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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

日比野克彦と六の時事川柳 07.1.21

2007-01-21 16:17:57 | 川柳日記
 過日、岐阜の中心街、柳ヶ瀬付近に出かけました。
 親しい友人との今年の初顔合わせです。その時、こんなものを目にしました。
 行灯状につくられた数字が、アーケードの下にぶら下がっているのです。



 実はこれ、岐阜出身の日比野克彦のアート作品なのです。
 彼は昨年、岐阜の街を自分の作品と連動させる様々な試みを行いました。



  夏の長良川には、やはり行灯状の自分の作品を乗せた舟を浮かべました。
 その他多くの街頭パフォーマンスを行いました。
 その集大成として、昨秋10月から12月にかけては、県の美術館で、彼の作品展が行われました。

 この写真は、その一環として岐阜の繁華街をデコレイトしたものです。
 その全体的な感じは以下のようです。


 
 しかしです。友人と食事をし、二次会に出かけ、帰りに再びそこを通りかかると、この日が最終日であったようで、ご覧のようにその撤収が始まっていました。
 先ほどまで、頭上で光をたたえていた作品群は、路上に置かれていました。



 なんだか酔いが醒めるような寂寞感がありました。
 そして、季節はずれですが、
    面白うてやがて哀しき鵜舟かな  芭蕉
 という句を思い出したのでした。 



<今週の川柳もどき> 07.1.21
  
  吹けば飛ぶみたいに軽い首相の座
  後継でもう揉めている首相の座
  ジャンケンのように後継論議する
   (麻生氏や谷垣氏)
  
  詰め込みゆとりを行ったり来たりする
   (教育再生?)
  
  戸締まりをしても悪魔が忍び寄る
   (北見のガス漏れ

  地下鉄の談合地上に漏れてきた
   (名古屋で。こちらは漏れた方がいい)
  
  校長のおよばれ次第旅行先
   (修学旅行の仕組み)

  納豆の過熱はやはり臭かった
  ねっとりとこの問題は糸を引く
   (データ偽造)

  モナリザの微笑少しは謎が解け
   (モデルとされた女性の埋葬地分かる)
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1 コメント

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Unknown (游氣)
2007-01-22 00:36:01
あるある納豆事件に関してはブログに書きました。

http://h-mishima.cocolog-nifty.com/yukijuku/


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