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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

アメリカ大統領選挙に私がみたもの

2016-11-11 01:01:48 | 社会評論
        

 文章化しない箇条書きのままであることをお許し下さい。

 ■トランプ当選が示すアメリカ民主主義の面白さと限界
  政治経験ゼロでも、世論を喚起すればトップになることができる
  ただし誰でもがなれるわけではない 地盤、看板、鞄(資金)が必要
   トランプは大富豪だからと言うのは間違い 選挙資金は民主党のほうが多かった
  二大政党制の弊害 他の候補者は話題にもならず、有権者に伝わらなかった

 ■メディアの世論調査が最後までつかめなかった隠れトランプ派
  「トランプ支持!」と大声で言えなかった人々
  既存の政治家は所詮特権階級でわれわれの向こう側の人
  トランプの政治経験の無さこそが評価と支持を生み出した
   クリントンのメール問題 政治は彼女と私的メールを交わしうる人びとのもの

 ■これを単に衆愚と決めつけるのは間違い
  声なきわれわれ、分前なきわれわれを代表してくれるのではという期待(=幻想) 
  クリントンにはそうした期待値がなかった

 ■総得票数でクリントンが上回ったことに希望をもつのは誤り
  まさにそこにこそ代議制、代表制のもつ限界と問題がある
  どれほど合理的に仕組まれても不合理は出てくる  cf.日本の選挙制度

 ■結論 彼に寄せられた期待や幻想になにがしか応えようとして彼が動こうとするとき、そこに何か既存のものとはちがったものが生まれるかもしれない その可否をも含めて注視したい 何も生み出すことができなければ、彼は四年で消える泡沫大統領で終わるだろう

 アメリカにも強固な官僚性があるから、彼の個性はそこで、いい意味でも悪い意味でも薄められることであろう

 以上思いつくままに・・・。
  
コメント
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