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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

神は細微に宿る・・・蜜蜂が消えた!

2009-04-21 02:07:51 | 歴史を考える
 確かにそう感じていたり、あるいはそのように経験していたのに、あらためて指摘されると驚いたり、なるほどそうかと思うことがことがあります。
 いきなり抽象的ないい方で申し訳ないのですが、ことは「ミツバチの減少」ということです。
 
 私のところは片田舎ですから、昆虫類はかなりいます。蜂類もいます(いました?)。それらが花の時期になると猫の額のような我が家の庭にも訪れるのです。
 桜ん坊のなる樹が開花した折りなど、その樹下で写真を撮っているとうるさいほどのミツバチが飛び交い、私のすぐ耳元でその羽音を響かせるのでした。
 ですから、「オイオイ、蜜はいくらでもやるから私を刺すなよ」と言い聞かせながら撮影したものです。

 

 
       これらはいずれも三年前 我が家の桜へ来た蜜蜂

 桜ばかりではありません。人の目には地味にしか映らないビワの花にも彼女たち(働き蜂は雌)はやって来ました。
 私の家で、桜ん坊やビワの実を楽しめるのはおそらく彼女たちのおかげなのです。
 もちろん、今を盛りのツツジやその他の花々へも頻繁にやってきました。

 しかし、それは2、3年前までではなかったでしょうか。
 最近はとんと見かけないのです。桜へもビワへもその他の花にもです。
 そのせいでしょうか、昨年の桜ん坊やビワの収穫量は少なかったような気がします。

 
             おかげでこんなに桜ん坊が

 それらに気づいてはいましたが、それはたまたま我が家という限られたエリアでの出来事で、しかも一時的なものだと思っていました。
 しかしです、最近の報道によるとこうした現象は全国的なもので、ミツバチによる虫媒がないため、果樹園や園芸農家などは筆の穂先などを使った手作業で受粉作業をしなければならないとのことです。
 と、ここまで書いて念のため確認したら、なんとミツバチの減少や失踪事件は世界的な出来事であり、自然な虫媒に頼って果実や穀類などを採取している地方などでは、食糧危機にまで見舞われているのだそうです。

 地球上からミツバチが消えつつある?なぜ?
 農薬説、ダニなどの害虫説、気候風土の影響などなどが語られているようですが、確とした理由はまだ見出されてはいないようです。

 
          こんな地味なビワの花にも来ました

 自然界にある膨大な各種現象のなかで、ミツバチの消息などは一見、たいしたことではないように思われます。しかし、何だか気味悪いものがありますね。
 「神は細微に宿る」とか、「微少な差異こそが実は問題である」とかいわれます。
 この地球という星に大きな変化が起こりつつあるのかも知れません。
 それは例えば、温暖化だとか太陽の黒点が云々といったデータや観測によっては捉えられない、もっと別の次元のある変化のようなものです。

 

 
      これらは昨日やっと見かけた我が家のツツジへ来た蜜蜂
      なんだか少しホッとしました しかし、たった一匹のみ

 
 地球の生命は約半分にさしかかり、余命は45億年ほどだといわれています。私も、そしてこれを読んでいるあなたも、その地球の余命のうちにあります。
 しかし、これは地球の余命であって人類の余命ではありません。だいたい人類の誕生はたかだか数百万年前のことであって、地球の全歴史においてはほんのちょっとしたエピソードにしか過ぎません。
 
 この偶然のエピソードにしか過ぎない人類という連中が、あたかも当初から地球の主人公に定められていたかのように振る舞っているのが実情なのです。
 やはり地球は、こんな厄介な連中のことを自らが生みだした失敗作として削除しようとしているのではないでしょうか。
 そのテストケースが、まずはミツバチの消去であったのかも知れません。

 ほら、地球の手が人類というフォルダを削除すべく、キーボード上の delete キーに触れそうになっているのが見えませんか?


また農協で竹の子を買ってしまった。だって、すこし小さいとはいえ、朝とれが4本で180円だったらこれは買いですよね。




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1 コメント

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Unknown (さんこ)
2009-04-21 22:28:41
本当に、世界中で、ミツバチがいないようですね。
ある人にいわせると、気温が高くなって、植物の開花が早くなっているのに、昆虫は、気温ではなく、日照時間で生育するから、異常な気温の上昇と、あわず、植物の交配に役立っていた、そして、昆虫自身の餌も満たされていたサイクルがずれてしまったのではないかと。花の時期と、昆虫の成長の時期が、合わなくては、困りますね。レイチェル・カーソンの「沈黙の春」になったら怖ろしいですね。
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