脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

勘違い? いや、無知なだけだ

2024年06月26日 | カネ(笑)にまつわる話
我々のような建築業界は、個人事業主が多い。
給料をもらう安定さは無いが、自分の努力が目に見える形で還ってくるので遣り甲斐はあると思う。

個人事業で厄介なのは、税金や年金、保険という類の計算だ。
私は「ザックリ半分持っていかれる」と計算している。
実際は半分とまではいかないが。

知人の奥様と税金の話になった。
同じように「ザックリ半分」という話題になったが、知人(旦那)は理解していなかった。
「せいぜい20%だろ?」と。

税金という名前ではないが、国保、年金も、考え方は税だ。
生命保険、年金積立も、強制では無いが計算上は税と考えて良い。
要するに「使えるカネ」を計算する上で、除外すべきカネというだけだ。

奥様は、何度も知人に説明したようだ。
それでも「オマエが間違えている」と取り合わない。
奥様は「コイツ、自分がカネを使いたいから無知を装っているのだろう」と思っていたようだ。

私と話すうち、本当に知らないのだと気づいた。
結婚を機に独立。経理は奥様に丸投げ。
「オレは高収入なのに、小遣いが少ない」と文句ばかり言っていたようだ。

私以外からも同じ説明をされて、ようやく「勘違い」と認めた。
いや、勘違いでは無い。
ちっぽけであっても経営者である以上、この程度は当たり前の知識だ。
奥様に丸投げしていても、内容は把握していなければならない。
税の申告書だって目を通しているハズだ。

無知なだけ。そして無責任なだけだ。

カネの事も理解せず、傍若無人なふるまいをしている旦那を見捨てず、子供を育てている奥様には敬意を表する。
知人は、奥様に感謝し、自身の無知を恥じるべきだ。
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いくらあれば足りるのか?

2024年06月24日 | カネ(笑)にまつわる話
「年収1000万じゃ生活できない」という投稿を見た。
そんなアホな、と言いたいところだが、生活水準はそれぞれだから、そういう家庭もあるだろう。
ただ、それを発信するのはアホだなぁと思うが。

節約自慢、貧乏自慢を是とする風潮は大嫌いで、増税=節約というのも工夫が無いなぁと思う。
容易に給料が増えない会社員だから仕方ないという面もあろうかと思うが、副業が許されていれば「収入を増やす」と舵を切ってもらいたい。
単純に労働時間を増やすという事ではなく、趣味に充てている時間で「趣味を活かして」という類である。まぁ、夢物語かもしれないが。

1000万に話を戻すと、日本の税法、補助金等々を考えると、年収500万の2倍ではないと分かる。
そう、思ったほど使えるカネは少ないのだ。
補助金のラインを微妙に超えてしまうと逆転現象も発生する。
おおよその手取りで、年収1000万では720万だそうだ(家族構成云々は置いておく)
対して年収500万なら400万。
320万の差と計算するか「年収2倍なのに、手取りは1.8倍かよ!」と思うか。
先に書いた通り、ここに補助金云々が絡むので、もう少し低く見積もる必要がある。

320万の差で生活できないなら、年収500万では飢え死にか?
そんな事は無い。充分生活し、レジャーを楽しむ余裕がある家庭だってある。

そう、単純な話だ。
カネは使えば無くなる。
住居費5万でも生活できるのに、家賃50万の家じゃないと満足できないとなれば足りない。
車だって、中古の軽自動車で移動できるのに、最新の新車じゃ無ければカッコ悪いとなれば、相応のカネが必要だ。
こう考えると、1億あっても足りない家もある。

平均値もあてにならない。誰に聞いたアンケート調査なのか疑問である。
実態把握は平均では無く「多くの人数が分布している層」であるが、その調査は難しい。
教育費、光熱費は実際掛かった費用から算出できるが、外食を食費にしている家もあれば、レジャー費にしている家もある。
住居費もそうだ。
家賃であれば計算は容易だが、ローンであれば、頭金や期間で費用が違う。

何が言いたいかとなるが「各家庭で異なる」のである。
だが、教育資金などは概ね同じ(と想定できる)なので、こどもを育てるにはカネが掛かると理解し、それを捻出できるように組み立てるべきだ。
「ウチは所得が低いから」というなら、進学を諦めるのではなく「所得が低くても進学できる方法」を考えれば良い。
入口は狭いかもしれないが、ゼロではない。

