昨日、読響マチネーを聴いてきた。
タクトをとったのは、パオロ・カリニャーニ。
日本での知名度はいま一つだが、3年前に読響マチネーで聴いたときの印象が大変鮮烈で、シーズンプログラムをみたときから心待ちにしていたコンサートだった。
<日時>2009年7月11日(土) 14:00開演
<会場>東京芸術劇場
<曲目>
《レスピーギ生誕130年》
レスピーギ:ローマ三部作
■交響詩〈ローマの祭り〉
(休憩)
■交響詩〈ローマの噴水〉
■交響詩〈ローマの松〉
(アンコール)
■レスピーギ:リュートの為の古代舞曲とアリア第3組曲から「シチリアーノ」
<演奏>
■指 揮:パオロ・カリニャーニ
■管弦楽:読売日本交響楽団
どちらかというとスロースターターの読響だが、この日は前半からエンジン全開。
「祭り」の冒頭から、実に色彩豊かなサウンドで聴衆を魅了してくれた。
カリニャーニの手にかかると、何というか読響の音に生気が感じられる。
音楽に最も重要な呼吸感、リズムの弾力性という点でも申し分ない。
読響の猛者たちが、終始気持ち良さそうにそして必死で弾いている姿が嬉しかった。
当初「噴水」の後で休憩の予定だったようだが、この日は「祭り」で休憩に入り、後半に「噴水」「松」を並べるプロになった。
「噴水」のラストの鐘の響きの残像を残した形で、「松」が開始されたのはとても効果的だったと思う。
クライマックスの設定も見事の一言。
レスピーギの3部作では、フェードアウトしてからフェードインという形をとらずに、前のシーンの最後と新しいシーンの始まりが重なるような箇所が散見されるが、このあたりの処理も実に上手い。
色の数の多さ、巧みな歌わせ方、ダイナミクス、やはり経験豊かなオペラ指揮者としての面目躍如といったところか。
今度は是非一度彼の指揮するオペラを観てみたい。
それから、もうひとつ。
何としてもマーラーのシンフォニーを聴きたい。
きっと、どきどきするような素晴らしいマーラーになるはずだ。
一日も早く実現してほしい。
タクトをとったのは、パオロ・カリニャーニ。
日本での知名度はいま一つだが、3年前に読響マチネーで聴いたときの印象が大変鮮烈で、シーズンプログラムをみたときから心待ちにしていたコンサートだった。
<日時>2009年7月11日(土) 14:00開演
<会場>東京芸術劇場
<曲目>
《レスピーギ生誕130年》
レスピーギ:ローマ三部作
■交響詩〈ローマの祭り〉
(休憩)
■交響詩〈ローマの噴水〉
■交響詩〈ローマの松〉
(アンコール)
■レスピーギ:リュートの為の古代舞曲とアリア第3組曲から「シチリアーノ」
<演奏>
■指 揮:パオロ・カリニャーニ
■管弦楽:読売日本交響楽団
どちらかというとスロースターターの読響だが、この日は前半からエンジン全開。
「祭り」の冒頭から、実に色彩豊かなサウンドで聴衆を魅了してくれた。
カリニャーニの手にかかると、何というか読響の音に生気が感じられる。
音楽に最も重要な呼吸感、リズムの弾力性という点でも申し分ない。
読響の猛者たちが、終始気持ち良さそうにそして必死で弾いている姿が嬉しかった。
当初「噴水」の後で休憩の予定だったようだが、この日は「祭り」で休憩に入り、後半に「噴水」「松」を並べるプロになった。
「噴水」のラストの鐘の響きの残像を残した形で、「松」が開始されたのはとても効果的だったと思う。
クライマックスの設定も見事の一言。
レスピーギの3部作では、フェードアウトしてからフェードインという形をとらずに、前のシーンの最後と新しいシーンの始まりが重なるような箇所が散見されるが、このあたりの処理も実に上手い。
色の数の多さ、巧みな歌わせ方、ダイナミクス、やはり経験豊かなオペラ指揮者としての面目躍如といったところか。
今度は是非一度彼の指揮するオペラを観てみたい。
それから、もうひとつ。
何としてもマーラーのシンフォニーを聴きたい。
きっと、どきどきするような素晴らしいマーラーになるはずだ。
一日も早く実現してほしい。
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