗利率を維持するなら、販売価格は82.5にする必要があります。
現実は80どころか、77程度までしか上げられず
77-55=22。22÷77=28.5%
この程度です。
※数字はイメージです。

さらに、工事の大型化があります。
これは宅配便をイメージすると分かりやすいかな。
荷物を1個運ぶ運賃と、同じ荷物を3個運ぶとして、送料は同じです。
仮に送料を1000円、荷物を5000円、荷物の原価を3000円とします。
1個の場合
5000×1+1000円=6000円 6000-3000円=3000円(利益額)
6000円で利益が3000円ですから、粗利率50%になります。

3個の場合
5000×3+1000円=16.000円 16000-9000円=7000(利益額)
7000÷16000=43.7 粗利率が43.7%と下がってしまいました。

利益額は増えていますから何の問題もありませんが、粗利率だけに着目すると問題に見えてしまうのです。

なので、改善すべきは前者(販売価格)ですが、ここを調整せずとも大型案件が獲れている=利益額は確保できているので、経営的には苦しく無いのです。
でも、経費もどんどん上がっていますから、販売価格の見直しは必須です。
これは、5月末くらいから大きく変えていこうと思っています。
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1~3月を振り返って

2024年03月30日 | 売上報告
過去最高となった昨年との比較
売上達成率:96%(2023年を100%として)
直販=78%(57%):下請け=22%(43%)

昨年比96%。1~2月は少々苦戦をしたのですが、結果的に同じ水準になりました。
やはり1ヶ月では判断できず、3ヶ月、6ヶ月と見ながら分析する必要があると感じます。
その上で、直販が78%に伸びているという点を見ていきます。

見方を変えれば下請けが22%に減っているとも言えますが、これは無視。
何の対策もしていないし、この先も減る一方と理解していますので「想定通り」という結論です。

直販に戻しますと、昨年より1.4倍近くまで伸びています。
先の話ですが、4月も同水準。
ここだけ見れば、右肩上がりになっていると言えるのです。
ただ、大きな問題は粗利益で、正確な数字では無いのですが10%強、利益が減っています。
仕入価格を販売価格に反映しきれていないという点。
それと「工事の大型化」が要因です。
(ここは改めて書きます)

1.4倍に戻しますと、販売実績(数)が呼び水になっていると感じています。
「どこかで見たことがある」というレベルまで販売数を増やせているので、この先のプロジェクトが想像通りになれば、1.4どころか2~3倍なんて数字も見えるかもしれません。
まだまだ開拓できる、そんな市場だと感じます。

昨年はラッキーパンチなのか、クリティカルヒットなのか分からない手探り状態でしたが、今年は昨年と比較しながらなので、多少の手ごたえを感じています。
攻め手も分かってきました。
課題もハッキリしています。
あとは行動。それと休みの確保です。
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3月度 売上報告

2024年03月30日 | 売上報告
3月度の売上報告をさせていただきます。
■直近5年平均との対比:240%(180%)
■昨年比:141%
■直請け74%(82%):下請け26%(18%)
(カッコ内)は先月末時点での売上見込

3月単月で過去最高だけでなく、全ての年、月を通して
過去最高
を記録しました。

下請けがソコソコあったという点もありますが、単純に休んでない。。。
あまり健全な形では無い、綱渡り状態での過去最高です。
直販をするにあたって、休みは確実に減りました。
これが大きな課題になっていますが、結果が伴っている分、苦痛の少ない課題です。
ただただ、シンドイ。それに尽きます。


現段階の4月度達成状況(売上見込み)です
■直近5年平均との対比:160%
■昨年比:81%
■直請け89%:下請け11%
■仕事量の目安:90%

3月同様、すでに90%埋まっている状態。
3月は、ここから積み上げて120%まで請けた事になりますが、4月は無理かな。
そろそろ打ち止めです。

全て終わってから書くつもりですが、4月から、大きなプロジェクトが動き出します。
5月末~6月には形になる予定で、これによって経営の方向性も変わってくると考えています。
下請けは完全にゼロになっていくかな。
数百万単位の大きなお金も動かしますが、今の事業では問題無く捻出できる資金です。
この先5年、10年を見据えたプロジェクトなので、資金以上の成果を期待しています。


