ちょっと思うところがございまして、書き残します。
今、戦争経験のある方は高齢となり、生の声が聞けなくなりました。
現代なら映像で残るものも、昔は言い伝え、語り継ぐという事でしか残せません。
後の世が都合がいい事しか残らないのです。
勧善懲悪という言葉があり、物語としてはとても分かりやすいですね。
三國志(演義)がまさにこれで、曹操を悪逆非道な立場にする事で分かりやすい、人気作になります。
が、曹操は傑物で、優れた政治家であり、優れた軍人です。
多少、人間的な難があるとしても、悪逆非道という程ではありません。
さて、日本の戦争といえば第二次世界大戦ですが、これは「負けた」という結果と「原爆を落とされた」という被害が多く取り上げられます。
ですが、特攻隊、回天魚雷という、人命まで武器にした戦略をとり、戦争の被害を多くし、長引かせた責任は、それほど語られません。
特攻隊の事、素人が語るものでは無いと思いますが、敢えて語れば「算数」で命を測った事です。
戦闘機に乗れるまでの訓練に時間を掛けず、やっと飛べる程度に育てた若い人材の命を「一つ」と数え、相手に与える被害を「多く」計算したというだけです。
そう「効率」です。
なぜこのような戦略が採用されたのか。
そして、なぜ引き受けたのか。
(断る事は不可能として、遺書に残る言葉に不平不満が無い事が「引き受けた」という根拠です)
これは、たった70年程度前の話です。
なぜ戦争が起きたのか。なぜ大国アメリカと戦ったのか。
戦争は回避できなかったのか。
なぜ「お国の為に」という考えになっていたのか。
そして「国民は」戦争に反対したのか。
今、日本は平和ですが、「命を軽視する国」ではないだろうか。
医療が発達し、世界有数の長寿国ですが、これは「科学と経済」が発展したことです。
命を「一つ」と数えた「政治的な考え方」は昔と変わったかどうか。
ここはとても大切だと思います。
私が幼い頃、アニメで「はだしのゲン」などが放映されていましたが、今は少ないどころか、全く目にしなくなりました。
伝え方には工夫が必要かもしれませんが、日本は被害者であり「加害者」であり、「加害が被害を作った」という事実は、必ず教育すべきです。
今、若い世代は「戦争に関して興味がある人」しか考えていないでしょう。
戦争が悪い、という単純な話ではなく「なぜ」を考える。
これを考えると、今のコロナ渦への対策の見方も変わってきます。
国もそうですが、マスコミも、です。
「本当の事」はそれほど語られず、「都合の良い事」ばかりが語られるのです。
私、この歳になっても戦争への興味関心は薄れず、新しい事実を知ると感動します。
ここ数年、特に「命が軽い時代だった」という事を考えるようになりました。
命の軽さに拍車をかけたのは、マスコミにも責任があると気づきました。
私の年代で、ここまで考える人は少ないでしょう。
これが大きな問題で、肯定、否定含め、もっと議論されるべきだと思うのです。
今、戦争経験のある方は高齢となり、生の声が聞けなくなりました。
現代なら映像で残るものも、昔は言い伝え、語り継ぐという事でしか残せません。
後の世が都合がいい事しか残らないのです。
勧善懲悪という言葉があり、物語としてはとても分かりやすいですね。
三國志(演義)がまさにこれで、曹操を悪逆非道な立場にする事で分かりやすい、人気作になります。
が、曹操は傑物で、優れた政治家であり、優れた軍人です。
多少、人間的な難があるとしても、悪逆非道という程ではありません。
さて、日本の戦争といえば第二次世界大戦ですが、これは「負けた」という結果と「原爆を落とされた」という被害が多く取り上げられます。
ですが、特攻隊、回天魚雷という、人命まで武器にした戦略をとり、戦争の被害を多くし、長引かせた責任は、それほど語られません。
特攻隊の事、素人が語るものでは無いと思いますが、敢えて語れば「算数」で命を測った事です。
戦闘機に乗れるまでの訓練に時間を掛けず、やっと飛べる程度に育てた若い人材の命を「一つ」と数え、相手に与える被害を「多く」計算したというだけです。
そう「効率」です。
なぜこのような戦略が採用されたのか。
そして、なぜ引き受けたのか。
(断る事は不可能として、遺書に残る言葉に不平不満が無い事が「引き受けた」という根拠です)
これは、たった70年程度前の話です。
なぜ戦争が起きたのか。なぜ大国アメリカと戦ったのか。
戦争は回避できなかったのか。
なぜ「お国の為に」という考えになっていたのか。
そして「国民は」戦争に反対したのか。
今、日本は平和ですが、「命を軽視する国」ではないだろうか。
医療が発達し、世界有数の長寿国ですが、これは「科学と経済」が発展したことです。
命を「一つ」と数えた「政治的な考え方」は昔と変わったかどうか。
ここはとても大切だと思います。
私が幼い頃、アニメで「はだしのゲン」などが放映されていましたが、今は少ないどころか、全く目にしなくなりました。
伝え方には工夫が必要かもしれませんが、日本は被害者であり「加害者」であり、「加害が被害を作った」という事実は、必ず教育すべきです。
今、若い世代は「戦争に関して興味がある人」しか考えていないでしょう。
戦争が悪い、という単純な話ではなく「なぜ」を考える。
これを考えると、今のコロナ渦への対策の見方も変わってきます。
国もそうですが、マスコミも、です。
「本当の事」はそれほど語られず、「都合の良い事」ばかりが語られるのです。
私、この歳になっても戦争への興味関心は薄れず、新しい事実を知ると感動します。
ここ数年、特に「命が軽い時代だった」という事を考えるようになりました。
命の軽さに拍車をかけたのは、マスコミにも責任があると気づきました。
私の年代で、ここまで考える人は少ないでしょう。
これが大きな問題で、肯定、否定含め、もっと議論されるべきだと思うのです。