蔵前別館。台東区浅草橋3-5
1987(昭和62)年6月7日
前の道路は蔵前橋通りの南を東西に通っている、一方通行だがわりと広い道路である。区立育英小学校のはす向かいになる。大きな看板がかかっているので、ぼくは料理屋か旅館のような印象を受けたのだが実際はどうなのかは知らない。あるいは呉服店かなにかかもしれない。現在は看板を下ろしてしまったが建物はそのままだ。
一見して昭和初期に建てられた看板建築に見える。撮影当時は蔵前別館の前の通りを西へ行ったすぐの忍岡高校入口交差点の周辺は、戦前のままの木造の家が立並んでいたから、この家も、と考えたわけだ。しかし、この辺りから東側は空襲で焼き払われていた。昭和22年の航空写真ではまだ家は建っていない。どうやら昭和25年頃に建った看板建築ということになる。
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おかず横丁の蛙がまめたんさん子供の頃からあったとは! この蛙もけっこう歴史がありそうですね。
昭和37年生まれで、この蔵前別館のある場所から徒歩2分ほどの所に1996年まで住んでいた者です。
このお写真の蔵前別館、大変に懐かしいです。
現在は添付しましたURLに有ります様に(私のブログです)、看板を下ろし外壁を薄茶色に塗ってひっそりとした一般民家になっています。
とっくに他界した父から生前聞いた話では、ここは行商人宿だそうです。
ちなみに、別館というくらいだから本館がどっかにあるんだろう?と思うのですが、残念ながらまだ謎のままです。