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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

桜ん坊ラプソディー

2008-05-09 03:53:53 | よしなしごと
 4日付で書いた桜ん坊についての続報です。
 例年より10日か2週間ほど早いのです。
 
 5日ぐらいから最盛期を迎えています。
 今年は花が早く、ミツバチなどがあまりこないうちに散ってしまったので幾分心配していたのですが、それは杞憂で、昨年とほぼ同様の数で、しかも、より大粒のものが実りました。

 
   ちょっと気取って、マイパソとワインを配してみました。
       もちろんテーブルワインの安物です。
     パソの画面は、去年の桜ん坊を壁紙にしています。



 初物は母のところへ持ってゆきました。
 母の日を勝手に一週間ぐらい早くし、この桜ん坊とグラビア風の本を持参しました。94歳の老母はとても喜んでくれました。

 後はどうしたかって?
 例年の決まりがあるのです。
 娘が勤務する学童保育の子らのおやつです。
 私が丹精を込めた(というほどのことはしていない)このルビーのような実を、どんな表情でほおばってくれるのだろうかと想像するだけで楽しいのです。

 
       ルビーです。赤をうまく撮すのは難しい。

 それでも余りがあったので、妹の家まで足を伸ばし、彼女の家族や孫たちへのおみやげにしました。

 もう、3、4日すれば今年の桜ん坊も終りです。
 そうしたら、鳥除けに吊してあるCDを外し、彼らの自由にするつもりです。
 ここでついばんだ実の種がどこかへ運ばれ、そこで新しい命が芽生えることを想像するのも楽しいものです。


     
 パソの画面は巨大な税で自然を食い尽くし、ついに稼働し始めた徳山ダム。
   まだ水の使い道も決まっていない。無駄な公共事業の典型。


 で、これでもって花と実を楽しんだ桜ん坊のシーズンは終わりのようなのですが、どっこい、今度は毛虫との戦いが待っています。
 ある年、毛虫が異常発生し、気づいたら葉っぱの大半が食べられていました。
 農薬という考えがちらつきましたが、殺虫剤にとどめました。
 まあ、それとても無害ではないのですが、実を採り尽くした後の葉っぱですから・・。

 しかし、これが泣けるのです。
 たいした樹ではないとはいえ、それはそれで枝葉も広がっているため、殺虫剤3缶を要してやっと退治、やれやれと思ったのもつかの間、また発生、結局はまた殺虫剤2缶を追加する騒ぎ。いくら要したかは卑しくなるからいいますまい。
 まこと生き物は難しいのです。

 
        一日で、こ~んなに採れたのです。

 まあ、そんなことも、この赤いルビーのような実を見つめているとすっかり忘れられるのがこれまたいいところ。
 さあ、明日も頑張って採ろう。
 子供たちのかすかな思い出のどっかに、この赤いルビーが引っかかることを願って・・。
 
     先月撮してきた郡上八幡の疎水を泳ぐ鯉をバックに

おまけの一言
 誕生日と命日が一緒の作家を偲んでの桜桃忌は6月19日ですが、今年はあちらの方でも、この日以前に桜ん坊が終わるのではないかと余計な心配などしています。
 
 





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1 コメント

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Unknown (さんこ)
2008-05-09 09:45:27
なんて美しいさくらんぼ!まさに食べる宝石ですね。ずいぶん昔、岡田孝一さんやその夫人などまだお元気な頃、共に渥美の杉浦明平さんのお宅にお邪魔したことがありました。書庫のそばに立つ樹を、「これはさくらんぼ」とおっしゃったことを、思い出しました。アメリカンチエリーと違って、見て美しく食べておいしい日本のさくらんぼは、素晴らしい!  そして、さんこの徳山村の写真を、バックに使って下さって、光栄です!

 お母様も、学童の子ども達も、心躍らせて、賞味されたことでしょうね。
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