2月15日付の拙日記で紹介した映画、『ライフ・オブ・パイ』の監督、アン・リーがアカデミー監督賞を受賞。『ブロークバック・マウンテン』に続いて二度目。他には『ラスト・コーション』も良かった。
自分が観た映画が受賞すると、なんだか得したような気分になるから不思議。
該当作は一見キワモノっぽい感じで、「他者と通じる」というお決まりの「感動作」と思われやすいが、決してそうではなく、内容は極めてしっかりしていた(詳細は2月15日付拙小論をご参照ください)。
原作は、英ブッカー賞受賞の小説だが、映画化にあたって引き受ける監督がなく、アン・リーのところに回ってきたと聞く。
それが良かったのだろう。
自分が観た映画が受賞すると、なんだか得したような気分になるから不思議。
該当作は一見キワモノっぽい感じで、「他者と通じる」というお決まりの「感動作」と思われやすいが、決してそうではなく、内容は極めてしっかりしていた(詳細は2月15日付拙小論をご参照ください)。
原作は、英ブッカー賞受賞の小説だが、映画化にあたって引き受ける監督がなく、アン・リーのところに回ってきたと聞く。
それが良かったのだろう。
でもこの頃では、殆ど映画など観に行けず、知らないうちに公開され終了し、知らないうちにいろんな賞が決まっていく・・・という状況です。
寂しいですが、そのうち暇になったらまとめて受賞作を観ようかと思っています。
それだけにいい映画に当たると嬉しいのです。
昨年のキネ旬ベストテン、トップの作品は洋画・邦画ともに観ていて、しかもこれが一押しだと自分でも思っていたものが選ばれて少し誇らしい気持ちになりした。
前者は『ニーチェの馬』、そして後者は『かぞくのくに』で、ともにこのブログでも取り上げました。
なお、この両作品の名古屋での上映館はともに「名古屋シネマテーク」で、その創設に少し関わりあっただけにこれもまた嬉しいことでした。
「名古屋シネマテーク」は、学生時代を中心にさんざんお世話になっております。館内で水も飲んじゃいけない「厳格さ」にちょっとお高く留まってる感じがしましたが、観たい映画はここしかかからないから目をつぶりました。「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」という映画は、観終わっていったん館を出たものの、すぐ取って返して次の回を観、後日もう一度観に行ったので、都合3回観たことになり、これが最高記録です。この映画は、ビデオ、DVDとも購入して、その後何度も観ました。そのほかにも、印象深い映画の多くは、名古屋シネマテークで観たものでした。
この館を作ってくださったことに、改めて深く感謝いたします。とはいえ、これまたとんとご無沙汰だなあ・・・