【反響分析】
3月度の反響分析です。
●ネット反響:12本(13本)/ 契約数:3本(10本)
●紹介・OB:2本(0本)/契約数2本(0本)
●施工不可・エリア外:2件(反響数より減)
●契約率:3/12=25%(77%)
(カッコ内)は昨年比
※今月より比較を昨年と改めました
※今月よりOB請負は契約率、本数にカウントしていません。

反響本数は昨年並み。
契約本数は半分。
これの理由付けは難しいのですが、未契約になっている理由は、ほぼ100%予算です。
予算を下げれば契約になるのか? これも難しくて、差額が大きすぎるものばかりなのです。
何度か書いていますが、4人前のコース料理を1人前、しかも単品の値段で食べられると思っているケースがあるのです。

宣伝方法が悪い?
それも無いとは言いませんが、少なくとも、年間30~40%の契約があるので、悪いという程でも無いかと。
ここの正解は分からないのですが、まぁ、経営できているというのが答えだと信じています。
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どの数字を基準にするか

2024年03月22日 | カネ(笑)にまつわる話
世の中に出ている数字は、実に「発信者側に都合がいい」ものが跋扈していると気づく。
例えば自転車事故が急増したというニュースで採用されてた数字が「事故割合(%)」だった。
交通事故に占める自転車事故の割合が増加していると。

バカげた数字だ。
事故総数は減少していて、自動車事故などは大幅に減っている。
自動車性能が向上している事もあるだろう。
だから「自動車事故が減る=自転車事故の割合が増えた」だけだ。
実際、自転車事故の数字は減っている。
コロナ渦の外出制限を除けば、年々、しっかり減少しているのだ。

補足すれば「自転車が加害者になっている事故」や「命に関わる」「アシスト付きが・・」という類は増えているかもしれないので、数字を全否定するものでは無い。
が「急増」という話に裏付ける数字として、割合(%)が正しくない事は理解できる。

さて、これを元に、平均年収を考えてみる。
▶2023年の平均年収・・・414万
これを多い、少ないと論ずるのは義務教育からやり直すべきだ。
なぜなら、この数字は「正しくない」

そこで出てくるのが「中央値」である。
人口中、最も多い分布層。実態を把握している数字という根拠だ
▶2023年の中央値・・・360万
これで「年収が多い人が平均を引き上げている」と考えて「オレは、これより高収入だ」と安心しているなら幼稚園からやり直したほうがいい。
なぜなら、この数字も「正しくない」

おかしい。なぜ正しくない数字が跋扈しているのか。
誰かに都合が良いからではないか。

その誰かを探す事も意味を成さないので、正しい数字は何だろうと考えてみる。
先に挙げた「平均」だが、上が引き上げるのと同義で、下が引き下げている事実もある。
そこで
▶50歳(私は40代だが、四捨五入して)
▶正社員
▶男性
で調べてみると『624万円』と出てきた。

いまだ年功序列で計算される企業が多いと分かるが、これも論ずるところでは無い。
言いたいことは「世に跋扈している平均との違い」だ。
では、平均の414万で見ると「男性27歳」となった。

これも平均で語れば、初婚年齢は31歳。
単純計算、27歳は単身で子育てに掛かる費用も無い事になる。
その平均が、世に跋扈している年収として出歩いている。
中央値など論外だ。

何が言いたいか。
それは、自分がカネ持ちという誤解をしていないか、である。
特に我々自営業に言えるかもしれない。

建築業界、相変わらず「人工(にんく)=日給みたいなもの」で計算される事が多い。
この人工には経費(車両の維持費やガソリン代、工具、消耗品など)も混みだから、実際に財布に入る金額は少ないのだ。
おおよそ7~8割が財布に入る(会社員の給料と同じ)として逆算してみると
▶414であれば、414×1.4(約75%)≒580万
年の稼働日数を、これもサラリーマンと同じ260日として
▶580÷260=22.300円
になる。

が、先に挙げたとおり、この414万は正しくない。
働き盛りという点も考えて50歳を採用し、先の公式に当てはめると
▶624×1.4=873.6
▶873.6÷260=33.600円

