脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

戦争教育

2021年08月13日 | 経営以外の話
ちょっと思うところがございまして、書き残します。
今、戦争経験のある方は高齢となり、生の声が聞けなくなりました。
現代なら映像で残るものも、昔は言い伝え、語り継ぐという事でしか残せません。
後の世が都合がいい事しか残らないのです。

勧善懲悪という言葉があり、物語としてはとても分かりやすいですね。
三國志(演義)がまさにこれで、曹操を悪逆非道な立場にする事で分かりやすい、人気作になります。
が、曹操は傑物で、優れた政治家であり、優れた軍人です。
多少、人間的な難があるとしても、悪逆非道という程ではありません。

さて、日本の戦争といえば第二次世界大戦ですが、これは「負けた」という結果と「原爆を落とされた」という被害が多く取り上げられます。
ですが、特攻隊、回天魚雷という、人命まで武器にした戦略をとり、戦争の被害を多くし、長引かせた責任は、それほど語られません。

特攻隊の事、素人が語るものでは無いと思いますが、敢えて語れば「算数」で命を測った事です。
戦闘機に乗れるまでの訓練に時間を掛けず、やっと飛べる程度に育てた若い人材の命を「一つ」と数え、相手に与える被害を「多く」計算したというだけです。
そう「効率」です。
なぜこのような戦略が採用されたのか。
そして、なぜ引き受けたのか。
(断る事は不可能として、遺書に残る言葉に不平不満が無い事が「引き受けた」という根拠です)
これは、たった70年程度前の話です。

なぜ戦争が起きたのか。なぜ大国アメリカと戦ったのか。
戦争は回避できなかったのか。
なぜ「お国の為に」という考えになっていたのか。
そして「国民は」戦争に反対したのか。

今、日本は平和ですが、「命を軽視する国」ではないだろうか。
医療が発達し、世界有数の長寿国ですが、これは「科学と経済」が発展したことです。
命を「一つ」と数えた「政治的な考え方」は昔と変わったかどうか。
ここはとても大切だと思います。

私が幼い頃、アニメで「はだしのゲン」などが放映されていましたが、今は少ないどころか、全く目にしなくなりました。
伝え方には工夫が必要かもしれませんが、日本は被害者であり「加害者」であり、「加害が被害を作った」という事実は、必ず教育すべきです。
今、若い世代は「戦争に関して興味がある人」しか考えていないでしょう。
戦争が悪い、という単純な話ではなく「なぜ」を考える。
これを考えると、今のコロナ渦への対策の見方も変わってきます。
国もそうですが、マスコミも、です。
「本当の事」はそれほど語られず、「都合の良い事」ばかりが語られるのです。

私、この歳になっても戦争への興味関心は薄れず、新しい事実を知ると感動します。
ここ数年、特に「命が軽い時代だった」という事を考えるようになりました。
命の軽さに拍車をかけたのは、マスコミにも責任があると気づきました。

私の年代で、ここまで考える人は少ないでしょう。
これが大きな問題で、肯定、否定含め、もっと議論されるべきだと思うのです。
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リスク管理 ⑪

2021年08月13日 | 経営
「オマエが嫌いだ」となっていれば、商品を採用してもらうのは難しいでしょう。
「良い人」と思われていれば、少なくとも拒絶される事はありません。
恋愛では「良い人=どうでも良い人」という考えもあるそうですが、経営であれば「どうでも良い」でも構いません。
敵で無ければ良いのです。

売上を上げる策を打ち出す以前に、自分が嫌われているのかどうか、これを客観的に見定める必要があります。
「嫌い」これは人間的な問題という事だけではなく、「難しい」も該当します。
難しい=避けるとなるからです。

社会人として常識的な行動をとっていれば「嫌い」は少ないと思います。
そうすると「難しい」を改善する、これを考えれば良いのです。
「いつでも、どこでも、気軽に」ですね。

私、この「いつでも、どこでも、気軽に」が、年々できなくなっているような気がします。
仕事を選ぶようになっているからです。
昔は、よほどの事が無ければ断りませんでしたが、今は、効率を考えて断る事をしています。
例えば「お客様が日曜日しか休めない」と言われれば、昔なら無条件で引き受けましたが、今は、基本的にお断りです。
私だって休みだからです。
これ自体が間違いとは言いませんが「この姿勢」が、相手に難しさを与えている可能性があるのです。

