南京ハゼの枝を縫うようにして巨大なツバメが・・なんて感じでしょう。
むろんこれはJRバスのボディに描かれたマークに他ならない。
このツバメ、かつての国鉄時代からのシンボルマークである。
もとを正せば、1930(昭5)年、東京・神戸間を走った、特急列車「燕」号に由来する。
この列車、先行した特急「富士」、「桜」に比べ、東京・大阪間の所要時間を一挙に2時間半も短縮して走ったため、「超」特急と呼ばれた。
要するにそれまでの、10時間50分を、8時間20分に短縮したわけである。この記録は、4年後の丹那トンネル開通でさらに短縮され、8時間になったが、それ以後、1956(昭31)年、東海道線全線電化までの22年間、破られることはなかった。
こんなすごい列車だから、シンボルマークになるのは当然だった。なお、現ヤクルト球団の愛称「スワローズ」は、前身の国鉄スワローズのものをそのまま引き継いだものである。
(たまたま撮った一枚の写真から、これだけのことを語るのはしんどい。フ~ッ)
<今週の川柳もどき> 06.9.17
法王とブッシュが仕組む十字軍
(イスラム殲滅)
もう既に首相気取りで指示を出す
(今の首相は誰だっけ)
暗闇を抱えたままで縊られる
(松本被告)
世は無情笑うトヨタに泣くフォード
(4万人のリストラ)
禁煙の後追いかける禁酒法
(飲酒事故)
切り刻む秘密が無くて指は無事
(シュレッダー)
手鏡をとられ今度は手で触る
(教授。前に没収されたので)
名古屋では不惑が虎をひとひねり
(山本昌、ノーヒットノーラン)