私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

弾丸釣り: 格安バスツアー中に・・・何やってんだかシリーズ③

2018-04-03 16:39:12 | 淡水釣り
2018年4月4日(水)

3日前の4月1日(日)に参加した格安バスツアーのお話。

懲りないかみさんが「再退職記念」として申込んでいた。

早朝に出発したバスは西日本最大の梅林へ。


梅の花はほぼ終わってた。

それよりも道端に咲いてたノジスミレかタチツボスミレか分からんスミレ類がお気に入り。


バスは一路、鳥取砂丘へ。


小高い丘の観光センターで昼食を食べながら眺める。
買い物する気にもなれず、海までも遠く、ウロウロと時間をつぶす。

続いて倉吉市の「白壁土蔵群」の自由散策、55分。


いよおっ! 待ってました!

下調べをしていたのである。
倉敷市の観光地のような水路があること
倉敷市の観光地と違って釣り禁止ではないこと をね。

ガイドのおすすめコースなんて聞いちゃいない。
配られた案内図のもと、一目散に町外れへ。


「父さん、魚おるよっ!」


「ほんまじゃっ! ここで竿出すでっ!」

目視ではコイ・フナ類・オイカワが・・・・・・
タナゴ類が出てきてもおかしくない場所だ。

「万が一、鳥取県で採取禁止・条例違反のミナミアカヒレタビラが釣れたらどうしよ?」
無駄な妄想に胸をときめかせしながら・・・・・・

フナ類が釣れた。


撮影してると、アジア系外国人観光客の群れがやってきた。

「コレ、食ベマスカ? 食ベマセンカ?」
「コレ、食ベマセン。写シタラ逃ガシマス」 あかんっ! こっちまでカタコトになる。

「ナゼ、食ベマセンカ? オイシクナイデスカ?」
「食べませんよ。逃がしますからね」
「釣レマスカ? 釣ッテミセマスカ?」
「・・・・・・」

うるさいのうるさくないの。 
(どっちなんな?)
(あっ、うるさいんです。) という定番をかませておいてっと。

こんな時に限って、体長8cmほどの大きなイトモロコが釣れた。


十数人はいた外国人観光客からの歓声と拍手とエールを浴びることに・・・・・・

「ええいっ! めんどくさい」 私は両手を挙げて笑顔で応じた。 (楽しんどるがな)

さらに小さなコイを釣った。


老眼ゆえにフナ類だと思い、イトモロコとともに観察ケースへ入れてもうた。
(この間にかみさんも2匹のイトモロコを釣っていた)

「ええいっ! 時間がない。そのまんま撮影じゃっ!」



写真左: 左手に注目! 今回使用した旅釣り専用小型注射器に黄身ネリを詰めてる
その隣: 右手に注目! 旅釣り用に準備した宇崎日新「たなごころ8尺」で釣ったフナ類
その隣: フナ類と間違えて邪険に扱いそうになったコイ(Carp)様
写真右: コウライモロコかと思ってしまった大きいイトモロコ

ま、この辺にしとかんとバスに遅刻してしまうぞ。

みなさん、古き街並みの景観に満足して談笑しておられる。
私たちも釣り上げた3種の魚に満足して会話がはずむ。

次は三朝温泉。65分も休憩がある。


そばに流れてる三徳川のポイントを見て歩く。
突然フラッシュバック。思い出したぞ。
「そういやあ、十数年前にも同じことしたなあ。全然おらんかったわ」

河原のぬるい足湯に浸かり、すがすがしい空気や景観を目で釣る。


「せっかく鳥取まで行っときながら何やってんだか・・・」
「観光ツアーに参加しながら何やってんだか・・・」 と思われるかもしれないが

私はそうは思わないのである。

ツアーの有効利用として、オリジナルオプションを付け加えた分お得なのである。

ポケットにタナゴ竿(私は書道の筆入れをケースにしてる)と注射器をしのばせる
お気楽旅なのであった。


コメント (4)
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モクズガニ : ひなた3尺を・・・何やってんだかシリーズ②  釣査149種目

2018-04-03 06:39:59 | 昆虫以外の節足動物
2018年4月3日(火)

(緊急特番につき、予定を変更してお送りします)

昨日用事をすませてから釣りに行ったぞ。

もちろん大潮の満潮にあわせてだ。
そうしないと波止から海面までタナゴ竿が届かなくて、
腰が痛くなるからだ。   (長い竿使えばええのにね)

シロメバルとオウゴンムラソイをねらって釣った。


特にシロメバルはそこそこのサイズなので丁寧に撮影。


かみさんはこのところ不調、何度もアワセに失敗。

小さなアイナメ1匹ダケ。


ちゃんと記録に残してやるぞ。
私は優しく寛容だからね。

潮がどんどん引きはじめ、釣りにならなくなってきた。

かといって、イソゴカイを余らせてもいけないし
クサフグくんを相手にしてもゴカイだけでなく、ハリまで食い切ってしまうから・・・

新規開拓じゃ~っ! と、小さな河川の河口域へ・・・
アシシロハゼには早いかなあ・・・
アベハゼでもおらんかなあ・・・と
釣りができそうなポイントにたどり着き、川面を覗く。

「わ、わっ、わっちゃ~! 何じゃ~こりゃ~!」
何と水深50cmの壁面にビッシリとモクズガニがついとるではありませんか!


あまりに足元だ。

どうやらこの冬、産卵のために海に下った連中のタマリ場になっとるみたい。

かみさんは180cmの竿しか使わないが
私はこんな時のためにダイワの「ひなた3尺」なんかも積んでいる。
以前、退職祝いに頂いたものだ。
タイリクバラタナゴ専用にしているもので
もちろんモクズガニなんぞ釣ったことがない。

ま、折れても悔いはない。

かみさん、すぐ食いつくも釣り落とす。 ウプッ ウプププ・・・○○の不幸は蜜の味~!

私は小さなヤツにねらいをつけて・・・

ウワアッ! 
すき間から突然チチブが食いついたあ・・・

かくしてモクズガニくんとの闘いの前に
前座のチチブくんとの終わりなき闘いが始まるのである。

たま~にゴカイに食いついてもモクズガニくん持ち上げられない。
うまく岩場からひっぺがし、持ち上げてもポットンッ!

かみさんがあきらめて車へと行きかけたとき
私に妙案が浮かんだ。

まず、モクズガニ軍団前座のチチブくんを釣る。

そのチチブくんを今度はコッチ側のスパイとして送り込む。

な、なっ、何とモクズガニくんの非情極まりないこと。 (オッサン 非情はアンタやがな)
イソゴカイの時とはまったく違って
全身というかすべての足をふるわせてチチブくん確保にやっきになられるのであった。

そのときの修羅場は・・・(自主規制させていただきます)・・・

ま、左のハサミでチチブをはさみ、右のハサミに道糸がからみ・・・
足をばたつかせたために足場が不安定になったモクズガニくんを


ひっこぬくように見事に釣り上げたのであった。

あらっ? よく見たらモクズガニさん(メス)やんか。 (かみさん撮影)

「5000円もする3尺タナゴ竿で何やってんだか・・・」
「ええ年こいて何やってんだか・・・」 と思われる人もいるだろうが・・・

私もそう思う。

そう思うが、今回知恵しぼった分、ちょっぴりうれしいぞ。
タナゴ竿での149種目。 ワーイ!








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