バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ヤマブシタケの脳神経保護効果

2006年06月11日 | 医療 医薬 健康
  藤原道弘ほか:FFIジャーナル 211(2)141~147(2006)

出願番号 : 特許出願2004-320271 出願日 : 2004年11月4日
公開番号 : 特許公開2006-129743 公開日 : 2006年5月25日
出願人 : 藤原 道弘 外2名 発明者 : 藤原 道弘 外3名

発明の名称 : ヤマブシタケ株及びヤマブシタケを有効成分とする脳梗塞抑制剤、血小板凝集抑制剤、ケモカイン遺伝子発現抑制剤

【課題】 ヤマブシタケを有効成分とする脳梗塞抑制剤、血小板凝集抑制剤、ケモカイン遺伝子発現抑制剤、ならびにその効果に優れたヤマブシタケ株を提供する。
【解決手段】
ヤマブシタケ、特に寄託番号がFERM P-20158であるヤマブシタケ及び/又はその抽出物を有効成分として用いることにより、優れた脳梗塞抑制剤、血小板凝集抑制剤、ケモカイン遺伝子発現抑制剤を得ることができる。ヤマブシタケは古くから食用に供されており、長期の連用によっても副作用を生じる可能性が低く安全性が高い。

酵母の流加培養によるグルタチオンの生産

2006年06月11日 | 菌類 細菌
Optimal production of glutathione by controlling the specific growth rate of yeast in fed-batch culture

  Hiroshi Shimizuet.al.,:Biotechnology and Bioengineering 38(2)196 - 205(1991)
The optimal of the specific growth rate was obtained with simple mathematical model in a yeast fed-batch cultures. The model was based on the mass balance around the fed-batch system and the relationship between the specific growth rate.....Abstract>>Wiley InterScience

微生物におけるルテインの生産

2006年06月11日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2001-565860 出願日 : 2001年3月7日
公表番号 : 特許公表2003-525626 公表日 : 2003年9月2日
出願人 : カーギル,インコーポレーテッド 発明者 : デ サウザ,マーヴィン,エル. 外2名

発明の名称 : 微生物におけるルテインの生産

ホウレンソウ由来のリコペンεシクラーゼをコードする核酸の同定、および天然ではルテインを生産しないかまたは少量のルテインを生産する微生物におけるルテイン生産のためのその使用に基づくものである。本発明の微生物は、食品または治療用途で栄養補給剤またはルテイン源として使用することができる。

ユビキノン(Coenzyme Q10)の製造 カーギル

2006年06月11日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-555768 出願日 : 2003年11月25日
公表番号 : 特許公表2006-507009 公表日 : 2006年3月2日
出願人 : カーギル,インコーポレーテッド
発明者 : ジドウィック,メアリー,ジョー 外5名

発明の名称 : ユビキノンの製造

増大した量のユビキノンを産生する膜性細菌、および栄養補助剤の製造方法を記載する。

ppsR配列の少なくとも一部分およびaerR配列の少なくとも一部分のゲノム破壊を含む膜性細菌であって、前記ゲノム破壊が前記ppsR配列および前記aerR配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のコエンザイムQ10(CoQ(10))を産生する前記膜性細菌。

タピオカ澱粉の製造方法及びアミノ酸の発酵生産方法

2006年06月11日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願2000-163874 出願日 : 2000年6月1日
公開番号 : 特許公開2001-72701 公開日 : 2001年3月21日
出願人 : 味の素株式会社 発明者 : 櫻井 紀子 外2名

