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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

鈴蘭さんもポリープさんもいらっしゃい!<付・原発内視鏡>

2011-04-20 19:02:40 | よしなしごと
 割合大きめの鉢にスズランを植えていて毎年可愛い花を付けていたのですが、昨年はあまり花をつけませんでした。
 そこで、他の鉢に株分けをしておいたところ、その新芽が出てきました。
 今年は可愛い花をつけてくれるといいのですが。

         
        横に生えてきた南天どうするかなぁ。もうスペースもないし


 大腸の内視鏡の検査をしてまいりました。
 ご承知のように前日はほぼ絶食状態。
 さらに当日は2リットルの下剤を飲まされてほぼ一日がかりの検査です。

 持っていった詩集を一冊読み終え、こむつかしい本を読みかかったところで居眠り。
 「六さん、お待たせしました」の声に促されて処置室へ。
 モニターで自分の体内を観るのは妙な気分です。まるで月世界の洞窟を探検しているみたいです。

 「あ、ポリープありましたね。う~ん、3ミリぐらいかな。とりますよ」
 さらに探検は進みます。
 医師の内視鏡を進める手が止まりました。
 「あ、これはこれは。今度は大物ですよ。20ミリぐらいかな」
 これほどになると切除も難しそうです。いろいろひねくり回してやっととれたました。
 健康な人は15分ぐらいで済むのですが、私の場合は30分はたっぷりかかりました。

         

 で、その後が大変です。
 このまあるい肉腫の正体は27日まで分かりません。
 それまでの過程も大変です。
 昨日ほとんど食べていないので、さあ、今日はなんか美味いものをというわけにはゆかないのです。

 たとえ内視鏡に依るとはいえ、手術は手術、今日明日はほとんど流動物で、それを2時間おきぐらいに何回かに分けて摂取するのだそうです。
 帰りに、りんごジュース用のりんごと、スポーツ飲料水、それに沖縄産の黒糖飴を買いました。

 一週間分のレシピがずらっと書かれたものをもらってきました。それによりますと、明日以降は3分がゆから始まり26日でやっと普通のおかゆ、27日には柔らかいご飯と油っけや刺激のないおかずといった具合です。
 24日までは小分けして一日6食とのことです。

 で、4日間は自宅で安静ということで、デイトをひとつと集まりをひとつそれぞれキャンセルしました。こんな食いものの摂取方法では出歩けったってどこへも行けませんよね。

 かなりつらそうなのは、12日間のアルコール断ちです。
 体の何分の一かがアルコールで出来ている身にはいささか厳しのですが、この際は日頃の不養生の罰として判決に従うこととします。
 あ、好きな風呂も14日間ダメで、シャワーのみだって。
 温泉旅行に誘っていただいても行きませんからね。

 もっとも、27日にもひとつ判決が下るのですが、そちらの方は鬼が出るか蛇が出るか、出たとこ任せに従います。

 ところで、福島原発の内部の様子、ロボットの撮影した映像が公開されましたが想像以上に破壊がひどく、十分撮影できないようでもどかしいですね。
 私が経験した内視鏡のようなものをフレキシブルなチューブに取り付け内部を詳細に点検できないものでしょうか。
 今の技術力ならできると思うけどなぁ。



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4 コメント

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Unknown (九条護。)
2011-04-20 22:41:39
たぶん脂肪のかたまりだと、思いますよ。
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Unknown (六文錢)
2011-04-20 22:50:25
>九条護。さん
 モーパッサンですね。
 そうあればいいと思っています。
 「ドイツ・リート」の方はごめんなさいね。
返信する
Unknown (くろあしまる)
2011-04-21 22:21:42
 爆発物処理や戦場作戦に用いるロボットはアメリカのメーカーで作られており、日本では製造ラインのロボットとアイボなどのヒューマノイド系ロボットが実用品として作られています。
 小生30年ほど前に建設機械系メーカーの研究所におりました。そこにはガンダムを思わせるパワースーツを開発するチームもありました。ただ、日本のロボット市場は平和産業に偏っていて(?)、今回のような事故現場で実用できるものは有りません。小生の在職中にはそのパワースーツの開発計画は予算切れでなくなったようです。
 福島原発の事故で写真を撮ってきたのはアメリカの iRobot社 のロボット製品で、あの丸い掃除機「ルンバ」も作っています。
 技術はあると思うので、この機会に日本でも救援・探索用の実用になるロボットを開発してもらいたいと思います。
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Unknown (六文錢)
2011-04-22 01:39:05
>くろあしまるさん
 企業のための人寄せパンダのようなものや、生産性向上のため、工場のラインに縛り付けられているようなものではなく、もっとワイルドなロボットが必要ですね。
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