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今日はなにいろ?

ウェイワード・パインズ 出口のない街 season1 その1

2016-06-19 12:38:03 | テレビ
ウェイワード・パインズ 出口のない街はM・ナイト・シャマランが製作総指揮をつとめるアメリカのテレビドラマ。

season1は全10話。
出演者は「クラッシュ」のマット・ディロン、テレンス・ハワード、メリッサ・レオなど、映画などで観たことある顔が揃ってます。

1話
シークレットサービスの捜査官、イーサン・パークは失踪した捜査官を探す途中、ウェイワード・パインズと言う町の入り口で交通事故に遭う。
森の中で目を覚ましたイーサンは町へたどり着くが、携帯から身分証などすべてを失っていて、家族や職場に連絡を取れずにいた。

意識を失ったイーサンが再び目を覚ますとそこは病院。
看護師のパムが「鎮静剤を打たないと、手術の時痛いわよー」と注射をズブリ。

この看護師、いかにも怪しげ。不気味。
いや、看護師だけでない。町の人全体が普通じゃない。
上司に連絡を取ろうとしても「今不在だから伝えておく」の一点張り。
イーサンは街を脱出しようと森の外れまでやって来るが、塀がぐるりと取り囲んでいて、脱出不可能。さらに「この先進めば命はない」と言う看板も。
「出口のない街」とはなるほど、こう言うことなんだろう、と全体像がうっすらと見えてきます。

一方、イーサンの家族はイーサンが交通事故を起こし、同僚は死んだが、イーサンがどうなったか連絡が入らず動揺していた。

シャマラン監督、壁で取り囲むのが好きですね(笑)
そうまでしてイーサンをこの街に置いておきたい理由はなんだろうか。
彼がシークレットサービスをしていたと言う仕事に関係あるんだろうか。
国家的陰謀なのか、謎はますます、深まるばかりです。


2話
かつて一緒に仕事をしたことのある女性、ケイトの所へ行ったイーサンはいろいろ質問するが、すべてはぐらかされてしまう。
彼はケイトの店の入り口に街の掟「過去の話はするな、電話には必ず出る」と書いてある紙が貼ってあった。
謎だらけの街で、手を貸してくれたのはバーの女、ビバリーだった。
彼女はこの街には至る所に監視カメラがあって住人を監視している、盗聴している、さらには体にはチップが埋めてあると教えてくれて、イーサンは埋め込まれていたチップを抜き出す。
二人はこの街から抜け出す計画を立てるが、逃げ出そうとした時、町中の電話が鳴り出す。
追いかけて来る住人に捕まったビバリーは、住民の前で公開処刑されてしまった。

一方イーサンの妻と息子はイーサンを探しにウェイワード・パインズへ向かっていた…。

街全体がおかしいと思っていたら住民はもっとおかしい。
街を仕切っている保安官、これが一番ワルモノ。
病院のパム看護師もいかれてるし、このドラマ、サイコ?
何も知らずにこっちへ向かっているイーサンの妻子も、どうなるんだろう。


3話
イーサンの妻テレサと息子のベンは手がかりを得て、街へ近づいていた。その時、パトカーがやって来て、車を止める。
中から降りてきたのはビバリーを処刑した街の保安官ポープだった。車からオイルが漏れていると嘘を言い、車に細工。
何も知らずに二人は車を走らせるのだが…。

家族が新しい住まいにいることを知らされたイーサン。
向かった先は処刑されたビバリーの家だった。
再会を喜び合った家族。
二人は車の事故に遭い、気づいたら病院にいた、と言う。自分と同じ経験をしてこの街で目を覚ましたことに疑問を抱くイーサン。

かつて夫が不倫した相手、ケイトと夫が会っているのを目撃したベンは母親にそのことを伝え、激怒したテレサはベンを連れて街を出ることを決意。
追いかけてきたのは保安官。
森の外れまで逃げるが追いつかれてしまう。銃を突きつけらたその時、イーサンが保安官に殴りかかり、最後はベンが車でひき殺す。
保安官の持っていた鍵で塀の入り口の扉を開けようとしたとき、何者かの影が保安官の死体を引きずり出し、直後、引きちぎられる音や唸り声が聞こえてくる。
イーサンは急いでゲートを閉め、その場から離れるのだった…。

サスペンスかと思っていたら、何やらホラーが入ってきました。

4話
保安官事務所から銃を持ち出そうとしていたイーサンに受付の女が「新しい保安官就任、おめでとうございます」とケーキを運んでくる。
さらには町長がやって来て、就任を祝う。
どうやら住民は保安官が死んだことを知っていたようだ。死んだことへの疑問も持たず、イーサンを新しい保安官として祝っている。
保安官の最初の仕事として、反逆者ピーターの処刑をするように命令が下る。
ピーターは公共の建物に落書きし、悪い思想を啓蒙活動しているので処刑が決まったらしい。
ピーターの書類を見つけたイーサンはピーターに何があったのか聞き出す。
彼はホテルで女と一緒に過ごした翌日、目を覚ました時には違うホテルにいて、そこにはパム看護師がいた、と話す。
彼を森に隠すことにしたイーサンだったが、いずればれてしまうとピーターは自ら壁に激突。流れていた電流で死亡する。

息子のベンに新しい学校へ通うよう、通知が来る。
教師のフィッシャーはまるで洗脳するかのように、何度も同じ質問を繰り返す。
同級生の女の子、エイミーがベンに親しく話しかけてきた…。

殺して空きが出ると、殺した人間がそれの代わりに、その地位につける…。
そんなお話、前にもありましたねー。
イーサンは保安官を殺して(最後のとどめは息子でしたが)その地位に付きました。
彼らの家も元々は処刑されたビバリーの家だったし。
ベンは新しい学校に通うようになりましたが、先生が怖いですねー、洗脳する気満々です。
急激に近づいてくるエイミーも怪しげだし…。
ますます嫌な感じが漂い、充満してます。


5話
イーサンは街を脱出し、助けを呼ぼうと試み、フェンスを抜け出す。
が、素早く動き回る生き物に襲われそうになる。腕を鋭い爪でひっかかれたイーサン。何とかその場をしのぎ逃げ込むのだが…。
ヘリコプターがやって来て、イーサンを救う。
乗っていたのは精神科医。彼の本名はデイビット・ピルチャーだと名乗る。
この街だけが文明的な生活を送っていて、それ以外は今見た怪物の住処になっているのだと聞かされる。

一方、ベンは学校で特別な講義を受けていた。
アビーと名付けられた生物の写真。これは人間が進化(?)したものだと告げる。
環境の悪化によって人間のなれの果てがこうなったと。
そして、現在は4028年だ、と告げる。
2000年前、ある偉大な科学者が未来を予測し、人類を救う箱舟を作ったと教師は続ける。
選ばれた人々は機能停止装置に入れられて現在に至った。
そしてその偉大な科学者の名はデイビット・ピルチャーだと告げる…。

サスペンスかと思ったら、サイコ。サイコかと思ったらバイオハザードですか。
夢オチかと思ったけど、そうでもない。
でも、ちょっと面白くなってきました。







Dolls Collection

2016-06-16 10:00:36 | 趣味
フェリシモの「きせかえ人形のお洋服」を購入してます。

毎月人形さんのお洋服キッドが届きます。
布、リボン、スナップボタン、ゴムなどと型紙、作り方がついてます。

こんな感じです。

型紙通りに布を切って、ちくちく手縫いすると出来上がり。


こんな感じ。

随分たまったので、今日は人形さんのファッションショーを開催

春夏コレクション


レースを重ねたスカートが可愛らしい。


胸元を飾るネックレスがスカートと同色でおしゃれ~
ストライプ柄のシャツも初夏を感じさせますね。


短い丈のパンツで、夏本番です。


ノースリーブにショートパンツ。リュックが素敵でしょ


凝っているんですよ、このリュック。


ロング丈のワンピース。ベルトがアクセントになってます。


シャツの裾と靴が同色ってところが素晴らしい
袖ぐりのレースと、凝った織り生地のシャツが注目です。

秋冬コレクション


渋い色のチョッキとスカートですが、デザインが可愛いので暗くなりません。豪華ですね。


上品な装い。ロング丈の赤いチェックのスカートにグレイのセーター。襟ぐりのレース使いが素敵


ピンクのコート。胸元のリボン二つがアクセント。
パンツは裾がキュッと絞れるように、スナップボタンがついている、凝った作りになってます。


コーデュロイの生地のミニ丈ジャンパースカート。ハイネックのシャツ。ロングブーツ。白いバッグ。完璧ですね。


イニシャル入りのシャツに合わせたのは、薄手の生地で出来たスカート。ピンクの靴が可愛いです。


コートからのぞく可愛いスカート。首に巻いたマフラーがアクセント。

ファーゴ season1 その2

2016-06-15 12:24:17 | テレビ
レスターを演じた俳優、マーティン・フリーマンさんは、大好きな俳優なので、彼が悪人でもレスター目線で見てしまいます。
もし、違う人が演じたら「とっとと捕まれよ、悪人!」とテレビの前で地団駄踏んでいたかもしれないけど、マーティンさんなので「へー、うまくやったね」と思ってしまいました。
病院を抜け出したレスターは自宅に戻り、殺害に使ったハンマーと妻の下着と写真をある人物の所へ持っていきます。
その人物を真犯人に仕立て上げるためですね。
良く思いついたものです。
彼の狙いはうまくいき、遂にレスターは妻殺しの犯人から除外されるのです。


