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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

一難去ってまた一難 わが家の環境事情

2016-07-18 01:49:18 | よしなしごと
 今年になって、地方都市の郊外に住む私のうちの居住環境が激変しつつあることは前に書いた。
 そのひとつは、片側一車線のバス通りひとつ挟んだ向かい側に、チェーンのドラッグストアができるという話であった。
 建築の騒音というものは、今の市街地では一番大きいのではないかと思う。ダンプが出入りして土を運び、ブルがそれを均してゆく。
 コンクリートパイルがドスンドスンと打ち込まれ、その都度、音響とともに築50年のわが木造家屋が震度3ぐらいにグラグラと揺れる。

            

 こうした苦行が2ヶ月ほど続いて、やっと店舗の外観は出来上がり、連日のすさまじい音響からは開放されることとなった。あとは内装と商品の搬入、駐車場のライン引きぐらいだからさしたる騒音はあるまい。

 あとあとの影響としては、混雑時のガレージからの車の出し入れに多少の影響があるやも知れぬ。失われたものとしてはこの角度に見ることができた田んぼがみごとになくなったことである。

               

 いつの開店かは知らないが、目の前にできたから便利だろうとはいえる。
 それについても関心がある。実はこの200メートルぐらい離れたところに、やはり地元チェーンのドラッグストアがあって、今まではそこを利用していた。
 ドラッグストアも昔とは様変わりし、生鮮食料以外のかなりの食品を置いている。今までのところも、人参、じゃが芋、玉ねぎぐらいはけっこうお値打ちにおいている。卵はいつも行くスーパーでは10個入り一パックが200円以上するので、188円で買えるこのドラッグストアで買っていた。豆腐ももやしもスーパーより安かった。

            
          この角度の地表は去年まではほとんどが田んぼだった

 当然のこととして、ここと新参者との間で熾烈な競争が展開されるだろう。
 主夫である私としては、両者の品揃え、価格、商品のクオリティの比較検討は欠かせない。今まで無視してきた折込チラシも要チェックだ。

 まあ、これはこれとしていいのだが、せっかく騒音や振動から逃れることができたかと思ったら、新しい苦行が舞い込んできた。
 それは、わが家の環境変化の第二弾、隣の休耕田が埋め立てられ宅地化される工事が始まったのだ。一難去ってまた一難である。しかも今回はいたって至近距離で、私のデスクから10メートルと離れないところで埋立工事が始まったのだ。

            

 繰り返しやってくるダンプ、それが積んできた土を振るい落とす音が実に大きいのだ。そしてダンプによる地均し、これも実に音響が大きい。それらが、私がこうして座っているデスクの10メートル以内で行われているのだ。冷房嫌いなので窓を開けっ放しにしているのでその騒音は耐え難いほどだ。
 確かに、工事が始まる前、タオル一本をもって挨拶には来たが、この騒音はバスタオル3本でも耐え難い。

            
          窓から撮ったもの この距離感で工事が行われている
 
 写真や動画から、その距離感や音響もお分かりいただけるだろう。
 この休耕田は、この前ツバメの乱舞を載せたところであるが、もうツバメもやって来ないだろう。思えばあれは、彼らの私への別れの挨拶だったのかもしれない。

            

 作業をしている兄ちゃんに訊いたら、あと一週間ぐらいはかかるという。そして当面は埋め立てだけで、ここに建つはずの4軒の家屋の建築は秋以降だという。
 執行猶予のようなものだが、これはこれでピンチなのだ。すぐとなりに家ができるということは、暑いからといって、これまでのように裸でうろちょろできない羽目になったということだ。

   https://www.youtube.com/watch?v=7nwmfZ1GiMU

 嗚呼!田んぼの中の一軒家で、「人殺しっ!」と叫んでも誰も駆け付けなかった頃が懐かしい。





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