ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




坂井邸。台東区台東3-45。1985(昭和60)年10月27日

昭和通りの台東三丁目交差点と、清洲橋通りの小島二丁目交差点を結ぶ通りから昭和通りに近い横丁を南へ入ったところにあった商家。坂井邸と名前を出してしまったのは、すでに建物がなくなったのと、『台東区近代洋風建築調査報告書[データ編]』(平成8年)に「65坂井邸、台東3–45–4、木造2階建て、出桁、1階洋風」で載っているからだ。
出桁造りの和風の家だが、1階はタイル貼りの壁に洋式のドア。ショーウインドーがあるので商家だったと思うのだが、斜め棒のドアは小売店らしくない。『アクトデザイン凛太朗のブログ>台東1丁目~4丁目散策Ⅱ』では、細かく観察していて細部の写真も載せている。1階壁のタイルは横に線が引かれたスクラッチタイル、2階の銅貼りの戸袋は麻の葉模様、と分る。

坂井邸は2022年には取り壊されて「うれしい保育園仲御徒町駅前」(2023年4月1日開園)という施設になった。



坂口薬局、坂井邸。1992(平成4)年3月22日

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