1年後
レスターは保険会社のパーティで表彰されてます。
なんと、成績ナンバーワンになったとか。かつての冴えないレスターとは大違い。
大勢の前でのスピーチも堂々たるものです。
表情も態度も男前です。(この辺の演技、さすがです)
妻に感謝を、と言うレスター。再婚していたんですね。
ホテルのバーで、レスターはローンを見かけます。
風貌は一年前と少し違ってますが、ローンに違いない。
「早く逃げてー」と思いつつ見ていたら。

なーんと、レスター自分からローンに近づいていきます。
おいおい、なぜ自分から虎に近づく羊のような真似をするんだよ。
ローンは「人違いだ」と言いますが、レスターはエレベーターの中まで追いかけてきます。
案の定、悲劇が起きます。
逃げ出すレスター。

ホテルの殺人事件でレスターが目撃者であると連絡を受けたモリー。
彼女はおめでたです。しかも臨月ですねー、もうすぐ生まれそう。
夫はあのガスです。
ガスは霧が深い現場で間違ってモリーを撃ってしまいました。
それでも急所は外れていて、モリーはすぐに現場復帰出来ましたが、ガスは警察を辞めていました。
警官を撃ったことで審問会にかけられ、辞任したんでしょうね。もともと郵便局員になりたかったと言ってましたが、その希望通り今は郵便局員。
娘とモリーと三人で幸せそうに暮らしてます。

さて、連絡を受けたモリーはレスターの所へ駆けつけます。
レスターは表彰式のあったラスベガスから急いで戻ってきていました。
モリーからいろいろ尋ねられますが、殺人事件など知らないと突っぱねます。

急きょ、旅立つことにしたレスター。
事務所に立ち寄ろうとしますが、そこにローンが張っていることに気づきました。
妻に自分のコートを着せて事務所に行くように頼みます。
小柄なレスターですから、見分けがつかなかったのか、ローンはためらうことなく頭を撃ちぬきます。
これ、計算でそうしたんですか?レスター。本当にあんた、クズ男だねえ。でもマーティンさんだからなあ。

モリーはレスターを罠に、ローンをおびき寄せようと画策します。
レスターは自宅に戻され、FBIが見張りに付きます。
が、何枚も上手のローンは、簡単にFBI捜査官を倒してしまい、レスターの家に忍び込みます。
ああ、これでレスターもおしまいね。
と思って見ていたら。
うーん、レスター。あんた、ほんと凄いよ。
ローンの上を行くんだから。

命からがら自分のアジトに逃げ帰ったローン。
足に大けがを負ってます。
その彼に忍び寄る影。
なんと、ガスです。
彼はローンの車を見つけ、そのアジトに身を潜めていたんですね。
銃を向けるガス。
大丈夫かなあ、気弱なガス。
ローンを前に、脅しに屈した過去があるガス。
でも、今はもう違います。娘だけじゃなく、妻も、そして新しい子供も間もなく家族になるんですから。

駆けつけたモリーにガスはトランクをしめします。
中に入っていたたくさんのテープ。その中から「レスター」と言うラベルの張ったテープを見つけ出したモリー。
そこに録音されていたのは「妻をハンマーで殴り殺してしまった、どうしたらいい」と懇願するレスターの声でした。

逃亡したレスターをたくさんの警官が追ってます。
「薄氷注意」と書かれた看板を走り出すレスター。
警官はもう追っては来ません。が、その時氷の割れる音が響き渡ります。

まとめ
豪華な出演陣でした。
気弱な男、中盤からは人が変わったようにずるく、うまく立ち回る男を演じたのはマーティン・フリーマン。
凶悪で不気味で、物凄く怖い男を演じたビリー・ボブ・ソーントン。
弱気な警官はトム・ハンクスの息子、コリン・ハンクス。

何と言っても注目はマーティン・フリーマン。
本当にすごく情けない役なんですよね。
男らしくない、優柔不断。奥さんにあんなになじられるのも仕方ないのかなあ(まあ、奥さんも酷いけどね)
けれど、あの病院を抜け出したあたりから別人のようになっている。
表情すら違う。
演技が素晴らしいですね、マーティンさん。

ビリー・ボブ・ソーントンはこう言う役、はまってますね。
穏やかな表情でむごいことを平気でする。

舞台になったミネソタ州のベミジーの警察ってなんて情けないんだろう。いや、FBI捜査官だって、目の間でドンパチやっているのに全然気が付かない。
こんなへぼい警察なら犯罪者は楽だろうなあ。
しかも実話だって書いてあるし…。
と、思ったら、全然実話じゃないんですね。
「実話」と言うのも映画の中の演出ってことですか、やられました。

雪の中に埋められていた大金、あれって映画版でブシェミさんが埋めていた大金と繋がっているんでしょうか。
今回も埋めたままだから、また何かに繋がるのかも。

映画版「ファーゴ」とは全然違っていたけど、雰囲気は似ていて、楽しめました。




ファーゴ season1 その1

2016-06-13 13:43:32 | テレビ
ファーゴは2014年にアメリカで放送されたテレビドラマ。
映画版「ファーゴ」に着想を得、映画版で監督を務めたコーエン兄弟が政策総指揮をとって作られた。

映画「ファーゴ」凶悪犯罪を描いた映画ながら非常に面白い印象を受けた。
びくびくしたウィリアム・H・メイシー、小物の悪人ブシェミ、何を考えているのかわからない不気味な悪人、ピーター・ストーメア。
始まりはたいそれたことではなかったに、事がどんどん大きくなって取り返しがつかなくなる。人物の描き方と展開の面白さに非常に好印象を受けた映画だった。

その映画のリメイクドラマ版かと思ったら、全然違う。
いや、雰囲気は似ている。
小心者のウィリアム・H・メイシーさんはマーティン・フリーマンに、不気味な凶悪犯人はビリー・ボブ・ソーントンに、それぞれ雰囲気が似通っている。
女性警官が活躍するところも一緒だなあ(映画版では出産間近の警官だったが、ドラマ版は独身女性。が、終盤間際に結婚して出産間近になるのですけどね)

ご存じ、マーティン・フリーマンはイギリスのドラマ「SHERLOCK」のジョンを演じ、ホビットではビルボを演じる、大好きな俳優さん。
なのに、なんでこんな役を演じるんだろう~ってくらい、情けない男、レスターを演じてます。

レスターは保険会社に勤める中年の男性。子供はなく、妻と二人暮らし。
ある日町で学生時代の同級生、サムに会いさんざん小ばかにされます。
学生時代からいじめっ子、いじめられっ子の構図。ジャイアンとのび太君ですね。
殴られてケガするならともかく、自分から窓に鼻を突っ込んで怪我をします。

病院で愚痴っているレスターにローン・マルヴォが声を掛けてきます。
普通のおじさんですね、ローン。とても凶暴で凄腕の殺し屋には見えない。
本当に怖い人ってむしろ穏やかな表情をしているんですね。
ビリー・ボブ・ソーントンさんは穏やかな表情で語り口もマイルド。
サムを殺してやろうか、と言う言葉も、その意味ほど深く聞こえない。そのせいなのか、レスター、まあ、はっきりとうんとは言わなかったけど、承諾しちゃうのですね。
運命の歯車が狂っていく瞬間です。

日々妻からバカにされているレスター。
それも仕方ないかも、何やってもパッとしないし。
妻からこれでもか、と言うほどなじられかっとなったレスターは持っていたハンマーで妻の頭をかち割ります。
気が動転したレスターは病院で出会った男、ローンに電話をして「妻の頭をハンマーで叩いた、どうしよう」と泣きつきます。
(この時の電話があとあと、非常に重要になるわけですが、今はまだ知る由もなし)

そこへやって来たのは警察署長。
実はあの約束通り、サムは殺されてました。
病院でサムのことを話していた二人組がいて、その一人がレスターだったと言う情報を手に入れた署長は事情を尋ねに訪れたというわけです。

その署長、床に血痕があるのに気づき、地下室を調べに行きます。
レスターを逮捕しようとした署長を背後から撃ちぬいたのはローン。
ローンは直後消え、残ったレスターは途方にくれ、壁に激突。気を失います(これ、計算だったのかな)
レスターの家に、妻の死体、署長の射殺体、気絶したレスター。
現場に急行した警察は捜査を開始しますが。

