バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

活性酸素消去剤とその利用法

2008年10月25日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-88062 出願日 : 2007年3月29日
公開番号 : 特許公開2008-247768 公開日 : 2008年10月16日
出願人 : 群馬県 発明者 : 仁科 淳良 外4名

【課題】活性酸素消去作用を有すると共に、安全性の極めて高く、吸収性に優れ、風味良好で無臭であり、呈味性良好で且つ安価に得られる、活性酸素消去剤およびその利用法を提供する。
【解決手段】米殻や菜種から酵素処理、抽出等または、化学合成により得られるアルキルグリコシドを含有することを特徴とする活性酸素消去剤を提供する。アルキルグリコシドとしてメチルグリコシド、エチルグリコシド、プロピルグリコシド、ブチルグリコシドがあげられる。

ユビキチンを標的とした腫瘍の判定方法

2008年10月25日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2007-91988 出願日 : 2007年3月30日
公開番号 : 特許公開2008-249524 公開日 : 2008年10月16日
出願人 : 静岡県 発明者 : 望月 徹 外2名

発明の名称 : ユビキチンを標的とした腫瘍の判定方法

【課題】本発明の課題は、早期診断が可能な胃癌、肺小細胞癌、肺非小細胞癌等に対する新規腫瘍マーカーを提供すること。
【解決手段】ヒトから採取した生体試料中のユビキチン(Ubiquitin)の発現量を測定する。ユビキチンの発現を検出した場合、対象者は癌である可能性が高いと判定される。ユビキチンの発現量の測定には、抗ユビキチンモノクローナル抗体や、ユビキチンのmRNAの存在を検出するためのプライマーセット若しくはプローブ、又はそれらの標識物が好適に用いられる。また、ヒト腫瘍細胞株を被検物質の存在下に培養し、細胞培養上清中のユビキチンの発現量を測定し、被検物質の非存在下における場合と比較・評価することにより、腫瘍の抑制剤・治療剤をスクリーニングすることができる。

カルモジュリンを標的とした腫瘍の判定方法

2008年10月25日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2007-93031 出願日 : 2007年3月30日
公開番号 : 特許公開2008-249587 公開日 : 2008年10月16日
出願人 : 静岡県 発明者 : 望月 徹 外2名

発明の名称 : カルモジュリンを標的とした腫瘍の判定方法

【課題】本発明の課題は、早期診断が可能な胃癌、肺小細胞癌、肺非小細胞癌等に対する新規腫瘍マーカーを提供すること。
【解決手段】ヒトから採取した生体試料中のカルモジュリン(Calmodulin)の発現量を測定する。カルモジュリンの発現を検出した場合、対象者は癌である可能性が高いと判定される。カルモジュリンの発現量の測定には、抗カルモジュリンモノクローナル抗体や、カルモジュリンのmRNAの存在を検出するためのプライマーセット若しくはプローブ、又はそれらの標識物が好適に用いられる。また、ヒト腫瘍細胞株を被検物質の存在下に培養し、細胞培養上清中のカルモジュリンの発現量を測定し、被検物質の非存在下における場合と比較・評価することにより、腫瘍の抑制剤・治療剤をスクリーニングすることができる。

貝類由来ADPリボシル化タンパク質、およびその利用

2008年10月25日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-171094 出願日 : 2006年6月21日
公開番号 : 特許公開2008-43 公開日 : 2008年1月10日
出願人 : 財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 発明者 : 若林 敬二 外1名

発明の名称 : 貝類由来ADPリボシル化タンパク質、およびその利用

【課題】本発明は、ADPリボシル化活性を有する新規貝類由来タンパク質、および該タンパク質の用途の提供を課題とする。より詳しくは本発明は、ADPリボシル化活性を有する新規貝類由来タンパク質、および該タンパク質を成分とする抗癌剤もしくはアポトーシス誘導剤、並びに、該タンパク質を用いてDNAをADPリボシル化する方法、および、細胞に対してアポトーシス誘導する方法等の提供を課題とする。
【解決手段】貝類からDNAを基質としてADPリボシル化する活性を有する新規タンパク質が同定された。該タンパク質を電気穿孔法により癌細胞株であるHeLa細胞、TMK-1細胞内へ導入することにより、HeLa細胞、TMK-1細胞のアポトーシスが誘導され、細胞死に至ることが判明した。貝類から見出されたADPリボシル化活性を有するタンパク質は、アポトーシス誘導剤もしくは抗癌剤として有用である。 明細書Text >> J-tokkyo

