脱サラして一人親方になりました

脱サラして独立。我が道を行く男の独り言

リスク管理 ⑥

2021年08月11日 | 経営
夏休みの宿題は、質、量とも「期間内で終わる」という設定がされていると思います。
終わらないという設定もあるのかもしれませんが、それは「高い設定をしている」と根拠があってのものです。
何の根拠も無く、膨大な量を出しているだけなら、それこそ「意味の無い努力」になりますね。

経営では、期限を「どのように設定するか」は自由です。
が、資金には限界がありますので、資金を基本に考えれば、自動的に期限の設定が必要になります。
で、その期限内に「膨大な量」の対応は不可能ですから「適した内容」である必要があります。
逆を言えば「膨大な量」には「相応の期限」が必要という事ですね。

こどもの宿題は、こどもの能力と家庭環境で「期限内で終わる量」が違ってくると思います。
勉強に集中できる環境、親御さんの協力があるご家庭と、家庭の事情で家事手伝いをこなしながら、勉強に集中できない家庭では、こどもの能力が等しくても差が出てしまいますね。
また、同じ環境でも能力に差があれば、これもまた量に差が出てしまいます。

経営であれば「自分の能力」や「周囲の環境」を見定めて、「正しい期限設定ができる」という事が重要。
期限設定(資金的な問題)が先にあるなら「自分の能力や周囲の環境で、期限内でできる事」が、「経営的な問題を解決してくれるか」考えるべきですね。
どう考えても、期限内で終わらない「膨大な量」であれば、ハッキリ言えば「諦めるべき」なんです。

結果が出ない努力は、経営で言えば「意味の無い時間を過ごす事」です。
必死に努力したという事が重要なのではなく「結果が出た」という事だけは重要という考え方です。

続きます。
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リスク管理 ⑤

2021年08月11日 | 経営
今の時期で「期限設定」となると、一番身近なのは「こどもの夏休み」と「宿題」ですね。
教育関係の方に聞いた話ですが、宿題の提出に関して、成績(通知表)には大きく反映されないそうです。
いや、正確には「提出物を出した」という評価はありますが、「しっかり完成させた」と「面倒だけど、やれと言うからやった」という差は無いという事です。
*評価が大きい美術や研究の課題もあります。

本来、課題は「やった事で学習能力が向上する」という位置づけであるべきですが、評価は「出したか、出さなかったか」なんですね。
これ、大きな誤りだと思いますが、「先生からの指示を守る」という教育だと思って割り切っています。

夏休みの宿題は期限を定めて終わらせればOKです。
毎日少しずつやっても、初日からダッシュしても、最終日に慌ててやっても「結果に対する評価は同じ」です。
中身をしっかり分析すれば評価は変わってきますが、先生方に余裕がありませんからね。

さて、経営はどうでしょう?
夏休みの宿題と大差はありません。
初日からダッシュで売上をだしても、ギリギリで売上を出しても「同じ売上」です。
長期的な継続という意味では異なりますが、数字で考えれば同じなんです。

ですが「毎日努力した」ほうが、自身を納得させられると考えがちですね。
嫌みな書き方をしましたが「考えがち」なんです。
経営に限定すれば、結果が出ない努力は意味を持ちません。
「将来、売上に繋がるから」であれば、将来とはいつなのか? これを定めて初めて「努力」と呼べます。

続きます。
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リスク管理 ④

2021年08月11日 | 経営
リスクに限りませんが、経営の基本は「予測をして」「期限を定めて」「結果を検証して」「継続、改善を図る」の繰り返しだと思います。
政府が行っているコロナ対策などは、経営の基本からすると全く理にかなっていません。
目標にしている結果が曖昧だからですね。
「感染者が減りませんけど、効果的な策はとっていますか?」という質問に対し「人流は減っている」と答える有様です。
「人流を減らす」は、目的達成の為の「途中経過」でしかありませんが、それを目的として答えている。
経営であれば「売上が伸びませんが」に対して「問い合わせは増えている」と答えているようなものです。
なんとなく「成果が出ている」ように見えますが、結果は「売上は増えていない」のです。
では、問い合わせが増えているのに売上が伸びないのは何故なのか?
時間が必要なのか、問い合わせに対するリアクションが悪いのか、「問い合わせが増えている」という思い込みなのか、ですね。

こういう「結果責任」を考える事が経営者の務めです。
従業員なら、経営者が建てた「目標=ノルマ」を達成する事だけに集中し、まい進すれば良いのです。
自営業は従業員では無いので、誰かが結果責任を負ってくれませんし、ノルマも設定してくれません。

売上UPという目標、経営維持という目標と同じように「どこで辞めるか」という期限設定も重要です。
いや、自営業のような小規模経営であれば、期限設定こそ最重要かもしれません。

続きます。
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リスク管理 ③

2021年08月11日 | 経営
「来年の3月がリミット」と書くと貯金がゼロになるイメージですが、先に書いた計算の通り「あと1年持ちこたえられる」と、家計の貯金は別にしているので、ギリギリまで粘れば1年どころか3年くらいは経営可能だと思います。

敢えて「残り1年」と区切るのには理由があって、完全にゼロになってしまうとリスタートが難しいと考えたのです。
私の年齢になると、就職は難しいですし、過去のサラリーマン経験からして、仮に就職できたとしても長続きしないと思うのです。
そうなると、事業転換という道も含めてリスタートを考える必要がありますが、それには資金が必要です。
家計の貯金を崩す事も可能ですが、貯金は「家族のお金」と分けて考えるべきですから、私の判断で使えるお金ではありません。
だからこそ「1年分」を残した状態をリミットとしているのですね。

それと、事業を開始してから10年を過ぎ、だいたいの予測、予想ができるようになっていますから「残り1年」と区切らずとも「もう限界だよな」と、売上回復の見込みが無いと気づくと思うのです。
ただ、事業を行った責任として、受け取った仕事は完遂せねばなりませんから「次の道に進むまでの期間と費用」としての1年です。

何か書いていて暗い気持になっていくので、ネガティブな部分はここまでにします。

続きます。
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