署長が死んで副所長が署長を、モリーと言う女性警官が副所長を務めることに。
その署長になった警官、彼が何というか、警官の資格があるのかと疑問に思うくらい、全然ダメなんですねー。
人間的にはいい人なんでしょうけど。
レスターとは同級生で、彼がカエルの解剖でも気を失うくらい気の小さな男なので、彼が妻を殺すはずがない、と主張。モリーの意見をまるで聞こうとしません。
モリーは勘のいい女性で、サム殺しも今回の殺人事件もある男が絡んでいるとにらみ、独自に捜査を始めます。

署長を射殺したローンはレスターの車で逃亡。
スピード違反をして警察に止められます。
止めたのはガス。娘と二人暮らしの大人しい警官。
ローンの脅しにガスは彼を見逃しますが、後で彼が犯罪に関わっていたことに気づき、モリーと連絡を取り合うようになります。

タイトルになっている「ファーゴ」ってマフィアの名前だったんですね。
そのファーゴからサムの殺人に関して殺し屋が二人やって来る。凸凹コンビです。有無を言わさず残忍な殺し方をする、ローンにも負けず劣らず非道な殺し屋。
その殺し屋にレスターは目を付けられてしまいます。
あわや穴を開けた凍った湖に逆さまに沈められるところを、隙を見て逃げ出します。
たまたまいた警官を殴ってわざと逮捕され、留置場に入れられたところまでは良かったけど(ほんと、レスターって機転がきく、悪知恵ってやつですね)例の二人組も留置場に放り込まれる(もちろん計算づく)
痛い目に遭わされローンの名を口にしてしまいます。

殺し屋二人組はローンの所に向かうけれど、もちろん簡単にやられるようなローンじゃない。
そこへガスとモリーもやって来る。深い霧で何も見えない状況で三すくみ。
ガスは迫りくる足音に銃を発射しますが、なんと、それはモリーでした!
殺し屋一人はローンに殺され、一人は負傷、ローンはさっさと逃げ出します。

レスターは病院にいます。
負傷した手が悪化。危うく腕を切り落とすほど化膿してました。
病室に弟がやって来て、「殺したのは兄さんだろう」と詰め寄ります。
どん臭い警察もさすがにレスターの関与を疑い始め、病室の外には警官も詰めてます。
さあ、どうするレスター。
ここでレスターは思い切った行動に出るわけです。ほんと、悪知恵の働くやつです。

ホームランド season4

2016-06-11 11:01:14 | テレビ
レンタルショップで準新作で並んでました。
セールだったので6枚(12話)全部レンタルして来て一気に観ました。
これ、面白いですねー。
最近海外テレビドラマにはまってますが、一番面白いと思います。
「24」は何か作業をしながらチラ見することが多かったですが、このドラマは集中して鑑賞します。

主人公のCIA捜査官、キャリー・マティソンはカブールの支局長として現地で活動してます。
CIAの暗殺者リストに載っているハッカニと言う男の情報をサンディが入手、無線機を飛ばして攻撃。見事ミッション成功。
部屋に戻るとPCで姉の所へ電話を入れます。
「フラニーは?」と尋ねるキャリー。
あ、そうそう、前作では彼女、出産間近でした。
「生むのが怖い」と父や姉に訴えてお父さんが
「俺が育ててやる」とか言ってましたね。
無事出産し、しかも子供も大事に思っているようでほっとしました。

さて、お仕事の方はと言うと…。
見事成功したかに見えた暗殺でしたが、攻撃した時にその場所で結婚式が行われていて、多くの一般市民、女、子供が死んだと言うことが露わになります。
そのうえ、調査の結果、ターゲットだったハッカニは生きていることが判明。
なぜか情報を持ち込んだサンディの顔写真がテレビで公開されてしまい、市民の怒りは彼に集中。
車から引きずり出され集団リンチを受け殺されてしまいます。

責任を問われたキャリーはアメリカに戻されます。
これで子育ても出来るだろうと思ったら…。
キャリー、まるでよその子を触るように恐る恐る、と言うか嫌々。仕事にかこつけて育児拒否。
姉に叱責されて面倒をみますが、入浴中に沈めようとしたり…。
大丈夫か~~。
子供を連れてある場所に行きます。見覚えあるその家はブロディの家ですね。
「ここはあなたのパパの家。ここで私は逮捕された…」などと、懐かしい思い出を呟きます。
でも子育てもここまで。

パキスタン支局長に任命され、再びアメリカを離れます。
キャリーと一緒に行動していたクイーンは目の前でサンディが殺されたことにショックを受け、仕事を辞めると言い張り、生活も乱れてましたが、キャリーの説得で再び彼女と仕事をすることを決心します。

キャリーのターゲットは爆撃で生き残ったアーヤン。ハッカニの甥でもあり、医学生ですが、友人が結婚式の動画をネットにあげたことにより、トラブルに巻き込まれていました。さらにはある薬品のことで大学も退学になってしまう。窮地に陥るとはこのことですね。
新聞記者に化けたキャリーはロンドンの医大に入学させるということを餌に、アーヤンを引き込みます。
さらには色仕掛け!
そこまでするんですね。恐ろしい。
2日間で懐柔させるには仕方ない、と言うのが彼女の言い分。
子供のことや子供の父親の話をして同情を誘い、心から体まですっかりキャリーにぞっこんのアーヤ。更には部下に演出させてアーヤを追い込み、見事ハッカニの処へ導きます。
うーむ、凄い、凄い。

車から降りてくるハッカニ。
さあ、無人飛行機で爆撃開始。
と思ったその時、その車から意外な人物が引きずりおろされます。
なんと、元CIA長官でありキャリーの師匠、ソールではありませんか。
彼は帰国するため飛行場にいましたが、そこでキャリーたちが追っている容疑者を発見。尾行していたのですが裏をかかれ拉致されてしまったのです。
ハッカニは情け容赦もなく甥のアーヤンを射殺。それを目の当たりにしたキャリーは激高。
「すぐに発射しなさい」と命じますが、クイーンが止めます。
「ソールが一緒なんだぞ」と。

アーヤンは殺され、ハッカニを攻撃出来ず、ソールは拘束されたまま。
すべてがうまくいかず、さらにはアメリカ大使の夫がISIの女性捜査官と通じ、スパイ活動を行う、踏んだり蹴ったりです。
(それにしてもその男、大学教授なのに、スパイ活動がうまいししぶとい。スパイ行動慣れしていたんですね、長年やっていて)
キャリーの双極性障害の薬をすり替えてしまいます。
それを知らず服用したキャリー。体調が悪くなるだけでなく、幻覚が見え始めます。町で大暴れしたキャリーが連れてこられた家には…。
うそー、ブロディ?
season3で死んだブロディ?
そんなわけが…。
キャリーも驚きますが、見ているこちらもびっくりです。
でもそんなわけ、ないですね。キャリーの幻覚。そこはISIのアーサー大佐の家。
目が覚めたキャリーは昨夜の一部始終をアーサーから聞かされます。

キャリーを演じている女優さん(クレア・デインズ)は金髪のきれいな女優さんですが、彼女の凄いところは精神に異常をきたした時の演技ではないでしょうか。
前回のseasonでは両極性障害の薬の切れた状態を演じて圧倒されましたが、今回は薬をすり替えられてしまい、幻覚を見ると言う演技。

町で大暴れ、大佐の家では大佐をブロディと思い込み泣きつくは、すがりつくは、抱きつくは、何も知らない大佐はさぞやびっくりでしょう。
あれだけガッツリ抱きつかれてはまんざらでもないのか、その後大佐は何かとキャリーに助け舟を出してくれます。

拉致されたソールは、アメリカに拘束されている同胞と交換材料にされます。それを嫌うソールは自殺を試みたり、捕虜交換場で、座り込んで動かなかったり抵抗しますが、キャリーに説得され何とか無事捕虜交換が済みました。

が、ハッカニの目的はそれだけでなかったことがじき分かります。
大使館に向かうソールとキャリーの車が爆撃を受け、大使館から大勢の兵士が現場へ向かいます。
何とかしのいだ二人(でも、ほかの捜査官死んじゃいましたね。キャリーが赴任する前に局長になるはずだった男性で、キャリーが赴任した当初はずいぶん意地悪な態度を取りましたが、すぐにキャリーを助けるようになった、いい人でした)

手薄になった大使館にハッカニと部下が襲撃をかけます。
バタバタと殺される駐在員や捜査官たち。
残った者たちも人質に取られ、協力者名簿を渡すように要求されます。
ハッカニは名簿を手に入れたにもかかわらず、人質のファラを刺し殺します。
ファラは金融関係の捜査官でしたがキャリーが彼女を呼び捜査に当たらせていたのです。
素質があったと見えて、ハッカニが生きていたのを発見したのも彼女でした。
だが、隠れ家にスパイもどきの大使の夫が忍び込んだのを見逃したのは痛かった)
season1からキャリーの手伝いをしていたマックスがキレてました。きっと彼女に好意を持っていたんでしょうね。


