バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

空港検疫、バイオテロ対策向け高感度病原体検出法を開発

2008年10月11日 | 医療 医薬 健康
~5分で感染直後の微量ウイルス等の有無を診断~【産技助成Vol.41】

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の産業技術研究助成事業(予算規模:約50億円)の一環として、長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 長谷川 慎氏らは、新興・再興感染症(注1)対策に活用できる高感度検出法を開発しました。病原体(ウイルス等)が含まれる測定対象に病原体と強く結合する蛍光試薬を加え、紫外域のレーザー光を当てるだけで、蛍光分子(注2)の溶液内での動きの違いからウイルスやバクテリア・原虫のような病原性粒子を一粒子レベルで計数する超高感度な検出技術です。現在、発展途上国を中心に感染症が蔓延し、温暖化に伴う気候変動やグローバル化した経済活動が大規模な感染症の拡大をもたらしている主要因の一つと指摘されています。感染症の拡大を抑えるためには素早い公衆衛生対策が不可欠となりますが、現在主流の簡易検査法(免疫クロマト法(注3))は検出感度が低いため、ウイルス感染直後(ウイルス量の少ない時期)の検出が難しいことが課題となっていました。今回開発した一粒子検査法の検出感度は免疫クロマト法に比べて100倍高く、微量のウイルス検体でも見逃すことなく診断できます。診断時間も5分程度まで短縮されました(免疫クロマト法は約30分)。空港検疫所における高病原性新型インフルエンザウイルス(注4)等の新興・再興感染症の防疫対策、バイオテロ対策、感染症治療薬の開発のためのスクリーニング等への応用が期待されます。
http://prtimes.jp:80/main/html/rd/p/000000042.000000890.html

高血圧改善薬検索システム、それを用いた高血圧処方支援システム

2008年10月11日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2002-89515 出願日 : 2002年3月27日
公開番号 : 特許公開2003-288416 公開日 : 2003年10月10日
出願人 : テルモ株式会社 発明者 : 久保田 健一

発明の名称 : 高血圧改善薬検索システム、それを用いた高血圧処方支援システム

【課題】 血圧値をトレンド表示して、患者個人の生活習慣病の可能性に合せて、適合する降圧剤の抽出、表示を行い、その効果をトレンド表示可能にし、処方による効果も一瞥でき、患者へのインフォームド・コンセントとしても活用できる高血圧改善薬検索システム、高血圧改善薬処方支援システムの提供。
【解決手段】 登録された高血圧改善薬のデータベースと、該データベースから廉価,即効性等の条件の中から所定の条件を入力することにより、第一次選択薬を選択・表示可能としたことを特徴とする。 明細書Text >> J-tokkyo

遺伝子探索ベクター隣接ゲノム配列の同定方法、及び酸化ストレス感受性変異体

2008年10月11日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2005-324980  公開番号 特開2007-129934
出願日 平成17年11月9日(2005.11.9)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
発明者 相垣 敏郎  出願人 公立大学法人首都大学東京
発明の概要
【課題】GSベクターが挿入された遺伝子を特定するため実用的な方法、個体の特定の表現型に関連する遺伝子を網羅的に同定する方法、並びに当該方法により酸化ストレスに対する抵抗性に関連する遺伝子及びそれがコードしているタンパク質を提供する。
【解決手段】遺伝子探索ベクター(GSベクター)が挿入されたゲノムにおける遺伝子を同定し、該遺伝子をゲノムに挿入された動物の中から、特定の表現型を有する個体を選別し、挿入されたゲノムにおける遺伝子を網羅的に同定する。また、特定された17種の酸化ストレス感受性遺伝子、及びそれがコードするタンパク質。さらに、特定された17種の遺伝子のうちの少なくとも1種の遺伝子が欠損した動物、及び当該動物を用いた抗酸化物質のスクリーニング方法。J-Store >> 特許コード P07A010081

ニューロンの可視化に利用可能なトランスジェニック非ヒト動物およびその利用

2008年10月11日 | 創薬 生化学 薬理学
発明の名称 内因性オピオイドペプチド産生ニューロンの可視化に利用可能なトランスジェニック非ヒト動物およびその利用

出願番号 特願2005-359392  公開番号 特開2007-159473
出願日 平成17年12月13日(2005.12.13)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
発明者 金子 武嗣  出願人 独立行政法人科学技術振興機構
発明の概要
【課題】本発明は、生きた状態の内因性オピオイドペプチド産生ニューロンを可視化するために利用可能なトランスジェニック非ヒト動物およびその利用を提供する。
【解決手段】内因性オピオイドペプチド前駆体遺伝子の発現制御領域と蛍光タンパク質遺伝子とが連結された遺伝子をBAC法にて形質転換することにより、蛍光タンパク質が内因性オピオイドペプチド産生ニューロンで特異的に発現するトランスジェニック非ヒト動物を製造することができる。J-Store >> 特許コード P07P004406