発明の名称 : タピオカ澱粉の製造方法及びアミノ酸の発酵生産方法

【課題】 キャッサバ芋からタピオカ澱粉を効率よく分離取得する方法並びにタピオカ澱粉を出発原料とする工業的に有利なアミノ酸の発酵生産方法を提供する。
【解決手段】 キャッサバ芋に澱粉採取のための通常の破砕処理を施して粒径1~10mmに粉砕し、次いで機械的磨砕を施して50メッシュパスとするか、または機械的磨砕を施した後、セルラーゼによる酵素的処理を施し、次いで澱粉懸濁液とカスを分離し、澱粉懸濁液より澱粉を回収することを特徴とするタピオカ澱粉の製造方法。このようにして回収したタピオカ澱粉に澱粉液化酵素および糖化酵素を作用させて高濃度糖液とし、該糖液を発酵原料に用いるアミノ酸の発酵生産方法。

キャッサバ CASSAVA
◇キャッサバ Manihot esculenta トウダイクサ科イモノキ属。40年ほど前にタイ国タマサート大学、インド・コチン大学などでの南・東南アジアのイモ類澱粉質の利用技術交流の際この植物とは旧知の仲だ。発酵原料としてトウモロコシの量産利用が始まるまではキャッサバ、タロイモが主力であった。
ブラジル中央部が発祥の地とする研究者が多い。メキシコ説,ペルー説などもある。
最近,フィリピン中部で29人の死者をだしたことで話題となっている。
http://cnn.co.jp/world/CNN200503100001.html

このイモについてはhttp://misa.ac.affrc.go.jp/mihonen/CROP12.htmlや食文化誌ベスタVesta57号p.66~71(2005)に稲泉博巳さんの「海を渡ったキャッサバ」ー大西洋をつなぐイモの話に詳しい。
世界の総生産量は約1.3 億トンで,ブラジル,タイ,インドネシア,ザイ-ル,ナイジェリア等が主産地http://misa.ac.affrc.go.jp/mihonen/CROP12.html。 タピオカ澱粉として輸入しブドウ糖,発酵原料として大量に東南アジアより輸入されている。
その葉に斑をもつManihot esculenta cv. Variegataが園芸品種として知られる。

アンセリンの痛風予防効果を発見

2006年06月11日 | 医療 医薬 健康
 アンセリンの抗疲労効果や抗酸化活性などを明らかにし、アンセリン含有製品をスポーツサプリメントやダイエット食品などの原料として供給してきました。今回、これに加えて尿酸値の低下作用を新たに見いだしたわけです。アンセリン製品は、新たな痛風予防食品として注目を浴びるものと予想されます。焼津水産化学㈱プレスリリース

【参考資料】
出願番号 : 特許出願2004-153367 出願日 : 2004年5月24日
公開番号 : 特許公開2005-333813 公開日 : 2005年12月8日
出願人 : 長田 政司 発明者 : 長田 政司

発明の名称 : 機能性食材およびその製造方法

【課題】 アンセリンとコンドロイチン硫酸を含む機能性食材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 魚肉として利用されない魚体残滓から同時に抽出された、アンセリンとコンドロイチン硫酸を含む機能性食材;下記の工程を含む、アンセリンとコンドロイチン硫酸を含む機能性食材の製造方法。
1)魚肉として利用されない魚体残滓を粉砕する工程、
2)粉砕された残滓に、タンパク質分解酵素を作用させてタンパク質を分解する工程、及び
3)タンパク質分解酵素を失活させた後、不溶解成分及び油成分を分離除去して、アンセリンとコンドロイチン硫酸を含む混合物を得る工程。

ビオチン高産生微生物およびその育種方法

2006年06月11日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平5-199391 出願日 : 1993年8月11日
公開番号 : 特許公開平7-87963 公開日 : 1995年4月4日
出願人 : 三菱油化株式会社 発明者 : 畠山 和久 外3名

