ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




明王院前の長屋。台東区谷中5-4。1987(昭和62)年4月10日

三崎坂(さんさきざか)をほぼ上りきったかと思われる辺りに明王院(みょうおういん)という寺がある。その前面に写真の長屋が並んでいる。写真右のマンションは1階が石六という石屋で、そのビルと長屋の間が明王院の山門。四軒長屋が2棟つながって建っているが、明王院の家作なのかもしれない。たばこの看板の店が「おおこ(大古)商店」。



1枚目の写真から2年後。ガードレールが新しくなった。1989(平成1)年3月12日



近影。2007(平成19)年10月18日

左側の長屋の左端の1軒がなくなっている。1枚目の写真の撮影時から空家だったのかもしれない。右側の長屋と同じく屋根が新建材で葺きなおされた。瓦のままで屋根を修理するほうが費用がかかるのだろうが、瓦屋根は暫時消滅にむかっているように思える。

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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2011-05-19 02:15:00
今は谷中に住んでいませんが、この長屋の中の一軒の持ち主です。
川上電気の長屋にも知り合いが居ます。
彩美堂の前の長屋も知り合いの家です、伊勢五は子供の頃毎日のように買い物に行ったものですが、今は息子さんが継いで千駄木に、全国の銘酒をネットで販売していますよ、先代も元気で谷中でたまに見かけます、私もたまにしか谷中に行きませんけど、
最近は若い人が多くなり活気が出てきて嬉しく思っています。
 
 
 
>長屋オーナー様 (流一)
2011-05-19 21:34:52
最初、川上電気が分からなくてネット検索してみたら、いきなり当ブログが出てきて……どうも、面目ありません。彩美堂の前の長屋はたしか三軒長屋の古そうな建物。永く谷中でお暮らしだったようですね。どの家も戦前からあったようにみえます。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2011-05-20 23:34:03
大古さんは大正時代確か8・9年だったかですね、聞いたことは有りましたけど失念してしまいました、その隣の長屋や火事で昭和5年に立て直しています。
上を見ると火事の跡があります。
彩美堂の前は昭和だったと思いましたが、この長屋は中で繋がっていて親戚仲良く暮らしています。
川上電気は大正ですね、ここはその内文化財になるのではないでしょうか。
御存知でしょうが前道路に吉田酒店が移築されています、店をやっている頃は伊勢五が休みの時は買い物に行ったものです。
何故か谷中は縄張りみたいなものがあり、私の偏見かもしれませんが決まった店で買い物をしたものです。
最近は谷中が賑やかなり本当に嬉しいです、戦前は三崎坂は彼岸銀座と言われ屋台が出たそうですが、戦後はオケラ坂との別名もあり淋しいものでした。
夜になると人が歩いていないし両面道路はお寺ばっかりで淋しいものでしたね。
              
              乱文で失礼しました。
 
 
 
Unknown (マイベイ)
2011-05-24 14:16:09
随分、かわりましたね。
 
 
 
彩美堂について (矢野隆司)
2012-01-04 09:25:23
はじめてコメントさせていただきます。小生、作家の今東光さんの研究をしている者です。今さんの関係で「さいびどう」という画材屋さんのことを調べています。インターネットで検索したところ、こちらのサイトが出てまいりました。「彩美堂」という記述がございますが、画材屋さんなのでしょうか。もしそうであれば、また現在も御商売をされているのでしょうか。さらに、住所などをご教示いただければと投稿させていただきました。宜しくお願いいたします。
 
 
 
>矢野隆司様 (流一)
2012-01-04 20:49:04
わざわざのお尋ねですが、彩美堂については残念ながらなにも知りません。古い建物を撮影したらたまたま「彩美堂」の看板が写っていた、ということです。
住所から、
『公募展に出品しよう』
というサイトの「搬入業者一覧」にある「彩美堂(谷中営業所)、東京都台東区谷中4-1-12、03-3823-8130」なのですが、今はその場所から移っていると思います。
 
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