六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

枇杷の花、そして全く関係がありませんが似たもの同士

2011-01-20 23:13:39 | よしなしごと
 当地では珍しく-5℃を記録する寒さの中、またその枝に先頃降った際の残雪を留めている樹で、枇杷が花を付けました。
 この前からつぼみが膨らんではいたのですがちらちらっと咲き始めたのです。

 目立たない地味な花ですが、房状になった花の一つ一つは桜や梅に似ています。
 けっこう花房を付けていますから、今年も沢山実を付けることでしょう。

     


 話は全く変わりますが、今朝の新聞で見た週刊誌の広告についてです。
 私は週刊誌を読む習慣(ここんとこ洒落ではありません)はないのですが、その広告は電車の宙吊りなども含めてよく見ます。結構面白いですね。
 ところでここに並んで載っている「週刊文春」と「週刊新潮」の二誌の構成、同じ人が編集長ではないかと思うくらい驚くほど似ていますね。
 右のトップ部分は民主党とその内閣の批判記事、そして左の特集部分は東宮ネタと全くうり二つです。

     

 あんまり似すぎると両誌の特徴がなくなってしまうのではないかと心配するのですが、もちろん余計なお世話でしょうね。

 読んではいないのでこの両紙の内容については言及しませんが、これらとの比較において、一般の新聞の政治面での論調がほぼ同じであることが気にかかります。
 かつては一般紙はそれなりの矜持があり、特に政治面については世論誘導的な記事は慎重に避けていたのですが、昨今はここに載せた両週刊誌と余り変わらないようです。
 
 ようするに、一般紙は比較的淡泊で、週刊誌の方は一般紙が書かないレベルまで言及するという棲み分けがあったようなのですが、どうもそのボーダーが怪しくなっているように思うのです。

 報道というのはいろいろ多様性があることが望ましいと思います。
 一般紙はその社なりの一つの筋に従って冷静に書くべきでしょうし、週刊誌はさらにえぐい記事をものにして一般紙を出し抜く、そうした棲み分けや多様性がないと単一の世論形成にお互いに寄与しているようで、面白くはないし、また恐い点もあるように思います。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「トイレの神様」の話ではあ... | トップ | しばらくブログが書けません。 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (九条護。)
2011-01-22 09:12:23
この二誌はこういう方針で意識的にずっとやってますし、発売日も意識的に合わせています。
内容は読んでみると、かなり違いますよ。

週刊ポストと週刊現代も同じ関係です。


これはこれで良いのです。以上四誌の読者として、
これが魅力なのです。
こういうものなのです。
返信する
Unknown (bb)
2011-01-22 10:47:52
まさに双子のような写真ではありますが、20日発売の両誌のちがいは左側に見える「河村たかし『庶民革命』の正体 『減税日本』のまやかし 副市長に『秘書給与』肩代わりを強要した!」との文字列です。この号、名古屋市内ではすぐ売り切れた、と「2ちゃんねる」にはありました。「河村サポーターが買い占めた」からだそうです。記事は、市長側が給与800万円では苦しいからと、民間からハントした副市長に対し、雇用したい私設秘書2名の給与の肩代わりと副市長所有の乗用車の随時使用を求めた、というものです。記事中、河村夫人は「私が考えて、お願いしました」といい、副市長は「選挙に影響するといけないので、ノーコメントです」と答えています。なお、この副市長は「出直し市長選翌日の2月7日に辞任」(11日付け中日夕刊)と報道されています。
返信する
Unknown (叱咤加振)
2011-01-22 14:31:10
 同じテーマの編集で目立つものに健康雑誌がありますが、これは悪名高いマスコミの「記者クラブ」に比するすれば、編集担当・執筆者の無形の互助組織がもたらすなんとも可愛気のあるものといっていいと思います。『新潮』『文春』はどうなんでしょうか。
 それはともかくこの地方の新聞にも、ついこの間まで季節の写真(例えば、渥美半島の菜の花)を同日に掲載するということしばしばで、これは両者の採点をする楽しみを読者に与えてくれるものでしたが、突然にそれがなくなりました。
 一説には、心ない某雑記通信がそのことを採り上げたからだということも聞かれますが、真相は解りません。
返信する
Unknown (六文錢)
2011-01-22 15:49:48
>Tさん
 情報を上からの下達ではなく、その質、量ともに需要の方から積み上げてゆく試みですね。

>九条護。さん
 そうですか。
 そうすると 週刊文春vs週刊新潮
       週刊ポストvs週刊現代
 という関係が成立しているわけですね。
 それにしても前者の組み合わせは、その広告で見る限り双生児のように似ていますから、九条護。さんのおっしゃるように意識的にそうしているのでしょうね。

 後者の広告の組み合わせ、今度注意してみています。
       

返信する
Unknown (六文錢)
2011-01-22 15:56:26
>bbさん
 そういえば「文春」のほうにはありますが「新潮」にはありませんね。
 この号の名古屋地区に関しては「文春」の圧勝でしょうね。
 それに関心を示した市民が買う上に、不都合な人たちが買い占めるとしたら大変な売り上げですね
 それにしても一冊三五〇円のものを何万部と買い上げる資金はどこから出るのでしょう。

 「新潮」もあとを追うのかなと思いましたが、選挙に突入してからはもう書けないのでしょうね。
返信する
Unknown (六文錢)
2011-01-22 16:07:39
> 叱咤加振さん
 そういえば、健康雑誌もそうですね。やはり数社がこぞって広告を出しているのですが、どれがどれだか全く見分けがつきません。
 ただし、正直に言うとさ昨年末以来の腰痛で、ついちらりと視線が向かったのは事実です。
 でも、読んだら治るのでしょうかね(などといいながら、今度図書館へ行ったら覗いてみたりして)。

 ところで、某「雑記通信」、各紙の菜の花掲載カルテルを暴いたのを皮切りに、さらに一層メディア・リテラシーにチャレンジされることを期待いたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。