発明の名称 : ビオチン高産生微生物およびその育種方法

【目的】 ピメリン酸からビオチンを高産生する能力を有するコリネ型細菌の提供。
【構成】 ビオチン生合成に関与する酵素をコードする遺伝子群の少なくとも一つの遺伝子が導入されたプラスミドで形質転換されたピメリン酸からビオチン産生能を有するコリネ型細菌を、グルコースを単一炭素源として含有し且つピメリン酸を含有しビオチンを含有しない平板培地上で培養し、該培地上に生育したコロニーの大きさによって選別して得られるビオチン高産生能コリネ型細菌ブレビバクテリウム・フラバムMJ233-709株および該菌株をコハク酸を単一炭素源とした以外は上記と同様の平板培地上で培養し、該培地上に生育したコロニーの大きさによって選別して得られるビオチン高産生能コリネ型細菌ブレビバクテリウム・フラバムMJ233-SL2株。
【効果】 本発明のコリネ型細菌を用いて、ピメリン酸からビオチンを著量産生することができる。

5-アミノレブリン酸生産菌及びその選抜方法

2006年06月11日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平7-335252 出願日 : 1995年12月22日
公開番号 : 特許公開平9-173054 公開日 : 1997年7月8日
出願人 : 株式会社コスモ総合研究所 外1名 発明者 : 西川 誠司 外1名

発明の名称 : 5-アミノレブリン酸生産菌及びその選抜方法

【解決手段】 光非照射下において光合成色素生産能を有するロドバクター属に属する5-アミノレブリン酸生産菌及びその選抜方法。
【効果】 著量の5-アミノレブリン酸の生産が可能である。

高純度のHMG-CoAレダクターゼインヒビターを得るためのプロセス

2006年06月11日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2000-574092 出願日 : 1999年9月17日
公表番号 : 特許公表2002-526486 公表日 : 2002年8月20日
出願人 : エルイーケー ファーマシューティカル アンド ケミカル カンパニー ディー.ディー. 発明者 : グラヘック,ロック 外2名

発明の名称 : 高純度のHMG-CoAレダクターゼインヒビターを得るためのプロセス

ロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチン、メバスタチン、アトルバスタチン、ならびにそれらの誘導体およびアナログは、HMG-CoAレダクターゼインヒビターとして知られており、抗高コレステロール血症薬として使用されている。それらの大部分は、Aspergillus 、Monascus、Nocardia、Amycolatopsis 、Mucor またはPenicillium 属に属する種として同定された異なる種の微生物を使用する発酵によって製造され、そのいくつかは、化学合成法を使用する発酵生成物を処理することによって得られるか、またはそれらは全化学合成の生成物である。活性成分の純度は、特に薬学的生成物を高血漿コレステロールの治療または予防において長期間服用しなければならない場合に、安全で効果的な薬剤を製造するための重要な因子である。より低い純度の薬剤からの不純物の蓄積は、治療中の多くの副作用を引き起こし得る。本発明は、いわゆる置換クロマトグラフィーを使用するHMG-CoAレダクターゼインヒビターの単離のための新規の工業プロセスに関する。本発明を使用することにより、高収率、より低い製造コストおよび適切な生態バランスで高純度のHMG-CoAレダクターゼインヒビターを得ることができる。

コリネバクテリウムの遺伝子

2006年06月11日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2002-552391 出願日 : 2000年12月22日
公表番号 : 特許公表2004-524827 公表日 : 2004年8月19日
出願人 : 595123069 発明者 : ポンペユス,マルクス 外3名

発明の名称 : コリネバクテリウムの遺伝子

グルタミン酸菌(Corynebacterium gutamicum)由来の新規MPタンパク質をコードする、MP核酸分子と名付けた、単離された核酸分子を記載した。本発明はまた、アンチセンス核酸分子、MP核酸分子を含有する組換え発現ベクター、及び発現ベクターが導入されている宿主細胞も提供する。本発明はさらになお、単離されたMPタンパク質、突然変異したMPタンパク質、融合タンパク質、抗原性ペプチドを提供し、かつグルタミン酸菌(C. gutamicum)からの所望の化合物の生産をこの生物のMP遺伝子の遺伝子操作に基づいて改良する方法を提供する。