アポトーシス促進剤およびそれを用いた医薬製剤

2008年10月11日 | 医療 医薬 健康
発明の名称
整理番号 K20050203
データ収録日 2007年7月13日
出願番号 特願2005-369908
公開番号 特開2007-169223
出願日 平成17年12月22日(2005.12.22)
公開日 平成19年7月5日(2007.7.5)
発明者 佐伯 万騎男・上崎 善規  出願人 国立大学法人大阪大学
発明の概要
【課題】 新たなアポトーシス促進剤の提供を目的とする。
【解決手段】 下記(A)~(D)のいずれかのDNAからなる遺伝子を含むアポトーシス誘導剤とする。(A) 配列番号1の塩基配列からなるDNA(B) 前記(A)において1個もしくは数個の塩基が欠失、置換または付加された塩基配列からなり、且つ、カスパーゼの活性を誘導する機能を有するタンパク質をコードするDNA(C) 配列番号2のアミノ酸配列をコードするDNA(D) 配列番号2において1個もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換または付加されたアミノ酸配列からなり、且つ、カスパーゼの活性を誘導する機能を有するタンパク質をコードするDNA。J-Store 特許コード P07P005193

海洋性藻類由来のCO2応答性新規プロモーターを利用した遺伝子発現制御方法

2008年10月11日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2003-123179  公開番号 特開2004-321120
出願日 平成15年4月28日(2003.4.28)
公開日 平成16年11月18日(2004.11.18)
発明者 松田 祐介・原田 尚志  出願人 学校法人関西学院
発明の概要
【課題】海洋性藻類由来のCO2応答性新規プロモーターを見出すと共に、それを利用した新たな遺伝子発現制御系を構築すること。
【解決手段】本発明者は、海洋性珪藻Phaeodactylum tricornutumの細胞内β型カーボニックアンヒドラーゼ遺伝子のプロモーター領域を同定すると共に、この新規プロモーターがCO2応答性を示すことを見出した。このプロモーターの下流に目的遺伝子をつないだベクターを宿主細胞内に導入後、細胞生育環境中のCO2濃度を調節することによって目的遺伝子の発現を誘導することができる。この遺伝子発現制御系は酵素や抗体等の有用蛋白質の生産に利用可能である。J-Store >> 特許コード P07A010092

NF-κBの活性化に起因する疾患を予防又は改善するための医薬組成物

2008年10月11日 | 医療 医薬 健康
発明の名称 NF−κB阻害剤
出願番号 特願2006-000902  公開番号 特開2007-182397
出願日 平成18年1月5日(2006.1.5)
公開日 平成19年7月19日(2007.7.19)
発明者 梅澤 一夫・王 志超・五十嵐 雅之
出願人 学校法人慶應義塾
発明の概要
【課題】新たなNF-κBを阻害する物質、並びに、それを含有する、NF-κBの活性化に起因する疾患を予防又は改善するための医薬組成物、アポトーシス誘導剤、単核球細胞の活性化阻害剤、IκB発現誘導阻害剤、及びキットを提供すること。
【解決手段】下記の一般式(I)で表される化合物(式(I)中、R1は水素原子またはアルキル基である。)は、NF-κBの活性化を阻害する作用、アポトーシスを誘導する作用、単核球細胞の活性化を阻害する作用、及び、NF-κBの活性化に伴うIκBの発現誘導を阻害する作用などを有する。J-Store >> 特許コード P07P004648

細胞外ドメインシェディングの異常亢進に起因する疾患の予防及び/又は治療のための医薬

2008年10月11日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2007-512413  国際出願番号 PCT/JP2006/303687
国際公開番号 WO 2006/106599
国際出願日 平成18年2月28日(2006.2.28)
国際公開日 平成18年10月12日(2006.10.12)
発明者 西 英一郎  出願人 国立大学法人京都大学
発明の概要
【要約】 細胞外ドメインシェディングの異常亢進に起因する疾患の予防及び/又は治療のための医薬であって、nardilysin阻害剤(RNAiによりnardilysinの発現を阻害する物質等)を有効成分として含む医薬。J-Store >> 特許コード P08S000097

改変デキストランスクラーゼ、その遺伝子組み換え体、グルカンの製造法

2008年10月11日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2001-307067  公開番号 特開2003-111590
特許番号 特許第3709435号
出願日 平成13年10月3日(2001.10.3)
公開日 平成15年4月15日(2003.4.15)
発明者 舟根 和美
小林 幹彦
北村 義明
出願人 独立行政法人食品総合研究所
発明の概要 デキストランスクラーゼやグルコシルトランスフェラーゼについて、従来注目されていなかった重要な酵素の活性中心部位を探索し、これらの部位を異なる酵素同士で交換して改変酵素を開発すると共に、当該酵素を用いることによって構造を大きく変化させたグルカンを生産する方法を確立すること。デキストランスクラーゼの活性中心領域の一部を、異種のデキストランスクラーゼの活性中心領域と交換してなる改変デキストランスクラーゼ、当該改変デキストランスクラーゼをコードする遺伝子を挿入したベクターと当該ベクターで形質転換された遺伝子組み換え体並びに改変デキストランスクラーゼを基質に作用させることを特徴とするグルカンの製造法。 J-Store >> 特許コード P04A004805

iPS細胞、ウィルスを用いずに作製

2008年10月11日 | 医療 医薬 健康
再生医療へ前進
 京大再生医科学研究所の山中伸弥教授らの研究チームはレトロウィルスなどのウィルスベクターを用いずにiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製することに成功したと9日付けの米科学雑誌「サイエンス」で発表した。ウィルスを用いることで起きる弊害などを克服することに期待されている。【10月10日 京都大学EXPRESS=UNN】