バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ノックアウト動物の簡便作製方法

2008年10月08日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2002-310334  公開番号 特開2004-141074
出願日 平成14年10月24日(2002.10.24)
公開日 平成16年5月20日(2004.5.20)
発明者 石田 靖雅  出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】本発明は、夥しい数の遺伝子の機能を、動物個体レベルで、最小限の労力および時間を使って、解明することができるシステムおよび方法を開発すること
【解決手段】ノックアウト動物を作製する方法であって、以下の工程:1)胚性幹細胞およびジーントラップベクターを用いて、ジーントラップを行う工程;2)トラップされた遺伝子に対応するオリゴヌクレオチドを、それぞれの該胚性幹細胞から調製する工程;3)調製した該オリゴヌクレオチドを用いてマイクロアレイを作製する工程;4)該マイクロアレイを用いて、該オリゴヌクレオチドの遺伝学的情報を提供する工程;5)提供された該遺伝学的情報から、所望の性質を有する該遺伝子を選択する工程;および6)該所望の性質を有する遺伝子が破壊された該胚性幹細胞を用いてノックアウト動物を作製する工程、を包含する、方法。J-Store >> 特許コード P07A010483

骨代謝異常疾患マーカー及びその利用

2008年10月08日 | からだと遺伝子
出願番号 特願2002-136030・公開番号 特開2003-169687
出願日 平成14年5月10日(2002.5.10)
公開日 平成15年6月17日(2003.6.17)
発明者 竹家 達夫・林 浩司
出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】 破骨細胞の分化・活性化の亢進に関連した骨代謝異常疾患を反映する疾患マーカー、該疾患マーカーを利用した骨代謝異常疾患の検出方法、該疾患の改善に有用な薬物のスクリーニング方法を提供する。
【解決手段】 NF-ATc isoform a遺伝子またはChloride intracellular channel4遺伝子の塩基配列において、連続する少なくとも15塩基を有するポリヌクレオチド及び/またはそれに相補的なポリヌクレオチドを、破骨細胞の分化・活性化の亢進に関連した骨代謝異常疾患の疾患マーカーとして利用する。
従来技術、競合技術の概要 骨は、骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収とが絶えず繰り返されている動的組織である。骨芽細胞と破骨細胞の機能バランスに異常が生じると、この動的平衡状態が破綻し様々な骨代謝異常疾患が引き起こされることが知られている。またステロイド治療等による治療の副作用によっても骨代謝異常が生じる場合がある。また骨代謝異常疾患はその進行に従って身体活動能力の低下が生じ、ひいては腰痛・関節痛等の痛みを伴うため、日常生活動作に支障をきたすことも多い。近年、骨密度の測定手法(DXA法;Dual energy X-ray absorptiometry法)が改良されたことから骨密度の健診が安価で容易に受けられるようになり、これによって骨代謝異常の診断の機会も増している。一方で、最近の医療現場では、骨代謝異常疾患に限らず、個々の患者の症状に合わせて治療法を的確に選択することが望まれるようになってきている。高齢化社会でのQOL(Quality of life)向上の必要性が認識されてきた近年では、特に、万人に共通した治療ではなく、個々の患者の症状に合わせて適切な治療が施されることが強く求められている。このような所謂テイラーメイド治療を行うためには、個々の疾患について患者の症状やその原因(遺伝的背景)を的確に反映する疾患マーカーが有用であり、その探索並びに開発を目指した研究が精力的に行われているのが現状である。J-Store >> 特許コード P07A010479

重金属を特異的に結合するポリペプタイドおよび当該ポリペプタイドをコードする遺伝子

2008年10月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2002-160818  公開番号 特開2004-000092
出願日 平成14年5月31日(2002.5.31)
公開日 平成16年1月8日(2004.1.8)
発明者 佐野 浩・小泉 望・鈴木 伸昭
出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】効率のよい重金属除去方法および効率のよい重金属を濃縮採取する方法、およびそのためのポリペプチド、生物を提供すること。
【解決手段】上記課題は、重金属に選択的に結合し、かつ、形質膜に結合する能力を有するポリペプチドをはじめて見出したことによって達成された。そのような重金属的に選択的に結合するポリペプチドの領域は、たとえば、CXXCというアミノ酸配列を有する。ここで、Cはシステインであり、そしてXは任意のアミノ酸をいう。上記形質膜に結合する能力は、例えば機能的な(例えば、疎水性結合性を有する)ファルネシル化領域を有することによって達成される。ファルネシル化領域は、代表的に、CaaYというアミノ酸配列を有する。ここで、aは脂肪族アミノ酸であり、Yは、C末端アミノ酸である。C末端アミノ酸は、好ましくは、メチオニンであり得る。J-Store >> 特許コード P07A010481