414万を根拠にすると、1日22.300だから「2.5万もらっている事で満足」するかもしれない。
が、624万を根拠にすると、2.5万では全く足りないと気づく。
ちなみに、私がいる地域では2.5万は夢のある数字だ。実際は2万くらいが相場である。

2万でも、260を掛けると520万になる。平均より多いと感じるかもしれない。
が、これでも「実際の平均」より圧倒的に少ないのだ。

技術を安売りしてはいけない。
でも、それを自分だけが声高に叫んでも、自分の首が絞まるだけ。
それを納得させるため、平均が用いられているような気がしてならない。

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贈る言葉

2024年03月21日 | 経営以外の話
卒業シーズン。
若者に向けた、おっさんの戯言です。


ここまで大きくなって、育ってくれてありがとう。
子育てをさせてくれてありがとう。
困らせてくれてありがとう。
笑わせてくれて、泣かせてくれてありがとう。

親に感謝なんてしなくていい。勝手に産んで、勝手に育てただけだから。
親を恨んだっていい。
「親ガチャハズレだ」と思ってもいい。
でも、そこには続きを書いて欲しい。
「親ガチャハズレたけど、オレは幸せになる」

不幸を他人のせいにしてもいい。
「オレが一番つらい」「なんでみんなはラクしているんだ?」
こうやって考えてもいい。
でも、そこに続きを書いて欲しい。
「オレが一番つらい、今は

頑張らなくていいけど、頑張ったっていい。
でも「何で頑張るのか」は考えて欲しい。
自分が幸せになる為、自分を好きと言ってくれる人を幸せにする為だ。
だから、今、幸せだったら頑張らなくていい。
なぜなら「きっと頑張っているから」

もし、不幸だと思っていたら頑張りが足りないのか?
いや、違う。
「まだ幸せになっていないだけ」
これ以上、どうやって頑張ったらいいかなんて悩まなくていい。

ただ、少し余裕があったら、なんで不幸と思うのかを考えて欲しい。
カネが無いから? 明日食べるものが無いから?
これなら、たくさんの大人に声を掛けるといい。
日本は飢え死にしないシステムになっている。

暴力を受けているなら逃げろ。逃げる事は悪くない。
やり返す? 恨みを晴らす?
そんなバカげた事に時間を使ってあげる必要は無い。
逃げて、自分の思うような人生を見つけたほうが有意義な時間を使えるはずだ。

これから先、壁にぶち当たる事もある。
「壁を突き破れ」なんて言わない。
「壁を突き破った先に何が見えるか」を考えて欲しい。
明るい未来が見えれば、突き破って欲しい。
何も見えなければ、その壁はアナタが破るべき壁では無いから、避けてしまえ。
避けた先にも壁があるから、また何が見えるかを考えて、見えなければ避けてしまえ。
避けて、避けて、避けていけるだけの時間が、君たちにはある。

そのうち、壁が見えなくなる。
時間が無くなるという事だ。
壁の内側だけの人生だって悪くない。

でも、欲張るのなら、最初の壁を突き破ってみて欲しい。
「壁を突き破った」という経験は、大きな武器になるハズだ。
それが、君たちの「欲」を叶えてくれる武器になる。

欲ってなんだ?
違う漢字で書くと「夢」だ。
夢と書けば応援してもらえる。欲と書くと冷たい目で見られるかもしれない。
ただ、考えて欲しい。
モデルになりたい、メジャーリーガーになりたい、経営者になりたい。
これ、全部「欲」だ。
応援してもらえなければダメか? 別に一人で叶えたっていいだろう?

欲張って何が悪い。
欲があるから頑張れるだろう。
金持ちになりたい、モテたい、これの何が悪い?

自分の人生、自由に選んで、自分で決めて動く。
これの原動力は「欲」だ。
でも、欲の為に「自分勝手」はダメだ。
勝手をすると、欲の「欠」が残って「谷」に落ちる。
こうなると、欲を叶えられなくなる。

幸せだと思っていても、欲があっていい。
不幸だと思っているなら、尚更、欲張っていい。

一生、欲張っていれば、きっと充実した人生を送れるだろう。

今日の良き日。
カッコつけず、欲張った人生のスタートとしていきましょう。

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