窮地を救ったのはクイーン。
生き残った兵士一人と共にハッカニたちを撃ちまくります。
が、ハッカニと部下数人は逃げ出しました。

クイーンはハッカニ暗殺を企て一人行動を開始します。
アメリカ政府は壊滅的被害を受け、大使館を封鎖、館員やCIA捜査官すべて引き上げることに決定。
みな帰国の準備を開始します。
が、クイーンだけ置いていくわけにいかないとキャリーは帰国を拒否。
クイーンの居場所を探し出します。
クイーンはドイツ人の大使館に勤務する女性の所にいました。
(彼女とクイーンは付き合っていた過去があり、女性はクイーンのことは何でも知っていると言い放ちます)
アーヤン射殺の動画をアップし、学生たちを扇動、ハッカニを誘い出し爆破する計画でしたが、キャリーの説得に爆破ボタンを押す手を止めます。
ところがアーヤン射殺のシーンを思い出したキャリー。彼女の怒りに火が付きます。拳銃に手を伸ばすキャリー。その手を止めたのはアーサー大佐。
「車の中を見ろ」と言う彼の言葉に視線を移したキャリー。
そこにいたのはCIA捜査官ダル。
一体何があったのでしょうか。

キャリーは姉の家にいました。
数日前、父親が突然死去。
葬儀にはクイーンも駆けつけました。
ドイツ人女性に手を借りて出国したとか。
二人は愛を確かめ合います。
二人で仕事を辞めて穏やかに暮らそうとキャリーに告げるクイーン。
でも二の足を踏むキャリー。彼女は自分の病気がクイーンの重荷になると思ってました。
両親がいい例です。
父親の病気を苦に家を出た母親。
きっと自分の将来もそうなるだろうと思い込むキャリーはなかなか「OK」とは言えないのでしょうね。

葬儀の前日に突然、15年前失踪した母親がやって来ます。
激怒し追い返したキャリーでしたが、思い切って彼女に会ってみようと思ったのは、やはり自分の将来を考えてのことだったのでしょうね。
探し当てた家には異父兄弟がいました。
しかもほかにも恋人がいたと、告白する母親。
恋多き女だったんですね。
父親の病気は関係ないと言う母親の言葉を聞いて、キャリーは心が決まったのでしょう。
クイーンへ連絡を入れますが、携帯がつながりません。

彼の上司だったダルの所へ行き、クイーンをどこへやったのかと詰め寄るキャリー。
クイーンは秘密任務でシリアに向かったことを知ります。
キャリーはハッカニの車にあなたが乗っていたのを見たと詰め寄ります。
その理由を聞いてみろ、と言った先にはソールが。

実はソールはCIA長官に返り咲きたいと思ってました。
が、問題はハッカニの捕虜になっていた時に撮られた動画。それが公けになればアウトです。
その動画が入ったカードをハッカニから貰い受けるためある約束を取り付けにダルが向かったと言うわけ。
条件はハッカニを暗殺名簿から削除するということ。

うーん、どうやって取り入ったのかなあ。

ハッカニは公然と活動を開始。アメリカ人への協力者名簿も奪われてしまう。
捜査官や兵士が多数死亡。
アーヤは医師になるという志半ばで射殺される。
虚しさが残るストーリーでした。

まとめ


懐柔作戦

取り込んだハッカニの甥、アーヤンをたった二日で懐柔させ、ハッカニ居所をつかむのには。
まずはお金、そして海外留学。
アーヤンが隠れ家のキャリーの元へやってくるとソファーをベッドメイクしつつ、誘惑。なーんとお色気作戦です。
それぐらいじゃ、心を開くことはない。ハッカニが生きているのでは?と聞いただけで激怒するありさま。
アーヤンが本当に心を開いたのはキャリーが自分の子供と子供の父親の話をしながら涙を流した時ではないでしょうか。
年上の女性が自分に涙を流し辛い過去を語ってくれた、自分が何とかしなくちゃ、と思ったのではないでしょうか。
その後ゆさぶりをかけて見事、ハッカニの元まで導いてくれたわけです。
うーん、肉体も武器にする、凄いですね、キャリーって。

支局長としての手腕
キャリーは頭もいいし、勘も鋭い。だから一目置かれているんでしょう。
支局長としての判断はどうなんでしょうか。
責任感からクイーンを連れて帰るまでアメリカには戻らないと主張し、何とか彼を止める。
さすがです。
でも…。
その後ハッカニの姿を目の当たりにし、アーヤンが射殺された場面を思い出したキャリーの取った行動。
あれはどうなんでしょうねえ。
あそこでハッカニを殺したらキャリーはリンチされて踏み殺されたサンディどころじゃすまない、もっと酷いことになったでしょう。

それからアーヤンが射殺されて、キレたキャリー。
「すぐに攻撃しなさい」って。
ソールがいるのに…。
頭に血が上ると判断力に欠けてしまうような気がします。

キャリーのお父さん
season1から3までよく登場したキャリーのお父さん。
キャリーと同じ病気を持っていて、そのせいか、いつもハイでした。
キャリーが子供を生むことに不安を見せると「俺が育ててやる」と公言したのに、お姉さんの話ではやはりあてにはならなかったようで。
それでも散歩フレンドがいて、キャリーとフラニーに声を掛ける男性がいました。少なからず面倒は見ていたんですね。
そのお父さんはキャリーが帰国する前に急死します。
とうとう、一度も出演することがありませんでした。
お父さん役を演じたジェームズ・レブホーンさんも、亡くなっていたんですね(涙)

アメリカ人の裏切り
この手のお話には裏切り者は必ず登場します。
今回ISIの女に弱みをつけこまれ、スパイ活動をせざるを得なくなったのはなーんとアメリカ大使の夫。
大学教授と言う立派な仕事をしながら、女の言う通り探りを入れたり情報を流したり。
彼の行動が明るみに出て、拘束されると「君の経歴に傷をつかせたくない」と自殺をほのめかします。
が、翌日帰国する一団の車の中にちゃっかり乗っている姿が映って苦笑。
自殺する勇気もないんでしょうね。
元々、人の論文を盗用したり、情報流用も前からのこと。ろくな男じゃありません。
演じたのはマーク・モーゼス。
「デスパレートな妻たち」にも怪しげな男で登場してましたね。
こういう役が似合います。

クイーンとの恋

クイーンはキャリーに惚れているなあと感じたのは前回のseasonでした。
でもその頃キャリーはブロディに首ったけでしたしね。
サンディが暴徒に殺されたとき、クイーンが運転し後部席にキャリーが乗っていて、クイーンはキャリーを守ろうとしてそのすきをついてサンディを引っ張り出されたんじゃないか、と上司に問い詰められます。
まあ、事実でしょうね。
お父さんの葬式にも駆けつけてくれて、キャリーの子供、フラニーをあやしたり、片づけを手伝ったり。いい感じです。
「二人で仕事を辞めて静かに暮らそう」と言うのはクイーンの願い。彼は元々この仕事を辞めたがってましたしね。
キャリーの不安材料は自分の病気。
お父さんの結婚生活がうまくいかなかったのを見ているだけに、自分もうまくいかないだろうと思い込んでます。
が、両親の失敗は父親の病気のせいではなかったことを知って電話を入れるキャリー。
が、もうクイーンは次の仕事に旅立ってました。
はっきりしないキャリーを諦めてしまったのでしょうね。諦めが早すぎるよ、クイーン(苦笑)
でも…。
もしあの時クイーンがキャリーの帰りを待っていて、約束通り仕事を辞めて静かな生活を始めたとしたら…。
キャリーは大人しく主婦になれるのかしら。
子育てだって不安だったのに。
それよりも何よりも仕事を愛していたキャリーがあの仕事を捨てられるとは思いません。
まあ、結局結ばれなかったので、想像の域ですけどね。











24 リブ・アナザー・ディ

2016-06-09 12:01:44 | テレビ
「24 リブ・アナザー・ディ」は2014年にアメリカで放送。今までの24話とは違って12話で収まっている(最終回に”12時間後”と言うテロップが流れ24時間に収まってはいるが)

ファイナルを観ましたが、続編があると知って、レンタルショップへ行きました。もう旧作になっていたんですね。レンタルする人もなく、在庫が充実してました。

舞台はロンドン。
重要指名手配犯のジャック(苦笑)
CIAロンドン支局は遂にジャックを逮捕。支局へ連行される。優秀な捜査官ケイトはあまりにも簡単にジャックが捕まったことに疑問を感じる。
取り調べを受けるジャック。が、例の如く暴れまくって逃げ出します。ジャックが向かった先にいたのは…。

なーんと拘束されているクロエさんじゃないですか。クロエさんは過酷な取り調べ(まあ、拷問ですね)でぐったりしてます。息もない?ジャックが注射をして正気を取り戻させ、二人で逃げ出します。

