ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




佐藤家住宅。中央区新富1-11。2007(平成19)年2月7日

当ブログ『瀧亭/新富1丁目』で出した建物だが、そこではちゃんと記述されてないので改めて紹介する。
佐藤家住宅は『中央区>佐藤家住宅』によると、大正14年に建てられた待合の建築。花街だった新富町の面影を伝える建物だ。「門塀を廻し、門扉には花頭窓を設け、材の細い垂木を吹き寄せにするなど優美な意匠が随所に見られる。/2階の庇は、2本の角材と1本の皮つき丸太材を交互に並べた垂木とし、野地板との間に線の細い丸太材を設えるなど数寄屋風の意匠も見られる。/内部の間取りは、客と他の客、裏方の導線が重ならないように工夫が施されており、旧待合の間取り性格が見られる。/旧部材を大切にしたリフォームがされている。」と解説されている。
正面2階の右側の窓の手すりが、2010年頃に左側の手すりのように木で復元された。

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