カルシウムチャネルを遮断するグラモストラ・スパチュラタ由来のポリペプチドおよびその遺伝子

2008年10月25日 | からだと遺伝子
出願番号 : 特許出願2006-170358 出願日 : 2006年6月20日
公開番号 : 特許公開2008-11 公開日 : 2008年1月10日
出願人 : 独立行政法人産業技術総合研究所 発明者 : 木村 忠史 外2名

発明の名称 : カルシウムチャネルを遮断するグラモストラ・スパチュラタ由来のポリペプチドおよびその遺伝子

【課題】T型電位依存性カルシウムチャネルを遮断する新規ポリペプチドの提供。
【解決手段】以下の(a)から(d)のいずれかポリペプチド:
(a) 配列番号2で表わされるアミノ酸配列からなるポリペプチド;
(b) 配列番号7で表わされるアミノ酸配列からなるポリペプチド;
(c) 配列番号6で表わされるアミノ酸配列からなるポリペプチドの部分ポリペプチドであって、少なくとも配列番号6で表わされるアミノ酸配列の第47番目~第82番目のアミノ酸からなるアミノ酸配列を含むポリペプチド;及び
(d) 上記(a)~(c)のいずれかのポリペプチドのアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつT型電位依存性カルシウムチャネル遮断活性を有するポリペプチド。 明細書Text >> J-tokkyo

Pim-1活性/蛋白阻害医薬品

2008年10月25日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2004-290206 出願日 : 2004年10月1日
公開番号 : 特許公開2008-3 公開日 : 2008年1月10日
出願人 : 株式会社オンコレックス 発明者 : 小林 正伸

発明の名称 : Pim-1活性/蛋白阻害医薬品

【課題】Pim-1蛋白の機能を阻害し,腫瘍血管新生を阻害して抗がん活性を発揮する癌の予防剤・治療剤の提供、antisense DNAやshort interfering RNAを用いてPim-1産生抑制を介した癌の予防・治療剤の提供、ユビキチン・プロテアソームによる蛋白分解系の活性化によるPim-1蛋白分解の亢進を介する癌の予防・治療剤の提供、およびPim-1産生を抑制することにより、癌を予防・治療するための癌の予防・治療剤のスクリーニング方法の提供、を目的とする。
【解決手段】低酸素下でほぼすべての固型癌細胞中に発現亢進するするタンパク質(セリン/スレオニンキナーゼPim-1)を見出し、さらにその蛋白がユビキチン・プロテアソーム系にて分解されていることを見出し、さらにdominant negative Pim-1によって腫瘍血管新生が抑制されることを見出した。明細書Text >> J-tokkyo


免疫刺激オリゴヌクレオチドおよびその医薬用途

2008年10月25日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2004-287102 出願日 : 2004年9月30日
公開番号 : 特許公開2008-1 公開日 : 2008年1月10日
出願人 : 国立大学法人大阪大学 外1名 発明者 : 成見 英樹 外3名

発明の名称 : 免疫刺激オリゴヌクレオチドおよびその医薬用途

【課題】 ヒトにおいて免疫応答の誘導活性を示し、且つその活性がマウスに交差性を示す新規な免疫刺激性オリゴヌクレオチドおよびこの免疫刺激性オリゴヌクレオチドの医薬用途を提供すること。
【解決手段】 特定の塩基配列を有し、ヒトおよびマウスに対して免疫刺激活性を有する、オリゴヌクレオチド、及びそれを含む、免疫系が正常に機能していない疾患または障害、あるいは免疫機能を増強させることが有効である疾患または障害を、処置、予防もしくは改善する際に使用するための治療剤を提供した。 明細書Text >> J-tokkyo

アディポネクチン産生増強剤

2008年10月25日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2007-30146 出願日 : 2007年2月9日
公開番号 : 特許公開2008-195630 公開日 : 2008年8月28日
出願人 : 日本澱粉工業株式会社 外1名 発明者 : 阿邊山 和浩 外2名

発明の名称 : アディポネクチン産生増強剤

【課題】血中のアディポネクチン濃度の上昇により、動脈硬化症又は糖尿病及びメタボリックシンドロームの予防または改善効果が期待できしかも哺乳動物に対する副作用のない安全で且つ優れたアディポネクチン産生増強剤、およびその産生増強作用を利用した動脈硬化症、糖尿病あるいはメタボリックシンドロームの予防、改善剤を提供すること。
【解決手段】上記剤はいずれも、1,5-D-アンヒドロフルクトースおよび/または1,5-D-アンヒドログルシトールを含有する。

