ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




早稲田大学11号館。新宿区西早稲田1-6。2004(平成16)年11月9日

正門からいくと、西の突き当たりが10号館で、その手前北側にあった商学部校舎。2006年に解体されて2009年に新校舎が竣工した。
写真の旧校舎は、『都市徘徊blog>早稲田大学11号館』によると、「建設年:1938(昭和13)年、構造・階数:RC4+屋根裏、設計:桐山均一、備考:1951増築」。1号館(昭和9年築)とほぼ同様の外観である。コの字型の平面だったのをその開口部を塞ぐように2階建てを増築していたという。
設計者の桐山均一はネットでは早稲田大学の校舎の設計者としか出てこないようで、その人物についてはさっぱり分らない。『日本近代建築総覧』では設計者は「片山均一(早稲田大学営繕課)」としている。
11号館の裏(北)には12号館(1951年築)があったが、11号館とともに解体されて、その敷地は新11号館に取り込まれた。『都市徘徊blog』には、12号館と11号館の裏側の写っている貴重な写真がある。



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