期末期初でばたばたしてしまい、決して音楽断食をしていたわけではないのですが、少し更新が途絶えてしまいました。
世の中は4月ということで、会社でも電車の中でも新社会人の姿をよくみかけるのですが、なぜかひと目で分かりますよね。
「なんでだろう」といろいろ考えてみました。
・スーツが新しい
・ネクタイの結び方、着こなしがどこか初々しい
等々いろいろ共通項があるのですが、果たしてそれだけだろうか。
はたと思い当たりました。
そうです、彼らはくたびれていないのです。
これこそが新入社員の最大の特徴であり、サラリーマン生活を1年以上経験した人間とは決定的に違う部分なんですよね。
うまく5月のGWを乗り越えて、早く貴重な戦力になってね!
さて、先週とても素敵なディスクに出会いました。
「木曽音楽祭 30周年記念」として2004年に限定発売された4枚のアルバムです。
画像のジャケットは第1集のもので、ここでは金昌国さんの素晴らしい演奏が聴けるモーツァルトのフルート四重奏曲にはじまり、泣きたくなるようなシューマンのピアノ四重奏曲、ドボルザークの弦楽セレナーデと大変魅力的な選曲であり演奏です。
そして、第2集。
一聴して分かりますが、音楽の質の高さに驚かされます。
アンサンブルは緊密、しかしながら自発性にとんだ、室内楽の醍醐味を感じさせてくれます。
まあ、演奏者の顔ぶれをみれば、なるほどと納得ですよね。
この名手達が、何日も同じ場所で合宿をし、その間同じ食事をとりながら集中的に練習をしてのぞむコンサート。
悪い演奏になるはずもありません。録音も素晴らしいので、ライブ録音のよさを満喫できます。
ブリテンのファンタジーは、以前から好きな曲なのですが、物憂げな表情が絶妙です。
ベートーベンの6重奏曲では、弦楽器とホルンの掛け合いが何とも見事。
難しいパッセージをともなうホルンも絶好調です。
ただ、この演奏が名ヴァイオリニスト数住岸子さんの最後の録音になったそうです。ほんとに残念。合掌。
最後に収録されているラハナーの九重奏曲は初めて聴く曲だったのですが、とってもチャーミングな曲。木管のオーボエがいいスパイスの味を出していますねぇ。さわやかで、すっかり気に入ってしまいました。
1975年8月ビオラ奏者の最高峰として世界に知られるウィリアム・プロムローズ氏が、木曽福島に3週間滞在し公開レッスンと演奏会を開催したのが記念すべき第1回めになった木曽音楽祭。
「木曽の地を日本のマールボロに」という関係者の並々ならぬ情熱により続けられたこの音楽祭は、今年で第32回になります。
私も一度是非生で聴いてみたくなりました。
<第2集>
(曲目、録音日、演奏者)
■ブリテン/ファンタジー op.2 〈2003.8.22〉
Ob:古部賢一 Vn:川田知子、篠崎友美 Vc:堀了介
■ベートーヴェン/六重奏曲 変ホ長調 op.81b 〈1996.8.24〉
Vn:数住岸子、鈴木理恵子 Va:菅沼準ニ Vc:堀了介
Hr:松崎裕、山本眞
■ラハナー/九重奏曲 ヘ長調 〈2000.8.25〉
Fl:佐久間由美子 Ob:小畑善昭 Cl:磯部周平 Hr:山本眞 Fg:前田信吉 Vn:加藤知子 Va:安藤裕子 Vc:山本裕康 Cb:星秀樹
世の中は4月ということで、会社でも電車の中でも新社会人の姿をよくみかけるのですが、なぜかひと目で分かりますよね。
「なんでだろう」といろいろ考えてみました。
・スーツが新しい
・ネクタイの結び方、着こなしがどこか初々しい
等々いろいろ共通項があるのですが、果たしてそれだけだろうか。
はたと思い当たりました。
そうです、彼らはくたびれていないのです。
これこそが新入社員の最大の特徴であり、サラリーマン生活を1年以上経験した人間とは決定的に違う部分なんですよね。
うまく5月のGWを乗り越えて、早く貴重な戦力になってね!