1,5-D-アンヒドロフルクトース(以下、1,5-AFという)は、ある種の子嚢菌や紅藻由来の酵素であるα-1,4-グルカンリアーゼを澱粉などのα-1,4-グルカンに作用させることで酵素的に生合成することができる。
1,5-D-アンヒドログルシトール(以下、1,5-AGという)は1,5-AFが還元された構造であり、生体内では大腸菌や哺乳類に存在するNADPH依存の還元酵素が1,5-AFを還元し生じること、また、1,5-AFをマウスに経口摂取させると生体内で還元されて1,5-AGが生成することや、さらに1,5-AF誘導体であるオリゴ糖化1,5-AFをマウスに経口摂取させることでも消化管内でオリゴ糖が分解されて1,5-AFが生じ、それが消化管より吸収されて1,5-AGが生成することも報告されている(ブランド・ニッポン加工食品供給促進等技術開発事業における公開成果発表会 H17/3/11)。これらのことから1,5-AFや1,5-AF誘導体を経口投与することで、生体内で1,5-AGを生合成させることができる。1,5-AGは化学的には1,5-AFに金属触媒存在下で水素添加し還元することで合成できることが報告されている(非特許文献1)。1,5-AGの生理機能性についての報告は少ないが、
膵臓ランゲルハンス島β細胞からのインシュリン分泌量を増強させる作用を有することが報告されている(非特許文献2)。

脂肪組織から分泌される生理活性物質はアディポサイトカインと総称され、肥満、特に内臓脂肪型肥満におけるアディポサイトカインの機能と産生調節の破綻がメタボリックシンドロームの発症・進展に大きく関与すると考えられている。アディポサイトカインの中でもアディポネクチンは、血管内で動脈硬化を引き起こす炎症など、さまざまな細胞現象を抑える働きがあることが明らかになってきている。アディポネクチンは糖尿病とのかかわりも確認されており、糖尿病になるとアディポネクチンの血中濃度が下がり、アディポネクチンの濃度が上がると血糖値を下げる。これはインシュリン感受性が高まるためと推測されている。このようにアディポネクチンの濃度が高まることで動脈硬化の予防や糖尿病の予防・改善効果あるいは抗肥満効果が期待できるため、近年アディポネクチンの産生量を増やす物質の探索が盛んに行われており、発酵茶抽出物を有効成分とする組成剤(特許文献1)、大豆サポニン(特許文献2)、米糠抽出物(特許文献3)などがアディポネクチンの産生増強剤として提案されている。
【特許文献1】特開2004-315379
【特許文献2】特開2006-143609
【特許文献3】特開2005-68132
【非特許文献1】Carbohydrate Research 337(2002)873-890
【非特許文献2】Biochimica et Biophysica Acta 1623(2003)82-87

関連技術資料Index >> バイオ塾情報創庫DB 2008-10-25 

ニガウリの粉砕物、搾汁、抽出成分を用いる肝細胞増殖因子産生誘導剤

2008年10月25日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-41405 出願日 : 2007年2月21日
公開番号 : 特許公開2008-201748 公開日 : 2008年9月4日
出願人 : 国立大学法人 岡山大学 外1名 発明者 : 坪内 博仁 外2名

発明の名称 : 肝細胞増殖因子産生誘導剤及びその医薬品組成物

【課題】肝細胞増殖因子の産生を誘導することで、肝疾患、心疾患、血管疾患、脳疾患、腎疾患、消化器疾患、皮膚疾患、肺疾患、または神経性の疾患を予防及び改善するために有効に使用できる肝細胞増殖因子産生誘導剤を提供する。
【解決手段】肝細胞増殖因子産生誘導剤の有効成分として、天然の植物成分に由来する、ニガウリの粉砕物、搾汁、あるいはその抽出成分を用いる。

冬虫夏草の粉砕物、抽出成分を用いる肝細胞増殖因子産生誘導剤及びその医薬品組成物

2008年10月25日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2007-41434 出願日 : 2007年2月21日
公開番号 : 特許公開2008-201749 公開日 : 2008年9月4日
出願人 : 国立大学法人 岡山大学 外1名 発明者 : 坪内 博仁 外3名

発明の名称 : 肝細胞増殖因子産生誘導剤及びその医薬品組成物

【課題】肝細胞増殖因子の産生を誘導することで、肝疾患、心疾患、血管疾患、脳疾患、腎疾患、消化器疾患、皮膚疾患、肺疾患、及び神経性の疾患を予防及び改善するために有効に使用できる肝細胞増殖因子産生誘導剤を提供する。
【解決手段】肝細胞増殖因子産生誘導剤の有効成分として、天然の植物成分に由来する、冬虫夏草の粉砕物、あるいはその抽出成分を用いる。