ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




島薗邸。文京区千駄木3-3。2007(平成19)年12月1日

千駄木の高台、高級住宅地にある島薗邸の洋館は、「たてもの応援団」の尽力によって、月2回公開されている。実はぼくは今知ったばかりだ。室内には建物や島薗家に関する資料が展示されているようである。『墳丘からの眺め>島薗邸(2007.03.17)』というサイトに詳しいので、以下、それを参考に紹介してみる。
1932(昭和7)年に建てられた。設計は川崎銀行の建物を多く手掛けた矢部又吉。施主である島薗順雄(のりお)氏のスケッチをもとにしたと推定されるという。竣工時は陸屋根の平屋で、昭和16年に2階を増築した。洋館の裏に和館が付いている。
外観は壁の色のせいかもしれないが、スパニッシュ様式に見える。矢部はドイツに留学したので、装飾などにドイツ風のところがあるという。2階の軍艦と飛行機のステンドグラスはぜひ一見したいものだ。



2000(平成12)年5月3日



1989(平成1)年2月26日

当ブログで取り上げた矢部又吉が設計した建物を以下に並べる。
日本信託銀行本店
三菱銀行横浜支店
ストロングビル
霞ヶ関信用組合

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