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技術と報酬は見合うのか

2021年10月19日 | 三代目は見た
自営業に限らず、永遠のテーマになっているような気がする話です。

技術の定義はいろいろあるとして、それと報酬(収入)が見合うのか?
私は「限りなくNoに近いyes」だと思っています。
まぁ、細かい話は置いておきますが、報酬を決める大きな要素は「評価」だと考えています。
技術は、評価基準の一つでしか無いという事です。

最近、公務員の事を調べています。
自分がなりたいのではなく、コロナ不況もあって「公務員は良いよなぁ」という羨望の眼差しで見られる業界が、はたしてどんなものなのか、と興味がわいたのです。
公務員の給与は年功序列と言って良いと思います。
また、出世に関しては学歴(高卒、大卒)で差があり、学歴偏重という部分もあります。

これは「技術を評価する」という事が困難な分野だからだと肯定しています。
ある意味、評価基準が明確で、よほどの不祥事(不法行為)でも無ければ、報酬に影響は無いのです。
(私が調べた範囲ですよ。誤解があったらお詫びします)
おそらくですが、図書館の館長がいろいろな工夫をして来場者を増やしても、館長の報酬は変わらないでしょう。
町おこしが成功しても同じです。
(税収が増えて給与基準が見直されれば全体的に増えたとしても、個人的な加算は無いでしょう)

これで良いと思う人は「技術的な評価を求めない」と割り切れば良いですね。
そこにやりがいがあれば、という事です。

これ、公務員に限った話ではなく、会社組織でも大きな差は無いと考えています。
経営者(役員)が評価を決めたとして、そこに営業成績などは挙げられると思いますが、例えば役員人事は「成績優秀者に限る」とはなりませんよね。
(私が勤めていた会社の営業本部長は、営業成績で首位どころかTOP10にも入った事が無かったです)
人材育成を評価したなど「評価の理由づけ」はできると思いますが、その人材の成績を足し算しても、ほかに有能なリーダーがいました。
そうすると「営業エリアの差」と、これも評価基準を後付けするのです。
数字だけ(営業成績や離職率、勤怠など)を比較すると、営業本部長は「けっして優れていない」のですが、営業部のトップに君臨していたのです。
ハッキリ言いますと、古株であり「功労者」であった事と、筆頭株主のお気に入りだった事が要因です。
前者は否定しませんが、後者は、、、、、ねぇ。

こういうのが「組織で生きていく」という覚悟にもなると思うのです。
筆頭株主のお気に入り、これも立派な評価だし、本部長の立場で考えれば「取り入る技術が優れていた」とも言えるでしょう。

さて、長く書きましたが、我々自営業も「取り入る技術」が評価に入ってきますね。
良い取引先を見つけ、そこに取り入る、気に入ってもらう。
そこに「業務的な技術」も必要ですが、私のように、技術が無い人間でも気に入ってもらう術(技術)があれば、それなりの報酬になってくるのです。

と、昨日、ある大工に「オレは技術があるから、一日〇万の報酬なんだ」と自慢されたのが、ちょっと引っかかっていましてね。
この〇万。私より安いですよ。
それと、「工務店(経営者)」なら、一日〇万という「日雇いと同じ」稼ぎ方にはなりません。
結局、安く使われているのですよ。
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2 コメント

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Unknown (まつ)
2021-10-20 21:04:11
大工さんの金額が気になります(^.^)自分の周りは三万くらいに落ち着いているようです。(上がったのか下がったのかは不明です…
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Re:まつ様 (3代目)
2021-10-21 07:07:53
まつ様

コメントありがとうございます。
3万! いえいえ、そんなに高くないですよ(笑)
もっと安いです。
その大工さんは、ほかの大工さんより1割(数千円)多いという事らしいですが、それでも3万には届きません。
地域性もあるようですが、私の地域は安いようです。
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