ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




北川商店土蔵。千葉県香取市佐原イ1713。2003(平成15)年7月20日

香取街道の伊能記念館西入口交差点から南に入ってすぐのところ。「清宮秀堅旧宅」の向かい側にある。「NPO法人小野川と佐原の町並みを考える会」が設置した説明書きによると、「北川商店」という餡製造会社が小豆などを入れる穀物倉庫としている。明治年間の建築で、当初は米蔵だった。合資会社北川商店は昭和13年(1938)の創業。
平成9年(1997)度に全体的に復元修理している。「下屋前面を壁で塞ぎ穀物倉庫としていたものを、本来の位置に漆喰塗りの壁を復し、下屋を開放して腰壁をつけ、出入り口は木製引き戸とした」という。
説明書きには、蔵の前の道を「下新町通り」といっている。写真の辺りは旧町名で「下宿」(東側)と「仲宿」だが、南へ行って「町並み観光駐車場」の先が「下新町」。

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