さて、先週とても素敵なディスクに出会いました。
「木曽音楽祭 30周年記念」として2004年に限定発売された4枚のアルバムです。
画像のジャケットは第1集のもので、ここでは金昌国さんの素晴らしい演奏が聴けるモーツァルトのフルート四重奏曲にはじまり、泣きたくなるようなシューマンのピアノ四重奏曲、ドボルザークの弦楽セレナーデと大変魅力的な選曲であり演奏です。
そして、第2集。
一聴して分かりますが、音楽の質の高さに驚かされます。
アンサンブルは緊密、しかしながら自発性にとんだ、室内楽の醍醐味を感じさせてくれます。
まあ、演奏者の顔ぶれをみれば、なるほどと納得ですよね。
この名手達が、何日も同じ場所で合宿をし、その間同じ食事をとりながら集中的に練習をしてのぞむコンサート。
悪い演奏になるはずもありません。録音も素晴らしいので、ライブ録音のよさを満喫できます。
ブリテンのファンタジーは、以前から好きな曲なのですが、物憂げな表情が絶妙です。
ベートーベンの6重奏曲では、弦楽器とホルンの掛け合いが何とも見事。
難しいパッセージをともなうホルンも絶好調です。
ただ、この演奏が名ヴァイオリニスト数住岸子さんの最後の録音になったそうです。ほんとに残念。合掌。
最後に収録されているラハナーの九重奏曲は初めて聴く曲だったのですが、とってもチャーミングな曲。木管のオーボエがいいスパイスの味を出していますねぇ。さわやかで、すっかり気に入ってしまいました。
1975年8月ビオラ奏者の最高峰として世界に知られるウィリアム・プロムローズ氏が、木曽福島に3週間滞在し公開レッスンと演奏会を開催したのが記念すべき第1回めになった木曽音楽祭。
「木曽の地を日本のマールボロに」という関係者の並々ならぬ情熱により続けられたこの音楽祭は、今年で第32回になります。
私も一度是非生で聴いてみたくなりました。
<第2集>
(曲目、録音日、演奏者)
■ブリテン/ファンタジー op.2 〈2003.8.22〉
Ob:古部賢一 Vn:川田知子、篠崎友美 Vc:堀了介
■ベートーヴェン/六重奏曲 変ホ長調 op.81b 〈1996.8.24〉
Vn:数住岸子、鈴木理恵子 Va:菅沼準ニ Vc:堀了介
Hr:松崎裕、山本眞
■ラハナー/九重奏曲 ヘ長調 〈2000.8.25〉
Fl:佐久間由美子 Ob:小畑善昭 Cl:磯部周平 Hr:山本眞 Fg:前田信吉 Vn:加藤知子 Va:安藤裕子 Vc:山本裕康 Cb:星秀樹
山と川と空気のおいしい場所ですね。
数住さん、素敵でした。それにしても贅沢なメンバーですね。しかしあの小さな町のどこにそんなホールがあったのでしょう。
あの空気に触れる音はとても澄んでピュアに響くような気がします。
いつもありがとうございます。
この音楽祭には、日本の一流ソリストが多数出演していますが、アンサンブルとしても素晴らしい出来栄えです。単に顔見世公演になっていないどころか、本気印の熱い音楽にすっかり魅了されました。
川田さんも佐久間さんも、素晴らしい演奏を聴かせてくれています。
機会があれば是非お聴きになってください。
ご心配をおかけしました。
親知らずに悩まされている以外は、いたって元気にしております。(笑)
>山と川と空気のおいしい場所ですね。
ほんとそうですよね。町おこしのような感じでスタートしたようでですが、こんなメンバーが継続的に参加しているところをみると、この音楽祭そのものが、演奏する側も聴く側も虜にする独特の魅力があるんでしょうね。
何回目のものかは分かりませんが、昔BSで放送した木曽音楽祭の録画が確かあったはずだと気づいて、昨日から探しているのですが、なかなか見つからないのです。
何としても、見つけ出すぞう!
クラシック音楽のひとりごと(mozart1889さん)の繋がりでお伺いしたら、つい先日自分が書いたCDについて書かれているので、不躾ながらトラックバックさせて頂きたく。
あのCD、私は横浜の方の某大手ショップで見掛けて入手したのですが、良いですよね。
ようこそおいでくださいました。
このCD、私も池袋の某大手ショップでみつけて、4枚のうちまず2枚を購入して聴きました。
素晴らしい演奏、録音ですよね。早速次の日に残る2枚も購入しました。(笑)
今後ともよろしくお願い致します。