そっか、ジャックはクロエを救うためにわざと捕まったんですね。
さすがジャックとクロエのコンビ。

でも、ちょっと理由は違ってました。
クロエを車から降ろし、別行動に。せっかく久しぶりに会ったんだから、積もる話でもすればいいのに~。
いや、それはないですね、二人とも追われる身ですから(ところでクロエは何で追われていたんだ?)
クロエはアジトへ戻ってきます。仲間が数人、ボス一人。なにやら怪しげな集団。クロエはジャックの海外逃亡の手助けをした罪とか、ネットで国の情報を公開したとかで反逆罪に問われています(だからCIAに捕まっていたんですね)
「クロエ、どこに行ってたの?」
「ちょっと捕まった」
そんな会話を仲間とするクロエ。ボスが渋い顔をします。
「すぐここを出ていく」
そう告げるボス。
そこへドアがバーンと開いてジャックが飛び込んで来る。しかも銃を構えて臨戦態勢。
クロエはジャックのことを友達だからとみんなに紹介しようとするのんびりムードなのですが。
ジャックは仲間の一人の名前を告げ、彼はどこへ行った?
と、詰め寄ります。
どうやらその男がテロを企てている情報がジャックの耳に届いたらしい。
ジャックは彼がクロエと同じ仲間であることを知って、捕まったクロエを救出しクロエのあとをつけてアジトを見つけ出した。
そういうことなんですね?
なんか、いい人、ジャック~って思っていたので、裏切られました(笑)

まあ、それはともかく、クロエはジャックに協力して、男の割り出しとテロ阻止を行うことを告げます(仲間はドン引きしてましたけど 笑)
そのクロエさんですが、だいぶ様変わりしてます。目の周りに真っ黒のシャドウ。黒の革ジャンにパンツ。ロックですねー、パンクですねー。
何が彼女を変えたのか、後で分かるのですが、夫と子供を交通事故で亡くしていたのです(涙)
その日は自分が子供を迎えに行く日だったのですが、急きょ、夫と交代。目標は自分の暗殺にあったとクロエは思い込んでました。確かにジャックと組んでかなりやばいことをしてましたし、狙われる要因は無きにしも非ず。
クロエは自分を狙っていたのは誰か、夫と子供を殺したのは誰なのか突き止めるために裏稼業に潜り込んだというわけですね。
トニー・アルメイダが妻のミシェルを殺したのは誰なのか突き止めるためにテロ組織に潜り込んだのと同じようなものです。
(後で分かることですが、そういう陰謀はなく、単なる交通事故だったようです)

ジャックが追う相手、彼は無人機を乗っ取れる装置を開発してました。遂に成功し訓練中の無人機で仲間を撃ち殺します。
渡英していたアメリカ大統領はその後始末に追われます。
そのアメリカ大統領、今度はどんな人かなーと思って見てみたら。
おお、オードリーのパパさんではないですか。出世しました。
しかもオードリーも元気になって、今では新たな恋人も側にいて大統領の補佐をしてます。幸福そうで何よりですね。ジャックは可哀想だけど。
けれど、大統領、認知症を患っていて言い間違いや記憶違い、同じことを何度も言うなどの症状が出ています。ほどなくほかの人にもそれを知られることになるでしょう。今はオードリーと彼女の恋人しか知られてませんが。

無人旅客機を遠隔操作していた男が実行犯であると決めつけた関係者は彼を捕捉。施設で取り調べを行います。ジャックはそこに単身乗り込んで彼の無実と他に犯人がいることを証明しようとします。相変わらず強引なやり方だなあ。施設を乗っ取り、コードを解読しようとするジャック。
が、遂に追い込まれ強行突破、彼も問答無用で射殺されそうになるのですが、あのCIAの冴えている女性捜査官、ケイトがジャックを救います。

ジャックの主張が正しいと知った政府機関はジャックに真犯人を捕らえるように頼みます。礼の如く、安易な手のひら返し。
ジャックは見事テロを阻止し、装置を奪還。CIAロンドン支局で装置の解明をするため厳重に送り届けられるのですが。
そこで出ました、恒例のスパイです。
へー、今回はこの人だったんですね。しかもスパイをを動かしていたのが、あの男だったとは…。
盗まれた装置はスパイからその男へ渡ります。

ジャックと別行動になっていたクロエ、なんとその男の言葉にうなずき、男と行動を共にします。
なんだよー、クロエさん。いつも適格な判断と知性の持ち主じゃなかったのかー!
結局その黒幕もそのまた黒幕に倒されてしまうのですけどね。

装置を手に入れたテロ組織はアメリカの潜水艦から中国へ攻撃を企てます。被害が出た中国側、そりゃ怒るでしょう。
アメリカの言い訳は中国人のテロ犯がアメリカの潜水艦を乗っ取り攻撃したと言い訳しますが、信じられん、と突っぱねます。なんせそのテロ犯は脱獄に失敗し、殺されていたのですから。
その証拠を見せないのなら反撃をすると通告します。
世界大戦になりかねない様相になってきました。

テロ犯を追うジャック。
ロシアが一枚絡んでいることを知ったジャックはロシアの関係者に会ってテロ犯の居所を聞き出すため、オードリーの彼氏にその任務を任せます。彼はその危ない申し出を断るわけにいかなかったんですね。
なんせ、ロシア側にジャックの引き渡しを大統領の名前を使って勝手に取り決めちゃっていたんですから。
決死の覚悟で乗り込み、居所を察知します。
目的地に向かうジャック。
が、衝撃の連絡が入ってきます。
オードリーをとらえている、動き回ると射殺するという言葉。

オードリー、じっとしていればいいのに、中国との関係を取り持つように知人に会いに行っていたんですよね。
嫌な予感。
と思ったら、やっぱり当たっちゃいました。

さあ、どうするジャック。
ケイトが自分がオードリーを救出する、と申し出ます。
その申し出を受けて単身(いや、もう一人協力者がいましたが)乗り込むジャック。

その時クロエから連絡があります。
テロ組織に捕まり、車で移動中、隙を見て逃げ出したクロエ。
ジャックの手伝いを申し出、一緒にテロ犯の元へ向かいます。

少し離れたところから衛星画像で犯人たちの行動を見抜くあの技術で、ジャックたちをボスの所へ導きます。
オードリーも無事救出したと言う連絡もあり、さあ、いよいよ大詰めと思ったその時、再びケイトから連絡が。
別な狙撃犯がいて、オードリーは死んでしまったという…。
何という展開でしょう。
結局、ジャックの愛する人はみな死んでしまうと言う定めなのでしょうか。

真のテロ犯、彼は中国の監獄から脱獄しようとして失敗、殺されたはずだったのですが、実は生きていた。
その顔認証と声認証が確認されると、ジャックはためらうことなく「オードリーの仇だ」と言ってその首をはねます。

ジャックを中国に拉致し拷問し、オードリーを拷問して精神障害に陥らせた今回の真のボスはあの男チェンだったのです。死んだとされていた彼はその時、本当の死を迎えたのでした。

すべての仕事を終えたジャック。
クロエと落ち合うため場所へ向かいますが、クロエの姿はなく、地面には血痕が。
直後電話がなります…。

そして12時間後。
車から降りたジャックは歩き出します。
向かった先にはクロエが。
クロエはロシア人たちに捕まり捕虜になっていたんですね。
今度はロシアに拘束です。
せっかく大統領から恩赦を受けていて、きっとアメリカへ帰ることが出来ただろうに。
クロエの手を取るジャック。
「お前はたった一人の俺の友達だ」
と言う言葉に涙が。

今回は12話と言うことで余計な逸話がなくテンポよくお話が進んだ印象があります。
にっくき中国人が登場したり、元気なオードリーが登場したり、「24」を見続けた人だけに分かるような楽しさや面白さが詰まっていたと思います。
まだ続くのでしょうかね。
でもジャック、おじいちゃんになったんだから、もう少し静かな人生を送ってほしいと思います。と言うか、送らせてください(笑)

24 TWENTY FOUR その5

2016-06-08 11:20:08 | テレビ
ファイナルseason

ソファーでうとうとするジャック。傍らに小さな女の子がいます。
「ジャック~」とかわいい声。
「おじいちゃんだろ」とジャック。
孫と祖父のなごやかな会話。
直後、キムとその夫も登場。平和で和やかな娘夫婦一家とジャックの交流。
が、そんな平和な時はジャックにいつまでも続くわけがありません。

情報屋の男がやって来てジャックに中東のハッサン大統領の暗殺計画があると伝える。
CTUに力を貸すことになるジャック。

え?CTU?
復活したんだ。しかもとてもきれいでオシャレ。最先端のIT企業のオフィスみたい。ガラスには目線を遮断する装置があって一瞬で曇りガラスになります。
その真新しい建物で仕事をしているのはクロエさんではないですかー。
復帰していたんですね。腕利きクロエさん、のはずだったのに手こずっていてきれいなお姉さんに「慣れたら大丈夫よ~」と励まされている。IT業界は日進月歩ですから、ちょっと離れていると取り残されちゃうんでしょうね。
でも、そこはクロエさんのことだから、あっという間に仕事をこなしていきますが。
それはそうと、クロエの夫は一年前にリストラされて~みたいなセリフがあってちょっと悲しくなりました(苦笑)