カフェイン合成酵素及びその用途

2008年10月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2002-115257  公開番号 特開2003-304879
出願日 平成14年4月17日(2002.4.17)
公開日 平成15年10月28日(2003.10.28)
発明者 上藤 洋敬
佐野 浩
小泉 望
新名 惇彦
出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】カフェイン合成酵素をコードするDNAの少なくとも一部を微生物又は植物にセンス又はアンチセンスの形で組み込むことにより、(1) 工業用、食品用、医療用として利用できるカフェイン合成酵素を効率よく生産し、これを用いて酵素反応によってカフェインを製造する、(2) メチルキサンチン類を生合成する植物体、植物組織、植物細胞のメチルキサンチン類生合成代謝を改変して、カフェインを効率よく生産する、(3) メチルキサンチン類を生合成する植物体、植物組織、植物細胞のメチルキサンチン類生合成代謝を改変して、カフェインの生産を抑制又は停止、メチルキサンチン類の生成比を変化させる等の課題を達成する。
【解決手段】コーヒーノキ由来の特定のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の変異体をコードするDNA又はRNAをセンス又はアンチセンスの形で組み込んだベクターで、微生物、植物体又は培養細胞を形質転換する。J-Store >> 特許コード P07A010478

キサントシンメチル化酵素およびその用途

2008年10月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2002-088770  公開番号 特開2003-274973
出願日 平成14年3月27日(2002.3.27)
公開日 平成15年9月30日(2003.9.30)
発明者 上藤 洋敬
佐野 浩
小泉 望
新名 惇彦
出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】 カフェイン合成系にあるN−メチルトランスフェラーゼをコードするDNAの全部もしくは一部を微生物または植物細胞にセンスまたはアンチセンスの形で組み込むことにより、(1)工業用、食品用または医療用酵素として利用できるN−メチルトランスフェラーゼの効率的な生産、(2)カフェイン産生植物、植物組織または植物細胞のカフェイン生合成代謝を改変することによるカフェイン代謝系の化合物の効率的生産、及び(3)カフェイン産生植物、植物組織または植物細胞のカフェイン生合成代謝を改変することによるカフェイン代謝系の化合物群の生成比の改変等の課題を達成する。
【解決手段】 特定のアミノ酸配列または該アミノ酸配列の変異体をコードするDNAまたはRNAをセンスまたはアンチセンスの形で組み込んだベクターで、微生物、植物体または培養細胞を形質転換する。J-Store >> 特許コード P07A010476

コーヒー属植物の形質転換法

2008年10月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2002-088758 公開番号 特開2003-274954
特許番号 特許第4016075号
出願日 平成14年3月27日(2002.3.27)
公開日 平成15年9月30日(2003.9.30)
発明者 荻田 信二郎・佐野 浩・小泉 望・新名 惇彦
出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】 コーヒー属植物の形質転換不定胚を効率的に誘導し増殖させて、形質転換コーヒー属植物を大量に創出するコーヒー属植物の形質転換法を提供する。
【解決手段】 コーヒー属植物の切断組織片をアグロバクテリウム細菌に感染させて外来遺伝子を導入することにより形質転換コーヒーを得るに当たり、アグロバクテリウム細菌感染の前に、フェニルウレアタイプのサイトカイニンを加えた培地で切断組織片を前培養する。植物ホルモンであるフェニルウレアタイプのサイトカイニンとしては、4−CPPU(N−2−クロロ−4−ピリジル−N−フェニルウレア)またはTDZ(チジアズロン)が好ましい。J-Store >> 特許コード P07A010475

