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私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

握りこぶしの中に・・・

2019-02-18 09:12:19 | アート・カルチャー
2019年2月18日(月)

「今年初めて加わった5人は、今日は手のクロッキーを描いてね」
「左手をいろいろ描いたら、持ち替えて右手も描いてみて」
「覚えてる? 1年前、手を描くことから始めたよね? うまくなってるかな?」

先週土曜が1年通った絵画教室の屋内での最後の講座。
みんなしんみりとした表情で話を聞いてるみたい。

私以外の4人は黙々といろんなポーズの手を描いていく。
「うまくなってるなあ・・・みんな」 と、心の中でつぶやく。

私もとりあえず左手に水彩筆を持たせて・・・1枚描いた。

1枚描いたら・・・飽きた。
先生は30名の先輩たち1人1人に丁寧な個別指導中だし・・・2枚目を描く気も起きんもんなあ。


「そうだっ! 筆の代わりにタナゴ竿を持たせてみよっ!」 ネリ消しで筆を消してっと・・・

「う~ん? 竿に見えんもんなあ・・・うすく魚でも描いとこっ」

「むむむっ! 漫画やんか。 水平線もくわえるかなあ」

「ますます変になってしもた。島と雲も適当に描きくわえてっと・・・」


「何しょんね! ホンマ馬鹿じゃねえ~。1年間、言うこと1つも聞いとらんしっ!」 

あかんっ! 
「いつから後に立っとったとですかっ! 先生ったらあ~っ!」 とりあえず愛想笑いを浮かべつつ。


3月のスケッチ日帰り旅で、この講座は修了。

筆を持っていくべきか? 竿を持っていくべきか? ・・・思案中。

おっと! 先生へ
「不束者ですが、来年度もよろしくお願い致しますっ!」


エナガとチチブとオナカガモたちに思うこと

2019-02-15 10:01:22 | 汽水釣り
2019年2月15日(金)

最近思った2つの事。

2月12日(火)

用事のついでに野鳥観察へ。
一度気になるとついつい続けて行ってみたくなるのが悪い性分だ。

前日の積雪もあり、エサやりに来る人がいなかったのかな?
広げた手のひらにヤマガラが次々に降りてくる。


かみさんに撮影させると背景にピントがあう。

からっぽのエサ台にも次々と。


さすがにヤマガラばかりじゃね・・・と、少し歩いてみる。

エナガだっ!


じっと近づくのを待つケド・・・警戒はとかないね、コイツら。


私のコンデジではこれが限界。

シジュウカラもコゲラもヒヨドリもツグミも見ることはできた。

でもって、やっぱり野鳥にエサはやらずにおこうと決めた。
ヤマガラばかり優遇してたら、人を警戒して近づかない他の小鳥たちに申し訳ないかも、と思った。
野鳥万能の捲きエサでも売ってれば買うかもしれんケド・・・


2月14日(木)

チチブ3兄弟のすんでる干潟で釣り。
潮が引き大きく干潟が出たとき、排水路のくぼみで毎年3種のチチブ類に会えてた。


ここならボーッと竿を出すだけでは終わらんハズ・・・あらっ? ボッーと竿出すだけになっとるやんか!

魚がおらんのんである。

1時間竿出して、ようやくチチブ1匹。




干潟の魚がすっかり減ってしまった事は、水鳥たちを見てても分かる。

この場所は野鳥観察で有名な場所でもあるのだ。

でも、小魚を食うサギの仲間、ウの仲間がほとんど見られない。
カンムリカイツブリどころかカイツブリもいない。

雑食・藻類食のカモの仲間もずいぶん減ってる。
ヒドリガモやマガモの群れも小さく


オナガガモはもっと少なく


遠くの方でじっと毛づくろい。


ここもしばらく釣りはやめとかんといけんな、と思った。


ゴマフエダイ(銀紋笛鯛)幼魚はゼフィルスのごとく:アヂアヂ台湾お魚旅(51)

2019-02-14 08:31:25 | 夏の台湾の魚たち
2019年2月14日(木)

台湾9日目(8月7日) 南部の小河川の小さなタマリにて

ゴマフエダイ(台湾名:銀紋笛鯛)の幼魚を2尾採集!




しもた! こんなんおるなら釣りすりゃよかった、と思いつつ・・・
体長2cmにも満たないサイズ、釣りではなかなか難しかったやろね。

ガサでは一日の長の友は、最初の川で採ることができず。
口惜しがる様子もまた旅の良き味付けとなるものの・・・撮影の腕は相当格上。


まるでゼフィルス(シジミチョウ)の後翅のような腹ビレは実に美しい。


この美しさは汽水域へと侵入する幼魚のうちだけ。


これも亜熱帯の強い日差しにきらめく浅瀬ではよいカムフラージュになるのかも?

