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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【観察】最近の車の顔つきについて考える。

2013-10-04 00:32:06 | よしなしごと
 最近の新しい車が向こうから走ってくるのを見ると怖い。
 そのスピードなどで危険を感じるのではない。
 顔つきが怖いのだ。
 まず、目に相当するヘッドライトが細長くつり上がって怒り目になっている。
 昔のまあるいものから最近までの楕円形や方形のものはもっと柔和な顔つきをしていた。

 
 
 また、鼻に相当するラジエーターグリルも、冷却法の進歩であまり面積が必要なくなったせいか、狆クシャのものが多い。
 したがって、トータルで見たフロントの顔つきが、目を釣り上げた怒り顔の容貌のものが多くなってきたように思う。

 
 
 ことここに至ると、どのメーカーも似てくるから不思議だ。
 デザイン上の流行というものがきっとあるのだろう。したがって、各社が自分の特徴を出そうとするのだが、全体としては怒り顔になってしまうのかもしれない。
 あるいはこの世相、平和な顔つきなんかしていられるかというわけで、それ自身時代の貌を表しているのかもしれない。

 
 
 もっと穿った見方をすれば、いわゆる交通弱者を威圧し、睥睨することによって今日の車社会は成り立っているともいえる。そうした深層心理のもと、車の顔つきが剣呑になってきたのかもしれない。
 
 繰り返しになるが、一昔前に比べると、車の顔つきはやはり、確実におっかなくなっているのは事実だと思う。
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