クロエを指導していたきれいなお姉さん、ディナの周りで不穏な空気が流れ込んできます。
彼女、昔悪いことをしていたみたいで名前や経歴を変えて生きていたらしい。その当時の男がやって来て、脅したりすかしたりしてディナに金目の仕事を要求します。
どんどん、ドツボにはまっていくディナ。
結局その男は死にます。
これはうまく収まるのかと思ったら男を探しているという保護観察官が現れる。この男がしつこくてなかなか帰らない。ついには「君の上司に直接話す」と最後通告を突きつけられ、なーんとその男を殺してしまう。直後目つきが変わるディナ。なーんとディナはスパイでした~と言う展開。
えー、スパイだったの?
腕利きスパイならさっさとまつわりついてきた男を殺したら良かったのに。
なんか、急に目つきがきつくなってスパイでしたー、って展開は納得いかない。
しかもこの女、かなりの者で最後までジャックを手こずらせる。最後には至近距離で射殺されますけどね。

ジャックは前回仕事を一緒にしたFBIの捜査官ルネと潜入捜査をすることになります。
ルネは前回の最終回で鬼気迫る表情で取調室に入っていきましたが、そこで取り調べ中に容疑者を殺しそうになったとかでFBIを辞めていました。
突き詰めた表情は恐ろしいくらい。きっと辛い月日を送っていたんだろうなあと思わせます。
案の定、捜査相手をめった刺しにし、殺してしまいます。

それでもそのあぶり出しのおかげで新たな情報が浮かび上がってきます。
ある程度の捜査をし、ジャックとルネの二人は捜査から抜け、ジャックのアパートへ。
が、二人の幸福もここまで。
狙撃犯に撃たれ、ルネは死亡。

ジャックのスイッチが入ります。
が、このスイッチ、ちょっと変な方向です。
テロの阻止と言うより、ルネの復讐劇。
トニーがミシェルのかたき討ちのために墜ちて行ったのと同じにしか見えません。
うーん、嫌な感じ。

CTUでは支部長がいろいろな責任を取らされる形で辞任。臨時支部長になったのは、なーんとクロエ。
偉くなったものです。
クロエは暴走「していくジャックを何とか止めようと試みます。なんせロシア大統領の命まで狙おうとしているのですから。それはいくら何でもダメでしょう~。
クロエは一人ジャックに近づき、説得します。証拠のカードを公にすることで納得したジャックは、クロエが安全に部屋から出ていけるように「俺を撃て」と命じます。
このシーンは心に残る名シーンでした。

結局苦労して手に入れた証拠は公にする直前で敵の手に落ちます。よくあるんですよねー、このドラマ。やっと手に入れたのに一瞬で消えちゃうとか、奪われるとか。

もうすべてが水の泡。すべて敵の思うとおりになってしまう…。
はずでしたが、証拠の録画を観たアメリカ大統領が心変わりします。
ジャックが、キムに語り掛けているシーンです。
心に響くところがあったんでしょうね。
そのアメリカ大統領。正義の塊のような女性だったのにローガン元大統領の口車に乗せられて、どんどん悪い方に墜ちていきます。

ローガン元大統領の登場には驚きました。元妻に刺されて殺されたんじゃなかったの?
生きていたんですね。しかももっともっと悪い人間になってました。

結局敵の思う通りにはならず。
でもジャックはやり過ぎでしたね。おとがめなしとはいきません。
が、射殺直前で大統領から救いの電話が入り、アメリカから去るように告げられます。
モニターを通じて、涙がにじむ目でそれを見ていたクロエ。
モニターを切るように指示し、やがて画面からジャックが消えます。
なかなかいい最終回でした。

まとめ
「24」をseason1からファイナルseasonまで一気に鑑賞しました。
全盛期の頃、寝不足になったとか、レンタルするためにレンタルショップに並んだと言う噂を耳にしましたがその気持ち、よくわかりました。

こんなところで終わるなよ~と言う終わり方をします。season途中でも、seasonの最終回でもすっきりした終わり方をしません。
これは後を引きます。
Amazonプライムには全作品おいてあったので、次々に観ました。
回が重なるとさすがにマンネリだなと思うことも。
CTUには必ず裏切り者がいて、新しいseasonが始まると裏切り者は誰か探すのが習慣になりました。
CTUだけじゃなく、FBIにもCSIにもいます。
国の重要機関にこうも簡単にスパイが入り込めるものだと変な感心をしてしまいます。

最初の頃は中東のテロ集団が犯人でしたが、回を重ねると中国、ロシアの組織が介入してきました。
それとアメリカ人の裏切り者も出てくるようになりました。大統領すら犯罪を犯す。
あまりに汚い人間が多くてうんざりしてしてしまいます。
日本の時代劇で言えば悪代官と越後屋。
「お前も悪よのう」「わははは」
そこに現れる黄門様ならぬ、ジャックバウワー。
彼は正義のヒーローですが、みんなから称えられるヒーローじゃありません。
中国に狙われロシアに狙われ、最後にはアメリカからもその強引な捜査に裁きを下そうとします。
ヒーローだけど、暗い。
これはアメコミヒーローに共通するところがあると思いました。

ジャックは「正義」に関することになると変なスイッチが入っちゃいます。
それはやり過ぎでしょうと思うことが多々あります。
特にファイナルseasonはちょっと酷いなあと思いました。

ジャック・バウワーを演じたのはキファー・サザーランド。
突っ走り過ぎて、ふと正気に戻った時の表情が印象に残ります。滅多に笑わないけどたまに見せる笑顔がチャーミング。
吹き替え版で見ましたが吹き替えを演じた小山力也さんが良かったですね。
「そこに座れー」
「手を見えるところにおいて、こっちを向けー」とちょっと早口で怒鳴るセリフが耳の残り、まねっこして遊んでます(笑)

シリーズで好きなキャラクターは何といっても、クロエさんです。
最初、登場した時ちょっと驚きました。
可愛いとか、そうじゃないとかではなく、この人、ブスッとしてます。
口を開けば思いやりのない言葉が飛び出します。
悪気はなさそうだけど、一緒に仕事をしたくないタイプです。
ところが彼女、仕事が出来る。
一目置かれている。
ジャックもクロエに仕事を頼みます。危ない仕事も平気で頼みます。
クロエが
「それはムリ」
と言っても、
「いいからやれ!10分でやれ」とメチャぶりをします(笑)
そんなめちゃくちゃな頼みでもクロエさんは渋々ながらもジャックに従う。
ジャックと一緒に仕事をしたり、交際があるとみな死んだりいなくなったりするけど、クロエさんは最後までいました。
機転もきくのでピンチもうまく切り抜ける。
ホテルの酒場のような所で酔客に絡まれ、電気ショックでノックアウトさせるシーンは笑いました。
笑えるシーンの少ない「24」ですがクロエさんのシーンでは笑うところもあって彼女の登場が楽しみでした。

悪人はいっぱい出てきましたが、一番印象に残ったのはなんといっても最初に登場したニーナでしょう。
ニーナが裏切り者だとは最後まで分かりませんでした。
しかも最後の最後であの所業。
24時間ジャックが闘っていたのは何だったんでしょうか。そこでエンディングとは随分酷いドラマだと思いました。
しかもその後もふたseasonに渡って登場。憎々しさ満開、振りまいてました。ジャックに撃たれた時は「ざま~」と心の中で叫びましたよ。ドラマ史上まれにみる悪女でした。
その後も彼女に似たようなスパイ女が登場しますが、ニーナにかなう悪はいなかったですねー。
パーマー大統領の奥さん、シェリーも頭に残ってます。
押しの強い奥さんだなあ、全然旦那さんの言うことを聞かない。そのうち勝手な行動に出て、遂には離縁されてします。こちらも「ざま~」と思ったけど、彼女はその後何かにつけ現れて大統領に付け入ります。こんな女の相手をしなきゃいいのに、口車に乗せられて…。
ニーナとは違ったタイプの悪女でした。

このドラマの面白さは何といっても24時間、リアルタイムに物語が過ぎていくと言うこれまでなかった斬新なストーリーでしょう。
ドラマの途中に入る秒を刻むようなBGMがハラハラドキドキ感を高めます。
斬新な展開の半面、いろいろ突っ込みどころもあるのも確か。
ちょっと前に撃たれたはずなのに、元気いっぱい動き回っているのはどう考えてもおかしい。
タフガイのジャックはともかく、ほかの捜査官も殴られても撃たれても、行動しまくっている。
距離感と時間の経過がピンと来なかったり。

他にもいろいろ突っ込みどころがあったり、seasonを重ねるごとにマンネリ化が進んだりしたけれども、結局、一気にこのドラマ見終えました。
ジャック・バウワー、ご苦労さんでした。

