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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

年末の簡潔な(?)日記

2012-12-19 02:38:17 | よしなしごと
 縁あってまた忠節橋を渡る。
 戦後日本で最初にできたという鋼鉄製の橋はどっしりと重々しい。
 毎日ここを渡った高校生の頃の思い出が一瞬、去来する。

        

 
 この前行った古書店で、ギリシャ神話やギリシャ悲劇関連をまたまた3冊程買った。

 夕刻から高校時代からの友人たち4人で忘年会。
 柳ヶ瀬の街は人影もまばらでさみしい。
 かつて、人と肩を擦れ合うことなくして歩けないといわれたあの繁華さはもはや夢幻の彼方だ。

           

 一次会は手堅く居酒屋。
 しかし、今風のそれと違ってちゃんと手造りの料理を出す。
 入れないのではとの心配は全く無用で、私たちが帰るまで、満席になることはなかった。

 二次会は、このメンバーで年に3、4回行くスナック。
 マスターに、「どうですか、この暮は?」と尋ねたら、「は?暮ってなんですか?」との答え。
 お陰でカウンターは私たちの独占状態。

 ここのママは歌が上手い。
 リクエストで、ちあきなおみが歌った昭和の匂いがプンプンする「紅とんぼ」を歌ってもらう。
 「新宿~、駅う~ら~、紅とんぼ~」のくだりで、自分が閉店したときを思い出し、少しうるうるする。それくらいこのママは歌が上手いのだ。

 しかし、本当はこんな歌をリクエストするのは禁じ手だ。
 だって、今日で店じまいをするって歌なのだから、店によっては縁起でもないと塩を撒かれる。
 この店は、マスターもママも気にしないといってくれた。

 私は、「赤色エレジー」と「ときには母のない子のように」を歌った。
 

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