ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




愛朋社、早川紙工。中央区湊2-14。1987(昭和62)年10月11日

写真右手の道路は隅田川沿いの道路。その右側がかつての河岸地で、倉庫が立ち並んでいたが今はマンションに替わってきている。道路の左側は手前より「愛朋社(パン製造)」―テントの字は「BREAD & CAKE(有)愛朋社」だろうか―、「早川紙工」、横丁の先は15番地になりその角が「羽成ロープ」。背後のマンションは「ライオンズマンション鉄砲洲」。



三宅テント。湊2-14。2008(平成20)年7月10日

早川紙工と同じ区画の反対側で、ごく最近の写真である。昔の景観が撮影できる一角だ。だが写真右端の家をはずれると地上げの跡である空地が目立ってくる。
岡商店は戦後すぐに八丁堀からここに移ってきたという。八丁堀の店が焼失して、すぐ商売が続けられるように焼けずに残った建物を求めた、ということかもしれない。

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コメント
 
 
 
再開発動き出す (mKm)
2014-01-12 20:20:50
この周辺は、バブルがはじけて以降放置状態みたいでしたが、ここ数年で
区画整理と再開発が動き出した様です。 権利関係の整理がついたのでしょうか。

興味あって昨年から何度か訪問しているのですが、昨年末からさらに変化が
加速しているようです。 

こちらの写真は土地が「歯抜け」になる前のものでとても興味深いものです。
見つけて喜んでいます。 掲載いただき、ありがとうございました。
他の記事も順次読ませていただいています。

この区画には今年(2014)の春から37階建てマンションの建設がはじまるそうです。
ライオンズマンション鉄砲洲も取り壊されるとか。

ところで「愛朋社」のテントの文字は、「BREAD CAKE」ではないでしょうか。
間に「&」が入っているかもしれません。

関連して、別項の中央小学校前の四軒長屋跡(2010-04-07)はしばらく前までは
駐車場だったようですが、現在は新しいマンションの建設中です。 
周辺にも小振りのマンションがたくさんできていますね。

小学校校舎も立派なものになっているし、時の流れを感じます。

失礼いたしました。
 
 
 
>mKm様 (流一)
2014-01-13 09:22:11
バブル期の地上げで荒廃した入船湊地区。私は一人で「日本バブル遺産」に認定していました。大きな再開発はやめにして、できるところから中小のマンションを建てる動きが出てきたということでしょうか。以前は職住同居でかなりの人が住んでいたようですから、マンションが建って住む人が増えるのはいいかもしれませんね。
テントの文字はたしかに「BREAD & CAKE」ですね。「BREAD BAKERY」を訂正しました。
これからも当ブログをよろしく。
 
 
 
昔親子四代にわたり住んでました。 (春奈)
2014-06-01 02:14:17
懐かしい街並みで我が家の写っている写真はないかと探して見てました!しかしもう少しの所でというのばかりなので、思わずコメントしてしまいました。豆腐屋の双葉さんの並びでテント屋さんの向かいの路地の入り口の写真はないでしょうか?
是非あれば載せて頂きたいです!
 
 
 
>春奈様 (流一)
2014-06-02 11:12:49
当ブログを熱心にご覧いただいたようで、ありがとうございます。路地の角に松本印刷がある方の写真ですが、ざっと探してみましたが残念ながら見つかりませんでした。
ストリートビューを見ると、双葉とうふ店と料理屋の双葉は健在のようですね。松本印刷と隣の大野屋だった家が残っています。その南は残っていた家が取り壊されていてビルの建設工事に入ったように見えるので、すでに何かが建ったのかもしれません。
湊1~3丁目の区域で、20年くらい前の写真でまだ発表していない物件がいくつかあるのに気が付きました。これから整理してみます。
 
 
 
ありがとうございました! (春奈)
2014-06-02 23:30:35
探して頂きありがとうございます!ただ、バブル期に立ち退いたので難しいかもしれませね(涙)
ちなみに松本印刷さんの右隣でした。
せっかく湊には大きなお祭りがあるのだから再開発するなら高層マンションではなく戸建ての住宅街に再開発すればいいのに、と湊の街並みを見て寂しく思っております。これからもブログ楽しみに拝見させて頂きます。
 
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