クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

蚤取り眼(まなこ)

2019年01月23日 | ブログ
70年ほども前の話でしかもその内容はあまり心地よいものでもありませんので恐縮ですが、その頃、学校で頭に「DDT」なるものが吹きかけられていました。頭はその粉で真っ白となっていましたが、シラミ除去の為でした。また一方、家では就寝中の記憶が特に強く記憶に残っていますが、身体が痒くて目が覚め寒い中でも肌着を脱いでノミ探しをしていました。その時の眼差しが所謂「蚤取り眼」で今思うと嘘のような現実ですが、その表現は今でも私は時折、使用しています。ユズの枝の処理を終えた後の場所で最後の詰めをしました。その時が正に、「蚤取り眼」だったのです。通常の目の高さでは落ちているトゲがある小さな枝を発見出来ませんのでしゃがみこんでそれこそ1個だに洩らさないよう探しました。その姿は警察の鑑識係の方が事件現場で地面に這うようにして証拠を探される姿に似ていたと思います。発見したトゲの量はかなりなもので、それによりその場所を裸足で歩いても大丈夫となったように思っています。

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