ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




新玉の湯。神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢。2006 (平成18)年5 月20日(4枚とも)

函嶺洞門と千歳橋の間の国道沿いに新玉の湯(しんたまのゆ)という旅館があった。撮影時にはすでに廃業していたが、半年後には解体された。現在はその跡地で函嶺洞門のバイパス工事が進んでいる。バイパスは函嶺洞門の箇所だけで、そこを二重にしてお互いに一方通行にするのかもしれない。洞門内では大型バスどうしのすれ違いが困難なのだろう。
新玉の湯が「あらたまのゆ」ではなく、「しんたまのゆ」だと知ったのは、『 Dialogue with Ruins … 新玉の湯』に載っていたパンフレットの英語表記「The Shintamanoyu」によってだった。
『Japanese Old Photographs In Bakumatu-Meiji Period』の古写真(目録番号:4536)の説明文に「明治20年頃開業した新玉の湯である。塔ノ沢村の総代堀貞蔵が、玉の湯旅館を読売新聞社主子安峻に譲渡し、新たに建設したもの」とあり、「新」が付いているがかなりの老舗である。玉の湯旅館というのは、現在の福住楼のところにあった「洗心楼玉の湯」のことらしい。



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