ここで課題が見つかります。
「譲歩」です。

続きます(が、ちょっと後回しにします)
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リスク管理 ⑩

2021年08月13日 | 経営
売りたい、儲けたいと思うのは誰もが同じですが「売ってあげよう」「儲けさせてあげよう」とは、なかなか思えないかと思います。
会社員なら、相手先に値引きを要求しても「この値引きで相手が貧乏になる」とまでは考えません。
ですが、自分の給料が減る事は「貧乏になる」と理解できます。
売上と給料が結びつきませんので、考え方そのものが違うのです。

情に訴えるというだけでは経営ができませんが、少なくとも「情など不要」よりは売れると思います。
これ、見習い時代から開業初期までは「情など不要」という勘違いをしていて気づきませんでしたが、最近「情があっても良い」と考えるようになりました。
売る為のツールとして、という事です。

「お礼を言う」というだけでも大きな効果はあると思いますが、「今まで付き合いの無い人」を獲得する為には、お礼を言うチャンスをもらう事から始める必要がありますね。
チャンスをもらう、これが安売りでも良いとは思います。方法はさまざまです。
(私は安売りをしませんが)
そして、売った人が気持ちよくなる、これで次回以降の継続も狙えると考えます。
「顔なじみ」は否定しても「ファン」は肯定できるのです。

情の部分を構築するには、それも相応の時間が必要です。
だから「売上を伸ばす戦略」を行う手前で「情の部分を構築しておく戦略」を用意しておかねばなりません。

続きます。
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リスク管理 ⑨

2021年08月13日 | 経営
自分の経営体力(耐力)を考え、対策には時限があるという事を理解します。
さらに相手がある事なので、相手の考え、興味を理解します。
そこに合致するような提案や商品を用意すれば、相応の結果が出てくると考えます。
そこには、それなりの予算が必要です。
業種によっては接待、会合になるかもしれませんが、試食(サンプル)が分かりやすいですね。

小規模な経営者が相手であれば、試食など用意せずとも「最初に理解してもらえば」結果が付いてきます。
細かい提案も不要で「顔なじみ」で成立する事も多いのです。
正直、私の業界はこの部分が大きく、柔軟性が少ないと感じていました。
で、私は「顔なじみ」という部分を否定し、スキマに付け入る形で経営してきたのです。

顔なじみを否定するというのは、今のネット通販にも繋がります。
実店舗を見た訳ではなく、人に会った訳でもない。
金額と対応(スピードや説明)に納得して購入するが、次は「もっと安い店があれば、そちらで買う」という客も多いでしょう。
よほど特殊な商品でなければ、浮気されて仕方ないのです。

これを肯定する事で、相手(リフォーム会社)と、その先(消費者)にも同じことが言えると理解します。
相手先の社員、これが「ずっと勤務していれば」小規模な経営者と同じです。
が「顔なじみを否定する」というのは「人の入れ替わりがある」という事です。
退職、異動、中途採用など、いろいろな入れ替わりがあって「大きな組織」は成立します。
新しい人材が、当店の商品を知らない事もあるでしょう。
また、当店以外の商品を持ち込む事もあります。
当店を理解し、周囲に宣伝してくれていた人が去ってしまう事もあります。

だからこそ「テコ入れ」が必要になります。

続きます。

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リスク管理 ⑧

2021年08月13日 | 経営
私の経営、売上の事を考えて行動するのは当たり前ですが、ターゲットになる相手の理解も必要です。
一般家庭、消費者と直接取引をするのであれば、全ての家庭に合わせるのは困難です。
そうなると「安売り」というような懐事情、「高齢者」といった年齢層など、大まかな括りをするだけになると思います。

で、私の場合はリフォーム会社がターゲット(相手)になります。
相手が仕事を獲る。ここに「当店の商品」が入ってくるようにしたいのです。

当然、相手にとってメリットがある商品がベターです。
こうなれば、特に努力をしなくても売上は伸びていきます。

今、当店の売上が減少しているのは「メリットが薄い商品になった」という点があるのかもしれませんが、それ以上に「メリットの理解が無い商品」になったと考えています。
メリットを理解してもらうには、相応の時間が必要になります。
一方通行ではいけません。相手がメリットと思えるようなプレゼンを行い、理解してもらうという事です。
そして、そこには「予算」も必要になってきます。

続きます。
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