六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

秋たけなわの川柳もどき

2009-10-10 15:30:50 | 川柳日記
 
       もうすっかり終わりましたね。これは先月末のものです。


  
    米洗う手になっている月曜日
    憎しみを少し混じえて米を研ぐ


  写す
    斜めから写せば遠くなるあなた
    モノクロの写真に棲まう夜叉が笑む


  
  雑詠  
    甘言に騙されたふり梨を剥く 
    昭和には昭和の掟いわし雲
    夜逃げした友と語らう「山月記」
    踵まで滲みる言葉で諭される
    終章に執行猶予付けてみる
    ここへきて薄暮の鳥のから騒ぎ

  
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4 コメント

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Unknown (只今)
2009-10-10 21:38:34
(米)米研いでにごり収まるまで待てず
 
(写)移っても移る自分は変らない
 
(甘言)甘言をかけるばかりの一生だった
    甘言をかけられたことない男
 
  
返信する
Unknown (只今)
2009-10-10 21:45:34
(写る)移っても写る自分は変らない デシタ。
  
(昭和)西暦はしっくりしない昭和人

(夜逃げ)駆け落ちはしても夜逃げはしなかった
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Unknown (胡椒)
2009-10-11 10:18:23
はじめて、川柳もどきに挑戦。

 白髪染め 色変えたのに 気づかれず

 帰省子のまつげ にわかに伸びている

 のりぴーの涙に強い アイライナー
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Unknown (六文錢)
2009-10-13 01:27:52
 ん~ん。
 やはりお二人とも俳句の方が似合うような気がします。
 胡椒さんは俳句、さんこさんが川柳というのはどうでしょう。

   猫ならば背伸びをひとつするところ
返信する

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