1000万でも足りないという中に、この「こどもを育てるカネ」が足りないとすれば、大きな問題である。
こどもの可能性を潰しかねないからだ。
「自分が自由に使えるカネが足りない」なら、それが能力相応と思うか、収入を増やすモチベーションにするかは自由である。

私はモチベーションにする考えだ。
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年収いくらで専業主婦は可能なのか? ⑤

2024年06月23日 | カネ(笑)にまつわる話
この計算式は「20年で按分した」ものです。
大学の在学中だけ厳しいのであれば、それほど悩まないかもしれません。
学資ローンなどもありますからね。
ただ、2人のこどもに掛かる1500万を在学中だけで稼ぐのは無理。
先に貯めるか、後で払う(ローン)しか無いと思います。

専業主婦云々から話がズレてきましたが、大学まで通わせようと思ったら莫大なカネが掛かる。
私も他人事では無いですね。

では、専業主婦800万に話を戻すと、世帯収入の平均が550万なのだから「可能なハズ」です。
ただ、内訳を計算すると、余裕では無いとなります。
趣味や付き合いで使えるお金は僅か。
悠々自適という事では無さそうです。

ただ、一般庶民の感覚で言えば、カネが掛かる趣味など少ないです。
ママ友とのランチだって、月に数回、ドリンクバーのあるファミレスでしょう。
共働きだろうが専業主婦だろうが、ここに大きな差があると考えるほうがズレていると感じます。

要するに願望なんでしょうね。
自分がやりたい専業主婦像を考えると800万じゃ足りない。
そういう事でしょう。

ちなみに我が家は専業主婦。
莫大な収入は無いですけど、こどもを大学卒業までは面倒みられそうです。
医科歯科大学と言われると厳しいですけど。
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年収いくらで専業主婦は可能なのか? ④

2024年06月23日 | カネ(笑)にまつわる話
これ「手取り収入」ですので、先の「世帯年収」とは計算式が異なります。
これも諸々条件が変わるのでハッキリできませんが、世帯年収×75%が手取りと仮定したら
550×75%=412万。

ありゃ。まったく足りない。
住宅ローンも厳しい。

まぁ、消費支出32万が怪しい数字ではありますが、年収550万では足りない(厳しい)のは確かみたいです。

では、800万だとしたら
800×70%(累進があるので少な目に)560万

う~ん、確かに余裕は無いか。。

ただ、「世帯収入の平均が550万」として、これで生活が成り立たないとしたら世の中の殆どが貧困層という事になります。
どこかにカラクリというか、何かしら見落としがあるような気がします。
「こども2人、大学まで」という根拠がおかしいかもしれない。
仮に1人として大学までにすれば、おおよそ500万になります。
それでも平均では厳しい。

続きます。
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年収いくらで専業主婦は可能なのか? ③

2024年06月23日 | カネ(笑)にまつわる話
環境の違いもあるけど、見栄を差し引いて「現実を知らないのかな?」と「願望」が混ざっていると感じます。
要するに、このアンケートは専業主婦に聞いていない。
共働き世帯に聞いて「今の生活を維持するなら」と「余裕がある生活を想像すると」なのかと。

専業主婦に関して、趣味、習い事、ママ友とのランチを頻繁にする事を想像したのかな?
そうなると、いくらあっても足りないですよね。

では、「実際にかかるお金」を考えてみます。
あるサイトでは「4人家族の平均的な消費支出」が月額32万円となっていました。
これは家賃などの住居費が除外されています。
また教育費が2.5万程度なので、おそらく小学生×2かな?

ここに家賃(または住宅ローン)を10万円と加えてみます。
この段階で「10万じゃ、どこも借りられない」という地域は除外ですね。
我が家周辺なら、戸建て住宅でもお釣りが来ます(固定資産税まで含めても10万で足ります)
(最近、新築は高いから微妙だけど、中古なら良い物件が買えます)

さらに教育費。
私立、公立で差があるとして
●高校は公立(3年で150万)
●大学は私立(4年で600万)
と仮定します。
補助がありますから満額掛からないとしても、部活とか研修などプラスもあるから、この費用とします。
大学は足りないかな?

750万×2=1500万
これを「在校時に全額」では厳しいので、産まれた時から積み立てるものとして「20年」で割ります。
1500万÷20=75万。

ざっくり、この数字を足し算します。
(32万+10万)×12=504万
学費分=75万
合計579万

続きます
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