24 TWENTY FOUR その4

2016-06-04 14:21:12 | テレビ
season7

スーツを着たジャックは公聴会の場にいます。
CTU時代の行き過ぎた捜査を追及されていたんですね。
そのCTU、なーんと解体されていたんですね。
確かに歴史を作ってきた人物はみな死んでしまった。
大活躍だったクロエも妊娠して、産休でしょうし(笑)

公聴会中にFBI捜査官に協力を求められる。
なぜ、彼が呼ばれたのか。
テロ犯の一味、そこにジャックに関係ある人物が…。
と言うことで写真が鮮明になってくる。
うわー、なんということでしょう!
トニー・アルメイダではありませんか!
死んだはずなのにぃ。
あの時の涙を返して(笑)
しかもテロ犯になっているなんて。
ジャックだけじゃなく、こっちもショックだよー。

FBIの捜査官ルネと共に捜査にあたるジャック。手がかりを見つけ調査するジャックはアジトを発見。
そしてついにトニーを見つけ捕捉する。
取り調べに立ち会ったジャックはトニーから謎の言葉を聞き出し、ある場所に電話を入れる。
電話の相手はCTU支局長だったビルさんではないですか!
そこでトニーが実は潜入捜査をしていたと聞くわけですねー。
ビルたちのアジトに向かうジャック。
そこにはクロエもいました!
私、クロエファンなのでこれは嬉しい。
子供はどうしたのかなと思ったら後ほど出てきました。ママになったんですねー。夫ともうまく暮らしているみたいで良かった、良かった。

トニーを奪還し、ジャックも潜入捜査を開始します。
マトボ夫妻を誘拐すると言うミッション。ガスを使ってあぶり出したりします。相変わらず無茶するなあ、ジャック(苦笑)
さらにはFBI捜査官のルネも加えて潜入捜査を続けるジャックたち。
が、限界を感じたジャックは政府に取り入ることを提案。トニーはさすがにいろんな犯罪に加担していたこともあって、ジャックとは別行動を取ります。
テロ犯の狙いは官邸。ジャックは大統領を救うために秘策を練りますが、そのためにはジャック本人の犠牲が必須。
ジャックの策を聞いたビルは自分が突入すると言い張り、ジャックが止めるのも聞かず突入。命を落としてしまいます。
CTUの支部長で一番いい人だったビル…。死んでしまいました。

大統領の娘は危機をきっかけに大統領の臨時首席補佐官になります。彼女を護衛しているのがアーロン。彼はとってもいい人なのですが、不正には厳しいですよ。彼女の犯罪を見抜き、前臨時首席補佐官に相談します。結局、罪を認めることになる娘。母親に許しを請いますが、そこは正義感の強い大統領。隠ぺいすることはしないと言い切ります。結果、娘は罪に問われ、夫とは離婚。辛いものですね、大統領も。

CTUにもスパイが潜入することが多いですが、FBIにも裏切り者がいます。まあ、最初から怪しいなと思っていた男なんですけどね。
クロエは協力するためにFBIに来ますが、そこでジャニス・ゴールドと言う女性がクロエに敵対視。このジャニスって女、感じ悪ーい。嫌いでした。

ジャックは殺人犯に仕立てられたり、神経ガスを浴びたり、相変わらず大忙し。
その神経ガス、治療法がないとのこと、ジャックはどんどん弱っていきます。
でもジャック、死なないよねー、まだシリーズ続いているし(笑)

最終的にトニーはジャックを裏切る。
確かに最愛の妻を殺され、しかも妻は身ごもっていたとあれば彼の怒りが大きいのは確かですが。
でもジャックに爆弾を巻き付け、道具のように使ったことは許せない。
仇を討つなら自分で仕留めなさいって言いたくなりました。

結局トニーは逮捕、悪の黒幕もつかまりました。
でもジャックは弱る一方です。命絶え絶えになっている時にキムが現れます。
キムは公聴会でジャックを見て、彼に会いに出てきていたのですが、やっと面会出来たと思ったら父から「もう帰ってくれ」と言われ、空港でキャンセル待ちをしていたのですが、そこで組織の一員に見張られていました。うまく切り抜けたキム。それだけではなく、犯人のあとをつけて、手がかりを見つけ出します。
大手柄ですね。
そして、ビッグニュースはキムに子供がいたことです。ジャックはおじいちゃんになったんですねー。
それを知らず、ジャックの命は風前の灯。
キムは幹細胞を使う治療を申し出ます…。

一方、FBIのルネ、大ボスの取り調べを始めようとしてましたが、その様子が普通じゃない。殺気に満ちてます。ジャックと一緒に行動して、変なスイッチが入っちゃったのでしょうか(苦笑)

さていよいよ、ファイナルseasonに突入です。







24 TWENTY FOUR その3

2016-05-30 12:44:18 | テレビ
season6

20か月ぶりにジャックが中国の収容所から解放されます。
アメリカ側は大きな代償を払ったとの言葉が登場しますが、なるほど、中国側の狙いはそれだったのですね。

今回も中東系のテロリストが中心。
そのテロリストの中心人物とジャックを交換しようというのがテロリストの狙い。ジャックに仕返ししたかったんですね。
ジャックも自分の命が和平につながるならと、喜んで命を差し出します。
が、テロリストの目的が違うことを知ったジャックは隙を見て逃げ出します。

ジャックはテロリストの中心人物と思われていたアサドを連れ出し、情報を得ようとします。
アサドが仲間になったことを快く思わないCTU職員のカーティス。
過去につらい経験をしていたカーティスはアサドに銃を突きつける。
必死で止めるジャック。が、カーティスは耳を貸さず…。
ジャックは銃を撃ちます。
うーん、仲間を撃ちますかねえ、普通。
国のためになら仲間の命も絶ちます。それがジャック・バウワー。

ところで新しい大統領はなーんとウェイン・パーマー。元大統領の弟です。これはびっくり。
驚いたと言えばCTUに懐かしい顔が。
season1で出ていたマイロです。
あの時、トニーかマイロのどちらかが裏切り者だと思って見てました(笑)
ところが二人とも命が…。
大統領は一度は奇跡的復帰を果たしますが、結局再び倒れる。
マイロは代理リーダーの代わりに撃たれてしまう。
相変わらずおなじみさんをバタバタ殺してしまうドラマです。

おなじみさんと言えば前大統領のチャールズ・ローガンが登場。
ロシアの総領事館へ自分を連れて行けば情報を得られると提供。ジャックと向かうわけですが、情報がイマイチでなーんとジャックは一人で乗り込み例の如く激しい取り調べで真相を聞き出すのですが、脱出に失敗。これじゃ中国の時と同じ、今度はロシアからも狙われるのかと思いきや、今回はCTUの全面的バックアップで窮地を脱します。もっとも大統領の命令も聞けない総領事ですからロシアがフォローできるわけもないですけどね。

そのローガン元大統領。ロシア大統領に頼むために元妻に会いに行くのですが、そこにアーロンがいて「あら、二人とも良かったなあ」と私は思ったわけです。アーロンにも幸せになってもらいたいですし。なんせ彼はseason2で失脚しそうになっているパーマー大統領に自分が不利になるのも関わらず助けてあげたとってもいい人だったので、応援していたんです。なのに、なのに…。
もし、元夫が現れなかったら病も良くなって二人幸せに暮らせたろうに。
結局大統領に話が通じても説得できなかったし、無駄骨、無駄死にでした。
このドラマ、そういう無駄な骨折りが多いですね。前回の録音テープとか、あれほどの苦労をして手に入れても一瞬で消去されてしまったり。

今回のシリーズで最大の出来事はジャックの身内の登場でしょう。
ジャックのお父さんがテロリストと関わっていたと言う情報が登場して驚きました。
テロリストと関わる、と言うこともそうですけど、ジャックにお父さんがいたということも。
いやいや、お父さんがいてもおかしくはないんですけどこれまで父親のことが出たことは一度もなかったので。
さらには弟もいると知ってこれまたびっくり。
しかも弟の顔を見てびっくり仰天。
前回のお話でローガン大統領を操っていた真の黒幕、大ボスの男じゃありませんか。
これには本当に驚きましたよ。
ジャックは弟にも容赦しない取り調べをして父親の居場所を突き止め、父親に会いに行きます。
そこで例の如く拷問を開始。弟の口からトニーやミシェル、パーマー大統領の暗殺に関わっていたのは自分だという真相を聞き出し、じゃあCTUに連れて行こうとするちょっとの間に父親が牙を剝く。うわー、お父さん、そんなひどい人だったんですねー。
弟も弟なら、父親はさらに上を行く。
弟の死はジャックのせいにされるし、踏んだり蹴ったりです。


