私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

スッポンを釣る : 下流域のタマリは大混乱!  釣査153種目

2018-04-27 20:04:07 | 爬虫類・両生類
2018年4月27日(金)

明日は早起きして出かける。
ブログを書くかどうかわからないので今日のうちに・・・

一昼夜雨が続いた翌日の4月25日にタマリの様子をかみさんと見に行った。
水が堰をあふれだしていた。


用意していた長靴にはきかえタマリへ。


中空三角錐型の消波ブロック付近から水が流れ込んでいる。
本流との境に生えているアシ付近から水が少しだけど流れ出している。

「タマリに閉じ込められとる魚たちを助けるんじゃなかったん?」
「・・・・・・」
「本流とつながっとるじゃん! 助けんでええじゃん!」
「・・・・・・」
「全然釣れんじゃん! 入れ食いじゃなかったん?」
「・・・・・・」

トホホホホホ・・・形無し面目丸つぶれ者なんである。

よく見ると、流れ出し付近のアシがワサワサ揺れている。
近づくとケモノ道みたいになっている。
さらに、じっと見ていると
「わっちゃあっ! おっきなゲンゴロウブナの群れがのぼってきちょるどおっ!」

そう、このタマリのまわりのアシを産卵場にしようとしているのだ。

30cmを越えるメスをめぐってオスたちの追いかけっこがアッチでもコッチでも。
タマリの水温も下がったし、こんな大運動会をしてるんじゃ釣りにはならん。

「水に戻りんさい。コッチ行ってもダメやけんね」
かみさん、消波ブロックにのりあげパニックってるゲンゴロウブナの救出作戦を始めた。

一方、私は
「うまいこと吸いこまんかな?」と、アシまわりで糸を垂らした。

「あかんっ! また根がかりやっ!」

「・・・んっ? 少し動いたどっ!」
何かわからんが動く地面か平たい板にひっかかってる感じなのである。

と、突然深みへと糸が走り始めた!

「淡水エイかいっ? タイの巨大エイのプラークラーベンかいっ?」
「かあさ~んっ! 来てくれいっ!」

長い長~いヤリトリの末に姿が見えてきた。


「スッポンじゃあ! カメラ出して! カメラ!」


「上げると糸が切れるけえ、竿持ってじっと支えとってよ」 バケツでそっとすくった。


これまでミシシッピアカミミガメもクサガメも釣り上げたのはかみさん。
このスッポンでやっと一矢報いたわい。

砂の上に出し、足で軽く踏んづけハリを引っ張ってはずす。 (3mmほどの金袖1号じゃもん)


「さ、撮影しよ」 甲長20cmほどである。


「どっひゃあっ! 逃げよるがっ! カメラが追いつかんっ!」


脱亀のごとく、もといっ! 脱兎のごとく水中へと駆け込む彼であった。

半世紀を越える釣り歴なのだが
タナゴ竿でスッポンを釣ったのは初めてのこと。

はしゃぎまわったのが、何げに恥ずかしい。

こんなオッサンにつきあうかみさんもどうかしてるわなあ。
コメント (4)
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カワヒガイ・ムギツク : 下流域のタマリで再釣査

2018-04-27 07:31:11 | 淡水釣り
2018年4月27日(金)

退職してから釣り三昧の日々が続く。
どうしてもネタが増え、内容が遅れがちになっちゃう。

さて、4月23日のこと。
下流域にある油膜の浮いた赤茶けたタマリ。

閉じ込められている魚たちが気になる。
特に、ミナミメダカ。
環境省の絶滅危惧指定種でもある。
絶好の移動ポイントもすぐ上流にある。

タイリクバラタナゴ用仕掛けをさらに極小に改良。
2時間ほど出かけた。

エサは、よりすぐり極小ミミズ・黄身ネリ・グルテン。

ミナミメダカたちはすぐに寄ってきてつつこうとするではないかっ!

どうなったと思う?

アワセのタイミングに集中してると
突然、極小オイカワ軍団が現れ、エサに襲いかかるのであった。
メダカより小さいが、口は大きいもんなあ。

大失敗なのである。

普段のタナゴ竿に変え、いつもの釣りへ。

前回と同じくゴクラクハゼとタモロコが次々釣れる。

突然、カワヒガイが釣れた。


こんなところにおったんかいっ!

撮影をあわてたためボケボケ写真じゃわ。


このブロク開設1種目の魚で、当時の写真がヘタクソのまま。
釣査図鑑①に追加しよっと。

ムギツクの成魚まで現れた。


おいおいっ! 
こんなところにおったんかいっ! ×3乗くらい驚いたぞ!


コイツもブログ初期にわざわざ上流域まで足を伸ばして釣った魚。
写真もひどすぎるので、釣査図鑑①に追加。

いろいろ出てくるわ。
タモ網ガサガサでは太刀打ちできないタマリで
あらためてこの釣りが効果を発揮する場面となったじゃないかっ!

もっと確かめてみんといけん。

撮影し、本流の緩やかな流域へ放ち、釣り再開。

と、モゾモゾと小さなアタリにあわせると強いヒキ。
ブロックの間に何度も逃げ込もうとするのをやんわりといなしつつ耐えに耐え・・・

何者じゃいっ!

ブルーギル成魚だった。


婚姻色が出始めとるのも含め、連発。


コイツが釣れると
移入時から現在までの経緯と拡散のことが脳裏に浮かび、哀しくなってしまう。

釣りを楽しむ人たち、みんな一度はその辺のところ詳しく調べてみてと切に願うのである。

持ってってたミミズ10匹を使い切ったところでこの日は終了。





コメント (6)
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