成魚は似ても似つかないお姿になる。
成魚は採ってない(私らのガサでは採れない)ので、ネット検索してみてね。

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オオウナギ(鱸鰻)の子ウナギ :アヂアヂ台湾お魚旅㊿

2019-02-13 10:02:16 | 夏の台湾の魚たち
2019年2月13日(水)

アヂアヂ台湾お魚旅から半年過ぎ、ようやく9日目を迎える。

台湾9日目(8月7日) 

この日は初老ロートルコンビの体力気力にもやさしい南部の小河川をいくつか。

汽水域はこんな感じ


最下流域はこんな感じ


釣りにはなりそうもなく、タモ網を手に
「シラスウナギ採れたよおっ!」


次々と採れる。
タモ網の目をくぐり抜けていくサイズのもかなりいる。
シラスウナギは結構力が強く、ミシン針のように身をピンと固め、抜けていく。

少し上流でガサしてた友は


「オオウナギじゃっ! オオウナギの幼魚じゃっ!」 と大声を放つ。

どうやらロートルコンビの採ったウナギたちは、みんなオオウナギの稚魚・幼魚みたいだ。

私も撮影させてもらって・・・


日本には、ニホンウナギとオオウナギの2種類のウナギがいる。
「タウナギもおるやんかっ!」 なんて言う方はおらんと思うケド
「ウナギという名こそあれ、ウナギの仲間でもなく、さらに在来種でもないのよ」 と応えとこ。


オオウナギは南方系でアジアではもっとも分布が広いといわれる。
台湾でも、もちろん日本でも南西諸島では、ごくごく普通のウナギ。
東京あたりまでは潮流にのってやってくる。

ただ、2m近い大物にもなる。
体にまだら模様もあり、ずいぶん太い。
ちょっとした丸太くらいになる。

食べることを目的に、ニホンウナギばかり見聞きしてる人には「怪物ウナギ」のように見えるかもしれない。
そうすると
「いっちょ怪魚釣り番組でもつくりまひょか?」
「オオウナギ、暴れるし大きいしけったいやし、手ごろでっせ。ちょいと出かけまひょ」
なんてなことで、ワァキャアと騒がしいバラエティー番組にも怪物として登場されたりする。

まあ、水の中のことは見ようとしない限り「何がおるんか見えない」もんな。

さてさて、撮影ご苦労様ということで・・・


国内移入種 『しるこサンド属』2種 初採集!~積雪の日に~

2019-02-12 08:43:04 | B級C級グルメ
2019年2月12日(火)

昨日は積雪。
センダングサぼうぼうの荒れ地も


畑地も


車の屋根にも


1cmほどの雪が積もってた。

瀬戸内の温暖な地域では割と珍しい。
かつてのようにはしゃいで雪遊びする子どもたちの声もなく・・・
私らも魚さんや鳥さんとたわむれる元気もなく・・・
最近近くにできたディスカウントストアへ買い出しへ。

「お~っ! しるこサンドやないの! 初めて見たあっ!」


先日の書籍紹介した『日本全国ご当地スーパー 掘り出しの逸品』で見たヤツだ。
すかさず素手で採集!

従来の生息域:東海地方
原産地:愛知県小牧市
分類:アンコ目コナアンコオカシ科シルコサンド属

東海地方といえば
ウシモツゴ、ネコギギ、トウカイコガタスジシマドジョウ、トウカイヨシノボリなど
固有の淡水魚たちが生息してるケド、いずれも絶滅の危機に瀕してるのである。

そんな中人為的に移動させてるとはいえ、分布を広げてる「しるこサンド属」はお見事だ。
さすが東海地方のアンコ一族は、名古屋中心に力強く生き抜いてる。
アンコ椿なんか恋の花にもなったくらいだ。 (何書いてんだか私も分からん)
ただし、まだまだ定着してるとはいえない。
地域本来の競合種『シガーフライ』を脅かす存在にはなっていないようだ。

再び陳列棚へと放流するか、悩んだが・・・私の口で処理することに。

クラッカーを並べ


そのまんま丸ごと放り込む。

「うまいやないかい!」 クラッカーの方はサクサク、従来品は少し固め。

できれば、東海地域へ出かけた時、新鮮な気持ちで出会いたかったケド・・・
こりゃあ、分布を広げるのも止むを得まいな。

ま、雪の日のひまつぶし。