ETUDE

~美味しいお酒、香り高い珈琲、そして何よりも素敵な音楽。
これが、私(romani)の三種の神器です。~

ジャン・クロード・ペネティエ ピアノソナタ(「熱狂の日」その6)

2006-05-07 | コンサートの感想
6日も、4日と同様5つのコンサートを聴きました。
この日は、ブログでお世話になっているMICKEYさんと終日ご一緒させていただきました。

この日の最初のコンサートは、ペネティエのピアノです。
ペネティエはMICKEYさんが敬愛されているピアニストのひとりで、かつてフォーレコンクールの一等賞を獲得し、室内楽等のレコーディングも多い人です。

<日時>2006年5月6日(土)10:00
<場所>東京国際フォーラム ホールD7
<演奏者>
■ジャン・クロード・ペネティエ(ピアノ)
<曲目>
モーツァルト
■ピアノソナタ第11番イ長調K331
■幻想曲ニ短調K397
■幻想曲ハ短調K475
■ピアノソナタ第14番ハ短調K457

ペネティエのソロの演奏は初めて聴きましたが、詩的なピアニストですねぇ。
弱音が美しい。単に音だけのことではなく、pのフレーズがことのほか美しい。
一方で、最初の2曲では、フォルテのときに少しばかり力任せのような印象が・・・。
バスが相対的に少し弱いように感じました。そのために、十分響かなかったのではないでしょうか。
ただ、朝10時という時間、空気がこなれていない状態のこの会場ということを考えると、あくまでもこの日に限った印象だと思います。

ハ短調幻想曲が終わり、聴衆からの拍手を自ら制して、すぐに始めたハ短調ソナタ。
これは素晴らしかった。
幻想的であるとともに格調の高さを感じさせてくれました。
午後のピアノ協奏曲(第22番)が楽しみです。

ところで、このハ短調ソナタは、モーツァルトが例の「フィガロ=ハウス」に住んでいた頃に作曲されています。ウィーンで見学した「モーツァルトハウス」のことをつい思い出してしまいました。

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