クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

「おらんだった(いなかった)」との発言から推量していること

2024年01月28日 | 日記

数日前、庭に出ていますと隣家から声が聞こえてきました。それが表題の発言です。その言葉を耳にして私は直ぐ、その家の飼い犬のことであることを推量しその内容まで思いを巡らせました。即ち、その犬がいなくなったのでは、ということです。そして、隣家のその後の様子を見ていますと確かに犬の姿を全く見かけなくなりました。いつもは我が家との間の空間を歩きまわっていたのにです。また、隣家も犬が居る間は常時、住居と犬小屋との間の戸を開放してありました。夏も冬も。それが今は締め切った侭なのです。妻も私同様の感じ方をしていますが、その想像通りだとすれば犬は自分から飼い主に黙って姿を消したことになります。その犬はかなり高齢になっていたことから身体の大きさも顔の表情もはっきりとそれは読み取れていました。賢く、温和で愛らしく、吠えることは全く、といってよいほど無く、飼い主に甘えるような声を出すことがある程度でした。従って、こちらから声かけすることも屡々ありました。犬は、自分の寿命を悟ると自ら住処を離れて、何処かに命を閉じる場所を見つけるのでしょうか。それが自然の摂理なら犬にとって不幸なことではないかも知れませんが、極寒が続いている今の時季、可哀想に思えてなりません。正確なことが私たちの耳に達するまでは想像の範囲に留まることではありますが。


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