今回は早い段階でテロ犯が死に、基盤も手に入れて見事すっきり解決、するわけないですねー。
24時間経たないと終わらないのですから。
案の定、ほっと一息する間もなく衝撃の電話が鳴ります。
中国で交通事故で死んだはずのオードリーの声が受話器の向こうからするではありませんか。
そう言えばオードリーが出てこないなあと思ったら死んでいたと言う衝撃のストーリー。
かと思ったら生きていた、というではありませんか。
これはジャックには嬉しい電話。
そのはずなのですが、なんとオードリーは人質になっていて、基盤と交換するのが条件。
オードリーは見事救助するけど、基盤は中国人のボスの手に渡ってしまう。
オードリーに敵の情報を聞こうとするけど、オードリーは中国人の拷問に精神に異常をきたしていて、答えにならない。
オードリーは父親に引き取られるけれど、父親がジャックにキツイ一言。
「君は疫病神だ」
確かにジャックと関わった人間はろくなことがない。
妻は死に、娘は精神的に不安定になり彼の元を去る。友達や尽くした人はみな死ぬ。
痛いところをつかれましたねー。
オードリーに近づくことを禁止され、海を見つめるジャック。
これからどうするのでしょうか。また身分を隠し、ひっそりと生きていくのでしょうか。


24 TWENTY FOUR その2

2016-05-27 14:47:40 | テレビ
season4

ジャックが女の人と一緒にいます。ケイト?じゃない。
しかもCTU職員ではなく国防長官の特別補佐官として働いてます。珍しいスーツ姿。女性は長官の娘オードリー。
オードリーは既婚者ですが、夫と別居中。うーむ、ジャックはまた新しい彼女を見つけたんですね。今度は本命か。

ジャックが仕事でCTUを訪れている時、長官とオードリーは拉致され、ジャックはCTUに一時的に復帰。
スーツ姿からいつものラフな格好に着替えてきます。
ええっと、その服はどこから出てきたの?いつも持って歩いているのかしら(笑)

間一髪で長官と娘を救い出したジャック。
でも今回のテロ犯の狙いはそこではなく、真の目的は原発のメルトダウン。
捜査の過程でジャックとオードリーはピンチに陥り、ジャックは信頼できる友人に連絡する、と言ってある人を呼ぶわけですが…。
登場したのはなーんとトニー・アルメイダ!
出ました!パチパチパチ
トニーは可哀想な人生を送っていたんですねー。
数か月収監されていて、大統領の恩赦で救われていたけれど妻のミシェルとは離婚。
ヒモのような生活を送っていたわけです。かわいそう…。

トニーはジャックの応援をしている過程でCTUに復帰。うーん、なんというか緩い職場ですね、ジャックが一時的に復帰したりトニーが復帰したり。
直後、CTUの支部長代理として本部からミシェルがやってくる。出世していたんですねー、ミシェル…。
ミシェルを救ったのにトニーは辛い思いをして…。複雑。
それでも仕事を一緒にしていくうちに、二人の関係が元に戻っていき、仕事を辞めて一緒に暮らそうと誓うわけです。良かったぁ。

捜査の途中で中国人がテロに関係しているのを知ったジャックは中国総領事館に侵入し、中国人を拘束。拘束途中に中国人が撃たれてしまい、CTUの医務室に運び込むのですが、その時捜査途中で大けがをしたオードリーの夫が危篤状態で医師の診察を受けていました。
医師を中国人の治療に当たらせようと無理強いする。そのせいでオードリーの夫は死亡。
何と言うか…。
まあ、いろいろありますが、なんで医師が一人しかいない!
容疑者が怪我をすると「CTUの医務室に連れて行けー」とよくジャックが叫びますが、医師が一人しかいない体制ってどうなんでしょうか。
(そういえば前のseasonで支局長の娘が医務室で自殺するという事件がありましたね。ここの医務室、信頼がない)

事件は解決しますが、中国側がジャックが襲撃したと特定し、引き渡しを求めてきます。
ジャックは身分を変えよその土地で生きていくことになる。
が政府の中にはジャックを殺すべきと言う判断を下すものがいて、実行されることに。
ジャックは撃たれ死亡。

そんなわけはないですね。偽装された殺人です。知っているのは元大統領、トニー、ミシェル、そしてクロエ。
国家を救ったのに何と言う結末。


season5

このseason、バタバタ人が死にます。
元大統領パーマーが暗殺されます。
ジャックにあれほど暗殺を守って貰ったのにたった一発の銃弾にやられてしまう。
ずっとこの作品に出ていたのに去ってしまった(涙)

更にショッキングなことが続く。
トニーとミシェルが登場。約束の通り二人で暮らしていたんですね。良かった~と思ったのもつかの間、車に近づいたミシェルが爆発に巻き込まれ死亡。
トニーも重傷を負います。

元大統領の暗殺、ミシェルとトニーも襲われると言う事態にクロエは自分も危ないことを察し、ジャックに連絡します。

身分を変え見知らぬ土地で暮らしていたジャック。現場作業員でその日をしのいでいたのですね、涙。
何度も国を救った英雄なのに。お金はちゃんと貰ったのかしら…。
で、ジャックの側にはまたまた女性が。
あれオードリーは?
まあ、身分を変えたと言うことは本当の自分を捨てたこと。もうオードリーとは会うこともないし、新しい生活を送るためにも力になってくれる人が欲しかったんでしょうね。気持ちは分かりますが、女性関係はいつも賑やかですねえ。

それはともかく、ジャックは無事クロエと落ち合い、ジャックを狙っている一味を倒します。ジャックが狙われたわけは元大統領暗殺容疑の濡れ衣を着せるため。
真犯人を突き止めるため空港に行ったジャック。そこにテロ犯がやって来て空港を乗っ取ります。
ジャックの秘策ととCTU本部から送り込まれたリンの機転で無事解決。
人質の中に犯人の繋がりを見つけたジャックはその男の足取りを追い、テロリストの真の目的は神経ガスにあると判明する。

リンはなかなか頭のいい男だと思ってましたが、妹とその連れの男にカードキーを盗まれたことから暴走が始まります。部下への過度の締め付け、間違った判断。
さらにはそのカードキーによってCTUそのものが神経ガスの攻撃を受けると言う最悪の結果に。
リンの犠牲でジャックたちの命が救われるのですが、その報いは当然でしょう。カードキーが盗まれていたことをずっと黙っていたんですから。
それにしてもCTUの建物の中に完全に密封される部屋があるとは驚きでした。こういうことを予測して作られていたんですね。だったらもっと作っておけばいいものを。間に合わなかった人は見殺しです。クロエの親友、おでぶちゃんの分析官エドガーも死んでしまいます。彼の遺品からクロエと一緒に写っている写真が出てきて、ちょこっと涙が…。好きだったんでしょうね、クロエのこと。
ナイフで切れる壁があってそこからPCの調整に行こうとするわけですが、肝心の部屋の壁には鉄格子がはめてあると言うまるでテレビゲームのような設定になってます(苦笑)

ジャックが生きていたことを知らせるためにキムがCTUに呼ばれます。
おお、久しぶりのキム。どんな大人の女性に成長したのかなと登場を楽しみにしたら。
あれ?
見たことない男と一緒だよ。
チェイスは?
どうやらチェイスは消えてしまったらしい。あれほど相思相愛で、チェイスの隠し子も一緒に育てると言っていたのに。
なんでしょうねえ。
父の死と夫の失踪で精神的ダメージを受けたキムを支えたのはその担当医で、その彼が一緒にやって来たんですねえ。
ジャックもそうですが娘のキムもシリーズごとに新しい恋人がいますね(笑)

さて、今回のテロは神経ガスが取り扱われてますが、誰が裏切り者なのかが焦点。
大統領補佐官のカミングスは最初から分かっていたが前半で自殺。
しゃしゃり出てきた副大統領か?
話が進むうちに大統領の本当の顔が浮き上がってくる。
これはびっくり。
自分の意見もちゃんと持ってない最低の大統領だと思ってみていたが、本当に最低な男でした。

証拠のテープ、これが重要になってくるわけですが、やっと手に入れたテープを削除されてしまう。
ハイジャックしてまで手に入れた証拠のテープをですよ⁈
ほんと、信じられない。似たようなストーリーではテープをダビングしていることがよくあるのですが、コピーすらしてないんですね、CTUの人たちって。
まあ、ストーリー的にジャックが大統領を追い詰めて、陰謀を仕掛けて、と言う流れの方が面白いのは確かなのですけど。

見事大統領の陰謀は暴かれ、ジャックも無罪放免。
オードリーと抱き合って、めでたし、めでたし。
とは、行かないのがこの「24」
キムからの電話だとの誘いに乗ってしまうジャック。疑いもせず電話の場所まで行くと…。
あの執念深い中国人たちに拉致されてしまいます。
「殺せ」と叫ぶジャック。
が中国人は「もっといい使い方がある」と言うようなことを呟く。
今度は中国人のテロに巻き込まれるんでしょうかねー。
それにしても大統領を操っていた真の悪玉は一体誰だったのでしょうか。謎です。