組織特異的に細胞増殖を制御する遺伝子

2008年10月08日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願2003-143311 公開番号 特開2004-345990
出願日 平成15年5月21日(2003.5.21)
公開日 平成16年12月9日(2004.12.9)
発明者 高橋 直樹
山田 竜一
古関 明彦
古関 庸子
長谷川 孝徳
大隅 典子
出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】作用機構および制御機構が今までの手段とは異なる、新規な細胞増殖の制御手段を提供すること、特に、新規な組織特異的な細胞増殖制御剤を提供することである。
【解決手段】Mab21L1タンパク質およびそのタンパク質をコードする遺伝子を提供する。当該タンパク質は、特定の器官または組織の形成過程において、細胞増殖に関連する役割を持つことが判明した。その為、Mab21L1タンパク質の発現または活性を制御することにより細胞増殖の制御が可能となる。J-Store >>特許コード P07A010492

大腸菌由来タンパク質をコードする遺伝子の利用

2008年10月08日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 特願2003-436013・公開番号 特開2005-151962
出願日 平成15年11月25日(2003.11.25)
公開日 平成17年6月16日(2005.6.16)
発明者 上藤 洋敬
佐野 浩
小泉 望
新名 惇彦
出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】 大腸菌由来の7−メチルキサントシン脱リボース化酵素活性を担うタンパク質およびこれをコードする遺伝子を同定し、その利用方法を提供する。
【解決手段】 下記の塩基配列(a)(b)のいずれかを有するDNA分子を、7−メチルキサントシンを生成し得る宿主生物に導入し、7−メチルキサントシンから7−メチルキサンチンを生成する方法:(a)特定の塩基配列、(b)特定の塩基配列に、これがコードするタンパク質が上記酵素活性を損なわない範囲内での塩基置換、挿入または欠失を行って得られた変異塩基配列。 J-Store >> 特許コード P07A010505

シロイヌナズナのマッピング用PCRプライマー対のセット

2008年10月08日 | 医療 医薬 健康
発明の名称 シロイヌナズナのマッピング用PCRプライマー対のセット、およびそれを用いた変異遺伝子のマッピング方法

出願番号 特願2004-001949・公開番号 特開2005-192478
出願日 平成16年1月7日(2004.1.7)
公開日 平成17年7月21日(2005.7.21)
発明者 田坂 昌生・森田 美代・加藤 壮英
出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
発明の概要
【課題】シロイヌナズナの全ゲノム領域にわたって設計された、シロイヌナズナの系統を識別することが可能なマッピング用PCRプライマー対のセットを提供すること。
【解決手段】シロイヌナズナの各系統を、各系統間の多型に基くPCR産物の差異により識別することが可能なマッピング用PCRプライマー対のセットであって、シロイヌナズナのゲノムDNAの全領域にわたって設計された表1〜表32に記載の特定の塩基配列を有するプライマー対の全セット。J-Store >> 特許コード P07A010506

ニューロプシン、DNA、組換え発現ベクター、形質転換体及びニューロプシンの製造法

2008年10月08日 | 医療 医薬 健康
出願番号 特願平08-056367・公開番号 特開平08-311099
特許番号 特許第3684431号
出願日 平成8年3月13日(1996.3.13)
公開日 平成8年11月26日(1996.11.26)
発明者 塩坂 貞夫  出願人 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
従来技術、競合技術の概要 従来、ニューロンの分化、生存維持に関わる因子として、神経成長因子(NGF)や脳由来神経栄養因子(BDNF)やニューロトロピン−3(NT−3)等が報告され、NGFファミリーと呼ぶべき相同性の高い一群の神経栄養因子がある。それらはそれぞれに特異的なニューロン群に対し、その分化、生存維持の機能を分担していると考えられている。一方、組織プラスミノーゲンアクティベーター(tPA)が脳の一部組織に局存性があり神経突起伸展作用を有するという報告もある。
産業上の利用分野 本発明は、脳の海馬に特異的に発現されている新規なニューロプシン、そのニューロプシンのアミノ酸配列をコードする新規なDNA、そのDNAを含有する組換え発現ベクター、その組換え発現ベクターで形質転換された形質転換体、及びニューロプシンの製造法に関するものである。ここで、ニューロプシンとは、神経系末梢組織の細胞の増殖、情報伝達、さらには脳の機能、即ち記憶、学習などに関する研究に貢献すると考えられる新規なタンパク質であり、また、脳疾患治療薬や、このニューロプシンのポリペプチドに対する抗体を用いる臨床診断試薬などへの利用が期待できるものである。J-Store >> 特許コード P07A010540